「『本が売れない』と言うけれど」永江朗 ポプラ社 2014年 ① /「教師が使えるカウンセリングテクニック80」諸富祥彦 図書文化社 2014年 ⑦【再掲載 2016.7】 [読書記録 一般]
今日は10月19日土曜日です。
今回は、永江朗さんの
「『本が売れない』と言うけれど」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「ギモン1 本を読む人は本当に減っている?
ギモン2 売れていないなら、どうして出版関係者は忙しい?
出版不況といわれる現在、本はたしかに『売れなくなった』。商い
不振で暇になるかと思いきや、本に携わる人たちは、ますます忙しい。
日本の読書は、本は、どこへ向かうのか? 日本独自の流通システム、
変わる書店の形、ネットの世界との関係性など、出版業界のこれまで
を振り返り、読み手と本をつなぐ新たな出会いの形を模索する。
本は誰かに読まれて初めてその存在の意味を持つ。出版社も書店も
取次も、『本』を『読者』に手渡すためにある。
著者が10 年かけて書いた本が、書店の店頭から1週間で姿を消し、
多くの読者が知らないうちに断裁されパルプになってしまう状況は、
『本』と『読者』のためになっているだろうか。 ――本文より」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『屋』のつく小さな店はどんどん姿を消している
消費のあり方が変化しているから」
・「2000年、大規模小売店舗法(旧大店法)が大規模小売店舗立地法(新
大店法)に」
・「店Aでなく書店Bを選ぶ理由は、読者にとってどうなのか、アイテム数、
並べ方、雰囲気 店員の態度」
もう一つ、再掲載になりますが、諸富祥彦さんの
「教師が使えるカウンセリングテクニック80」⑦を載せます。
☆「『本が売れない』と言うけれど」永江朗 ポプラ社 2014年 ①
◇プロローグ
村上春樹
カルト的作家 → 「ノルウェイの森」から一気に!
◇日本の書店がアマゾンとメガストアだけになる日
「街の本屋」が消えていく
30年で8店 → 3店(世田谷区)自由が丘
「あの店はこの春で閉めてしまいました」
歩いていけるところに本屋がない
→ 図書館のみに
八百屋 肉屋も本屋も
2001年 21000店
→ 2014年 14000店 3割減(アルメディア)
「屋」のつく小さな店はどんどん姿を消している
= 消費のあり方が変化している
書店Aでなく書店Bを選ぶ理由
視点「読者にとってどうなのか」
アイテム数 並べ方 雰囲気 店員の態度
品揃えと配本の問題
配本の優先順位 ~ 取次
→ 仕入れたいだけ仕入れる書店も!
新刊は一年間に8万点 = 1日に300点
→ 1980年代 専門店
→ やめてしまったところが多い
2000年 大規模小売店舗法(旧大店法)
→ 大規模小売店舗立地法(新大店法)
メガ書店の増加
ジュンク堂書店
紀伊國屋書店
丸善
ブックファースト
リブロ
勝本書店
フタバ書店(ローカルチェーン)
30万都市にメガ書店(1000坪)ができる時代
旭川市(35万人)
ある確率が高いメガ書店に!
書店組合の弱体化
書店組合 70年代 ブック戦争 ~ 大きな力
出展調整が当たり前だった時代
現在4000店強の組合員
5冊に1冊はアマゾン?
読者にとっての利便性とは 品揃え
リアル書店になければアマゾンに
アマゾンの魅力
~ 他人にふれあわずにすむ
大型店が導入している検索機に注文機能を付ける!
本が無限にあると思わせる場所
10冊の内8冊はリアル書店で売れている = 可能性
☆「教師が使えるカウンセリングテクニック80」諸富祥彦 図書文化社 2014年 ⑦【再掲載 2016.7】
◇保護者対応
67 発達障害の子供をもつ保護者に関わるときには、いきなりのだめ
出しは禁物。
「○○君、かわいいですね。私大好きなんですよ」と伝えることで
初めて保護者とつながることができる
68 保護者対応でメンタルヘルスを崩す教師が急増中。教師の人格と
メンタルヘルスを守るため
① 自宅の電話番号、携帯電話の番号、住所は伝えない
② 必ず複数のチームで対応する
この二つを徹底しよう
69 保護者対応は「言った 言わない」の応酬になりがち。これを防ぐ
ために必ず複数の教員チームで対応すること。
70 クレーマー保護者には
① 来校をねぎらう
② 来校者+1の人数
③ お茶とお菓子を用意する
④ 丁寧に傾聴する
クレームを付ける人
=「自尊感情の傷つき」+アグレッション(攻撃性)
→ 何かの行動をお願いするように促されると し始める
71 保護者対応は初動が肝心。
謝るべき点は最初に明確に謝罪すること。
できもしないことをできるかのように伝えるのは厳禁です
× 一人で抱え込む
× あいまい
72 保護者に好かれる教師になるポイントは3つ
① 子どもウォッチング
学級ウォッチング
② まめな対応
③ さわやかで気さくな雰囲気
今回は、永江朗さんの
「『本が売れない』と言うけれど」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「ギモン1 本を読む人は本当に減っている?
ギモン2 売れていないなら、どうして出版関係者は忙しい?
