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「地蔵のこころ日本人のちから」玄侑宗久 佼成出版社 2012年 ③(最終) /「大人の思考ノートのつくり方」深谷圭助 宝島社 2010年【再々掲載 2017.4】 [読書記録 宗教]

今日は8月29日、木曜日です。


今回は、8月26日に続き、玄侑宗久さんの
「地蔵のこころ日本人のちから」の紹介3回目 最終です。



出版社の案内には、

「第1話『お地蔵さま』・第2話『両行』・第3話『禅における私の成り
立ち』として、〝日本という国の禅〟の在り方を玄侑氏独自の視点か
らひも解き、読者に平易に伝えていく一冊。現代の日本人の日常生活
 に沿った、魅力ある内容になっています。」

とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「古事記の中で最多用は『生る』。生ったものだけを採集して暮らし
ているうちは平和だった」


・「すべての矛盾が日本人にとっては経糸と横糸になる 
- ルース・ベネディクト}


・「人間が観察すると粒子として現れ、観察していないと波動となる。
  『この相補性の考え方が教育や文化の世界で利用されてほしい』 
- ボーア」


・「両行。相補性。正反対のものが正反対のものを成り立たせている。
ブツブツ泡立っているような濁った湿地に生えているから蓮はす
  ばらしい」



もう一つ、再々掲載になりますが、深谷圭助さんの
「大人の思考ノートのつくり方」を載せます。


大雨のため何となく暗くなりがちなここ数日でした。
農作業ができないため、散髪に出かけました。
一時間で気分も明るくなりました。




☆「地蔵のこころ日本人のちから」玄侑宗久 佼成出版社 2012年 ③(最終)

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◇両方を見据えて中の道を歩く(2)

□序列のない平和  
  序列がない
    種類はあっても序列はない 序列が無くても個別性だけはある
    それが日本人の「ものの見方」の基本をなしている
                |                         
殺人は弥生時代から  
    古事記の中で最多用は「生る」 
    生ったものだけを採集して暮らしているうちは平和だった
         ↓  
  ストックされて荷物になると争いも起こった 
    

□自然からロゴスへ                                 
ギリシャ  
    一番最初の哲学のテーマはフェシス 
     = 自然・根源 語源は「生る」        
  ソクラテスの死後 
    プラトンが10年ほど行方不明
      |          
    ピタゴラス教団に入っていた 数学・宇宙

プラトン イデアの観念
イデア
     = どんなに一つ一つのものが変化しても変わらない本質が
      あるという考え方
↓(アイデアのもと)
フェシス 
      ピュシスという考え方が衰える

善悪など言葉により普遍性をもってしまう
イデアという土台 
     - それを象徴するのが神(絶対的)


□実相 - 見たいものしか見えない
日本人は虹を七色に見る
両方
   - 善は急げ と 急がば回れ


□矛盾を感じない日本人
「すべての矛盾が日本人にとっては経糸と横糸になる」
                    ルース・ベネディクト

 
□粒子か波動か - 物理学の最先端 
ニールス・ボーア 
    「ミクロな世界では粒子であるときとそうでないときがある」
   ↓↑
アインシュタインは反対したが今は明らかに
人間の脳が粒子を求めている
人間が観察すると粒子として現れる 
      - 観察していないと波動
ボーアの説では最小になるとものがなくなり波動となる
相補性
ボーア
  「この相補性の考え方が教育や文化の世界で利用されてほしい」


□相補性の国「ニッポン」
東の薬師如来と西の阿弥陀如来
知と愛


□「色」に真剣に向き合う
色即是空と空即是色
仏教は相補性に満ちている


□釈迦にあっては釈迦を殺せ
絶対視してはいけない


□煩悩は邪魔者か
両行  相補性
正反対のものが正反対のものを成り立たせている

 ブツブツ泡立っているような濁った湿地に生えているから蓮はす
  ばらしい


□伝統と格式の極で生まれるもの
  両忘  
   - 「不二」の心
両行
   「荘子」
相補性 
    ニールス・ボーア  「善は急げ」+「急がば回れ」
不二 維摩


□両方を見据えて真ん中を歩く
「今日できることを明日に延ばすな」+「明日できることを今日するな」
= 両方ないといけない
 精粗の見方



◇禅における「私」の成り立ち -私についてよく知る-
禅の究極の目的は「私」についてよく知ること
自分 = 自然の分身
  状況と働きによって名前を変えた日本人 
    やった仕事で名前を変える
 「わたくし」という病
 パーソナリティと個性
 ユダヤ教とイスラム教
 からっぽの「からだ」
 ひょういという優しい捉え方
 風流とは人柄のこと
 「わたくし」という現象






☆「大人の思考ノートのつくり方」深谷圭助 宝島社 2010年【再掲載 2017.4】

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◇読解力って何だろう
□定義
 「読解力とは自らの目標を達成し自らの知識と可能性を発達させ、効
  果的に社会に参加するために書かれたテキストを理解し利用し熟考
  する能力である」 PISA 

□PISA 
 3つの力 
  ① 科学的リテラシー 
  ② 読解リテラシー 
  ③ 数学的リテラシー
 「テキストの利用」
   「テキストの熟考」
 連続型テキスト 
   ・物語 ・解説 ・記述 ・議論説得 ・指示 ・グラフ ・表  
   ・図  ・地図 ・書式 ・宣伝                
 非連続型テキスト

□日本式読解力の落とし穴 
  ① 教科書を用いた学習への固執(受け身)
 ② 道徳的見地 批判的リテラシーも大切

□読解の目的 
  ① 私的な目的 
  ② 公的な目的 
  ③ 職業的目的
  ④ 教育的目的
※ 与えられたテキストだけでなく

□国語が苦手でも読解力は伸びる

□情報収集の3つの手段  
  ① 辞書・事典から探す
  ② はてなメモ
      外部の人的情報ソースをもつ
③ インターネットで調べる


◇「思考ノート」をつくる
□ノート 
  B5「コクヨキャンパスノート」 
  ノートカバーを

□メモ帳 
  ページをとってノートにはる
  「ロディアのブロックメモ」

□ペン  
  万年筆 モンブラン 149 146
 ラミー2000 4色ボールペン 
  カラングリシュのシャープペン

□のり  
  コクヨ・ドット・ライナー・スタンプ

□付箋  
  空き缶に入れる

□デスクマット 
  革製

□1日3個のはてなメモを
  ① ?
 ② ?
  ③ ?
  ※ はって まとめる


◇「愛読書ノート」
□自分の読んでいる本に文字

□ジャンル 
  ①トレンドとなるジャンルから
②「?」観点から

□勇気をもってオリジナルカラーを

□一元化
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