「脱 教育ポピュリズム宣言」新堀通也 明治図書 2002年 ② /「たどり来し道」会田雄次 新潮社 1996年 ③(最終)【再掲載 2014.11】 [読書記録 教育]
10月11日金曜日です。
今回は、10月3日に続き、新堀通也さんの
「脱 教育ポピュリズム宣言」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもにおもねる大人、叱れない教育の結果、どんな子どもが生まれ
たか。自己中心主義で甘えが目立ち、耐性喪失。ここから脱出する道
を示す。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「甘言を黙認する者が増え、上が下から突き上げられる時代と
なった」
・「価値観が多元化し価値判断の違いが生まれた。それにより、自信を
もって叱れない社会的風潮となり、『叱れない教育』に結びついた」
・「しつけの崩壊。親は子どもを腫れ物扱い、宝物扱い、ペット扱いす
るしつけ不在。近隣関係の欠如し学校中心の社会となったことによ
るしつけ不要。しつけ論、肯定論と否定論、分担論と共同論により
しつけ不安」
・「アレクサンダー・ミッチャーリヒ のいう『父親なき社会』になっ
ているのではないか」
もう一つ、再掲載になりますが、会田雄次さんの
「たどり来し道」③を載せます。
☆「脱 教育ポピュリズム宣言」新堀通也 明治図書 2002年 ②
<子どもへの迎合>
◇子どもにおもねる大人
世代の断絶
社会的風潮
上がしたから突き上げられる時代
お上←下々 上役←部下 中央←地方
エリート←大衆 先輩←後輩 男性←女性
◎甘言を黙認する者の増加
チャイルドパワー
子ども 純真・素朴 → 早熟 知・体
◎子どもによる大人への脅迫
←大人 ※ 事なかれ主義「見て見ぬふり」
◇「叱らない」のか「叱れない」のか
「叱る」主体の研究の乏しさ
「叱れない教育」の原因
価値判断の違い
~ 価値の多元と対立
自信をもって叱れない
「気の短い子ども」と「気の弱い大人」
↓
◎「叱れない教育」が「叱らない教育」という理論によって正当化
+ 昔からの子どもを大切にする伝統
◇しつけの崩壊
しつけ不在
変動社会
親は子どもを腫れ物扱い、宝物扱い、ペット扱い
しつけ不要
近隣関係の欠如
学校中心の社会
しつけ不安
しつけ論 肯定論と否定論 分担論と共同論
◇甘やかし
主観的社会の重要性 - 仮想現実の子どもたち
① 甘やかし、過保護
自己主張、責任追及
←→ 自己抑制 自己反省 寛容 感謝 独立心
自助 耐孤独 耐性 頑張り精神 責任感
ミッチャーリヒのいう「父親なき社会」
のれんに腕押しの世界
モデルがない
② 例外としての入試
しかし真の目標にはなっていない → 弱体化
③ あら探しの風潮
どの主張がよいのか分からなくなっている
☆「たどり来し道」会田雄次 新潮社 1996年 ③(最終)【再掲載 2014.11】
[出版社の案内]
志を消失し、金権万能の信者になった政治家。醜悪な馬脚を現した経済
界。呆然自失の国民。もはや、日本は国家ではなくなったのか…。この
衰亡を食いとめることは出来るのか。今こそ歴史家の言葉に耳傾ける時
が来た。
◇戦後日本及び日本人
変わるものと変わらないもの
家康の変化
本質を露呈
日本人の精神構造は貧しい百姓根性のまま
→ それが小金持ちになっただけ
衰退の道を辿る虚妄の戦後日本
戦後日本は「成金矮小国」
見よ,この輝きない若者の顔を!
敗戦は亡国
戦後マスコミ・日教組・労組
= 戦争できない代償
失ったもの
志・矜持・誇り・自立の精神
「男のための女」論
女性は清純そのもの?
- 一途でひたすらな存在?
飽食の生んだ飢餓精神
◇日本への遺言
戦後日本の国際行動の不当・無責任さ
= 国際的視野を欠く狭量,独善,無思慮,利己
問題点
① 一国の行動の正否については,国際的にその判断が国によっ
て根本的に違う。
② 湾岸戦争時の日本の行動
心情・道義,感傷の問題ではない → 石油の問題
大金出すも軽侮される - 威圧的謝罪と補償要求
(= ケチで臆病な成金高利貸し)
昭和52(1977)年9月28日
日本赤軍 日航機ハイジャック事件
= 危機管理能力の欠如
◎ 国内治安が良いというのはただ国民がおとなしいから
首相は自決すべきだった
昭和20年代~30年代
日教組・マスコミ 東京裁判史観
= マルキシズムないまぜの日本罪悪史観教育
小野田少尉
「自分がずっと交戦中と誤認したのは,ラジオを聴いても天皇
が健在で国内巡遊中という事実。負けたらそんなことはあり
えない。」
= 天皇が責任をとらなかった
敗戦・惨敗の責任?