出版不況といわれる現在、本はたしかに『売れなくなった』。商い
不振で暇になるかと思いきや、本に携わる人たちは、ますます忙しい。
日本の読書は、本は、どこへ向かうのか? 日本独自の流通システム、
変わる書店の形、ネットの世界との関係性など、出版業界のこれまで
を振り返り、読み手と本をつなぐ新たな出会いの形を模索する。
本は誰かに読まれて初めてその存在の意味を持つ。出版社も書店も
取次も、『本』を『読者』に手渡すためにある。
著者が10 年かけて書いた本が、書店の店頭から1週間で姿を消し、
多くの読者が知らないうちに断裁されパルプになってしまう状況は、
『本』と『読者』のためになっているだろうか。 ――本文より」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『屋』のつく小さな店はどんどん姿を消している
消費のあり方が変化しているから」
・「2000年、大規模小売店舗法(旧大店法)が大規模小売店舗立地法(新
大店法)に」
・「店Aでなく書店Bを選ぶ理由は、読者にとってどうなのか、アイテム数、
並べ方、雰囲気 店員の態度」
もう一つ、再掲載になりますが、諸富祥彦さんの
「教師が使えるカウンセリングテクニック80」⑦を載せます。
☆「『本が売れない』と言うけれど」永江朗 ポプラ社 2014年 ①
◇プロローグ
村上春樹
カルト的作家 → 「ノルウェイの森」から一気に!
◇日本の書店がアマゾンとメガストアだけになる日
「街の本屋」が消えていく
30年で8店 → 3店(世田谷区)自由が丘
「あの店はこの春で閉めてしまいました」
歩いていけるところに本屋がない
→ 図書館のみに
八百屋 肉屋も本屋も
2001年 21000店
→ 2014年 14000店 3割減(アルメディア)
「屋」のつく小さな店はどんどん姿を消している
= 消費のあり方が変化している
書店Aでなく書店Bを選ぶ理由
視点「読者にとってどうなのか」
アイテム数 並べ方 雰囲気 店員の態度
品揃えと配本の問題
配本の優先順位 ~ 取次
→ 仕入れたいだけ仕入れる書店も!
新刊は一年間に8万点 = 1日に300点
→ 1980年代 専門店
→ やめてしまったところが多い
2000年 大規模小売店舗法(旧大店法)
→ 大規模小売店舗立地法(新大店法)
メガ書店の増加
ジュンク堂書店
紀伊國屋書店
丸善
ブックファースト
リブロ
勝本書店
フタバ書店(ローカルチェーン)
30万都市にメガ書店(1000坪)ができる時代
旭川市(35万人)
ある確率が高いメガ書店に!
書店組合の弱体化
書店組合 70年代 ブック戦争 ~ 大きな力
出展調整が当たり前だった時代
現在4000店強の組合員
5冊に1冊はアマゾン?
読者にとっての利便性とは 品揃え
リアル書店になければアマゾンに
アマゾンの魅力
~ 他人にふれあわずにすむ
大型店が導入している検索機に注文機能を付ける!
本が無限にあると思わせる場所
10冊の内8冊はリアル書店で売れている = 可能性
☆「教師が使えるカウンセリングテクニック80」諸富祥彦 図書文化社 2014年 ⑦【再掲載 2016.7】
◇保護者対応
67 発達障害の子供をもつ保護者に関わるときには、いきなりのだめ
出しは禁物。
「○○君、かわいいですね。私大好きなんですよ」と伝えることで
初めて保護者とつながることができる
68 保護者対応でメンタルヘルスを崩す教師が急増中。教師の人格と
メンタルヘルスを守るため
① 自宅の電話番号、携帯電話の番号、住所は伝えない
② 必ず複数のチームで対応する
この二つを徹底しよう
69 保護者対応は「言った 言わない」の応酬になりがち。これを防ぐ
ために必ず複数の教員チームで対応すること。
70 クレーマー保護者には
① 来校をねぎらう
② 来校者+1の人数
③ お茶とお菓子を用意する
④ 丁寧に傾聴する
クレームを付ける人
=「自尊感情の傷つき」+アグレッション(攻撃性)
→ 何かの行動をお願いするように促されると し始める
71 保護者対応は初動が肝心。
謝るべき点は最初に明確に謝罪すること。
できもしないことをできるかのように伝えるのは厳禁です
× 一人で抱え込む
× あいまい
72 保護者に好かれる教師になるポイントは3つ
① 子どもウォッチング
学級ウォッチング
② まめな対応
③ さわやかで気さくな雰囲気
大型書店はなくなっています。
独自の個性の独立系書店というのが、じわじわと頑張っているかもしれません。
by kome (2024-10-19 19:57)
komeさん ありがとうございます。
この10年間に、大きな本屋さんも苦しくなっているようですね。
個性を持たせるなどの工夫が必要とるなるのですね。
街の本屋さんを守るために、新聞記事で知ったのですが、フランスの
「ネットの書籍販売について送料無料を規制する『反アマゾン法』」
のようなものが、今後、日本でも導入されるようになるのでしょうか。
by ハマコウ (2024-10-19 20:22)
本屋さんはわたくしにとって絶対必需品^^
何を買うか決めずに、本屋さんで手に取って見て購入することもあるので。
by mm (2024-10-20 06:13)
mmさん ありがとうございます。
わたしも本屋さんの雰囲気が大好きです。
おもしろそうな本はないかなとグルグルまわる時間は楽しく感じます。
本屋さんで実際の本を見てほしくなることはありますね。
お店が少なくなって「本屋さん巡り」ができなくなってきたことをさびしく感じます。
by ハマコウ (2024-10-20 06:38)
10数年前は本は読みませんでした。読んでも年に0~1冊です。
ここ数年は毎月何かしらの本を読むようになりましたが、
きっかけはハマコウさんです。
by t-yahiro (2024-10-20 23:11)
t-yahiroさん 励ましの言葉をありがとうございます。
以前の本から学ぶことはがありますね。
「検索」ができるようになったことをありがたく感じています。
by ハマコウ (2024-10-21 06:19)