明確でない戦犯などを旧敵国から追求される一方,
国民に対する重大な責任を問われない(日本国から)
◎ 真の責任を問われない国
◎ 日本人による裁判があるべきだった
= 敗戦の責任
戦犯者の声
「俺たちはこんな姿の平和と繁栄などを願って死んでいっ
たのではない」
今回は、10月3日に続き、新堀通也さんの
「脱 教育ポピュリズム宣言」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもにおもねる大人、叱れない教育の結果、どんな子どもが生まれ
たか。自己中心主義で甘えが目立ち、耐性喪失。ここから脱出する道
を示す。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「甘言を黙認する者が増え、上が下から突き上げられる時代と
なった」
・「価値観が多元化し価値判断の違いが生まれた。それにより、自信を
もって叱れない社会的風潮となり、『叱れない教育』に結びついた」
・「しつけの崩壊。親は子どもを腫れ物扱い、宝物扱い、ペット扱いす
るしつけ不在。近隣関係の欠如し学校中心の社会となったことによ
るしつけ不要。しつけ論、肯定論と否定論、分担論と共同論により
しつけ不安」
・「アレクサンダー・ミッチャーリヒ のいう『父親なき社会』になっ
ているのではないか」
もう一つ、再掲載になりますが、会田雄次さんの
「たどり来し道」③を載せます。
☆「脱 教育ポピュリズム宣言」新堀通也 明治図書 2002年 ②
<子どもへの迎合>
◇子どもにおもねる大人
世代の断絶
社会的風潮
上がしたから突き上げられる時代
お上←下々 上役←部下 中央←地方
エリート←大衆 先輩←後輩 男性←女性
◎甘言を黙認する者の増加
チャイルドパワー
子ども 純真・素朴 → 早熟 知・体
◎子どもによる大人への脅迫
←大人 ※ 事なかれ主義「見て見ぬふり」
◇「叱らない」のか「叱れない」のか
「叱る」主体の研究の乏しさ
「叱れない教育」の原因
価値判断の違い
~ 価値の多元と対立
自信をもって叱れない
「気の短い子ども」と「気の弱い大人」
↓
◎「叱れない教育」が「叱らない教育」という理論によって正当化
+ 昔からの子どもを大切にする伝統
◇しつけの崩壊
しつけ不在
変動社会
親は子どもを腫れ物扱い、宝物扱い、ペット扱い
しつけ不要
近隣関係の欠如
学校中心の社会
しつけ不安
しつけ論 肯定論と否定論 分担論と共同論
◇甘やかし
主観的社会の重要性 - 仮想現実の子どもたち
① 甘やかし、過保護
自己主張、責任追及
←→ 自己抑制 自己反省 寛容 感謝 独立心
自助 耐孤独 耐性 頑張り精神 責任感
ミッチャーリヒのいう「父親なき社会」
のれんに腕押しの世界
モデルがない
② 例外としての入試
しかし真の目標にはなっていない → 弱体化
③ あら探しの風潮
どの主張がよいのか分からなくなっている
☆「たどり来し道」会田雄次 新潮社 1996年 ③(最終)【再掲載 2014.11】
[出版社の案内]
志を消失し、金権万能の信者になった政治家。醜悪な馬脚を現した経済
界。呆然自失の国民。もはや、日本は国家ではなくなったのか…。この
衰亡を食いとめることは出来るのか。今こそ歴史家の言葉に耳傾ける時
が来た。
◇戦後日本及び日本人
変わるものと変わらないもの
家康の変化
本質を露呈
日本人の精神構造は貧しい百姓根性のまま
→ それが小金持ちになっただけ
衰退の道を辿る虚妄の戦後日本
戦後日本は「成金矮小国」
見よ,この輝きない若者の顔を!
敗戦は亡国
戦後マスコミ・日教組・労組
= 戦争できない代償
失ったもの
志・矜持・誇り・自立の精神
「男のための女」論
女性は清純そのもの?
- 一途でひたすらな存在?
飽食の生んだ飢餓精神
◇日本への遺言
戦後日本の国際行動の不当・無責任さ
= 国際的視野を欠く狭量,独善,無思慮,利己
問題点
① 一国の行動の正否については,国際的にその判断が国によっ
て根本的に違う。
② 湾岸戦争時の日本の行動
心情・道義,感傷の問題ではない → 石油の問題
大金出すも軽侮される - 威圧的謝罪と補償要求
(= ケチで臆病な成金高利貸し)
昭和52(1977)年9月28日
日本赤軍 日航機ハイジャック事件
= 危機管理能力の欠如
◎ 国内治安が良いというのはただ国民がおとなしいから
首相は自決すべきだった
昭和20年代~30年代
日教組・マスコミ 東京裁判史観
= マルキシズムないまぜの日本罪悪史観教育
小野田少尉
「自分がずっと交戦中と誤認したのは,ラジオを聴いても天皇
が健在で国内巡遊中という事実。負けたらそんなことはあり
えない。」
= 天皇が責任をとらなかった
敗戦・惨敗の責任?
明確でない戦犯などを旧敵国から追求される一方,
国民に対する重大な責任を問われない(日本国から)
◎ 真の責任を問われない国
◎ 日本人による裁判があるべきだった
= 敗戦の責任
戦犯者の声
「俺たちはこんな姿の平和と繁栄などを願って死んでいっ
たのではない」
以前病院で大騒ぎをしているお子さんがいて親御さんは無関心でした。
叱られず育った子供は成人式の日に人に成れるのかと感じました。
by t-yahiro (2024-10-12 00:13)
おはようございます。
>「俺たちはこんな姿の平和と繁栄などを願って死んでいったのではない」
心が痛いです。
by 安奈 (2024-10-12 05:23)
t-yahiroさん ありがとうございます。
発達障碍のお子さんもいるので一概には言えないのかもしれませんが、
病院だけに保護者の方の配慮は求めたいですね。
by ハマコウ (2024-10-12 06:53)
安奈さん ありがとうございます。
いい国になったなあの声にしたいですね。
小野田さんの言葉が心に残ります。
by ハマコウ (2024-10-12 06:57)