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「いじめのサイン」 広島県教育委員会 /「心を鍛える言葉」白石豊 NHK出版 2005年 ②(後半)【再掲載 2014.4】 [読書記録 教育]

今日は12月13日、金曜日です。


今回は、「いじめのサイン」を紹介します。


広島県教育委員会のものですが、大変参考になりました。



もう一つ、再掲載になりますが、白石豊さんの
「心を鍛える言葉」②(後半)を載せます。




☆「いじめのサイン」 広島県教育委員会

<学校>

◇登下校時

   ・ 理由もなく1人で朝早く登校する

・ 一緒に登下校する友人が違ってくる

   ・ 教職員と視線を合わせないようになる

   ・ 元気がなく浮かぬ顔をする。挨拶をしなくなる

   ・ 登校手段が変化する(自転車通学から徒歩に変わる)

   ・ 特に用事がない(と思われる)のに、教職員に近付いてくる


◇朝の学級・HR活動・SHR

   ・ 体調不良(頭痛、腹痛、吐き気等)を訴える


   ・ 欠席、遅刻、早退の理由を明確に言わない

   ・ 提出物部を忘れたり、期限に遅れたりする

   ・ 担任等教職員が入室後、遅れて入室する

   ・ 表情が暗く、どことなく元気がない


◇授業中

   ・ 発言すると、嘲笑されたり、はやしたてられたりする

・ 授業道具等の忘れものが目立つ

・ 決められた座席と違う場所に座っている

・ 周囲の状況に関わらず、1人でじっとしている

・ 教科書、ノート等に落書きが目立つ

・ 他の児童生徒から発言を強要されたり、突然個人名が出さ
    れたりする

   ・ 球技の際にパスされなかったり、パスが集中したりする

   ・ 課題等を代わりにやらされる

   ・ 特定の児童生徒の机との距離を離す


◇休憩時間・昼食時
   ・ ジュース、パン、菓子類を買いに行かされる

・ 一人でいることが多く、集団での行動を避けるようになる

   ・ 給食、弁当等を一人で食べることが多い

   ・ お金や物品の受け渡しを行っていることがある

   ・ 遊びと称して、友達とふざけ合っているが、表情が暗い


◇帰りの会・HR・SHR・放課後
   ・ 持ち物がなくなったり、提示した作品などにいたずらがある

・ 班ノートや学級日誌に何も書かなくなる

   ・ みんなが帰宅する前に急いで1人帰宅したり、みんなが帰
るまで帰宅したがらない

   ・ 靴や傘等が隠される

   ・ 教職員の近くから離れようとしない




<家庭>

◇態度や仕草
 
   ・ 家族との対話を避けるようになる

・ 受信した電子メールをこそこそ見たり、電話が鳴るとおび
    えたりする様子が見られる

   ・ 部屋に閉じこもり、考え事をしたり、家族とも食事をしたが
    らなかったりする

   ・ 感情の起伏が激しくなり、動物や物等に八つ当たりする

   ・ 帰りが遅くなったり、理由を言わず外出をしたりする

   ・ 用事もないのに、朝早く家を出る


◇服装、身体・ 体調

   ・ 衣服に汚れや破れが見られたり、手足や顔等に擦り傷や
    打撲の跡があったりする

   ・ 自分のものではない衣服(制服)を着ている

   ・ 学校に行きたくないと言い出したり、通学時間になると腹
痛等身体の具合が悪くなったりする

・ 食欲不振、不眠を訴える


◇学習

   ・ 学習時間が減ったり、宿題や課題をしなくなったりする

・ 成績が低下する


◇持ち物・金品

   ・ 家庭から品物、お金が無くなる。あるいは使途のはっきり
しないお金をほしがる

・ 持ち物がなくなったり、壊されたり、落書きがある


◇交友関係
   
   ・ 口数が少なくなり、学校や友達のことを話さなくなる

・ 無言等の不審な電話、発信者の特定できない電子メールが
あったりする

・ 急に友達が終わる

※広島県教育委員会の資料より






☆「心を鍛える言葉」白石豊 NHK出版 2005年 ②(後半)【再掲載 2014.4】

[出版社の案内]

心は苦しいことに耐えて頑張っていれば強くなるわけではなく、トレー
ニングをすることで鍛えられる。そのトレーニングの時に注意したいの
が「言葉」。言葉は心に多大な影響を及ぼし、言葉によって不安や緊張を
感じることもあれば、自信や意欲に満ちあふれることもある。スポーツ
だけでなく、ビジネスや生活にも応用できる、言葉を使った心の鍛え方
を指南する。

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◇感情をコントロールする
  メンタルタフネス
    サヴァティーニの復活
感情レベル1 
   = 諦め 
       目線が下がる,背中が丸まる,動作が緩慢になる,言い
      わけする 
  感情レベル2
   = 怒り 
       アドレナリン,ノルアドレナリンが大量分泌
     → 心拍血圧上昇 
   → 血液酸性化
     → 疲労
感情レベル3
   = びびり 
       神経質,せかせか ← 免疫機能
       適切なストレスコントロール
感情レベル4
   = チャレンジ 
       リラックス,集中,冷静,燃える
    「ある一定の緊張こそがパワーになる」
     「プレッシャーとお友だちになる」


□感情をコントロールするための3つのツール
(1) 姿勢をつくる
 股関節の使い方
      「白樺のポーズ」真っ直ぐ 腰骨立ててスタスタ

(2) 呼吸法を使う
  ・心を静める呼吸法
  ・気持ちを奮い立たせる呼吸法
0.5秒に1回の呼吸法を20~50回
  すべて鼻から 吸う-腹を膨らませる シャキッ

 (3) ポジティブ・セルフトーク
「まだまだ勝負はこれから。さあ,いくぜ」と言ってみる

 (4) 心を鍛える言葉と呼吸(塩谷式正八調息法)
塩谷信男先生 2005年 103歳
正八調息法
      ① すべてのことを前向きに考え行動する
      ② 感謝の心を持つ
      ③ 愚痴を言わない      
息を吸う 
    「宇宙の無限の力が丹田に納められ全身に満ち渡った」と言う



◇「ガンバレ」だけで頑張れますか
「富国強兵」が生んだ言葉    
    「ガンバレ」には硬さがある -「我張る」 
「頑張れ」は流行語だった
    - 日清・日露戦争がきっかけ
「ガンバ」は今や世界語
   - 英語・ドイツ語に「頑張れ」は存在しない

      「気軽にやってこい テイク・イット・イージー」
      「楽しんで ハブ・ア・ファン」
◎「頑張れ」から「楽しむ」へ



◇指導の言葉
  コーチの語源
  「教育」と「エデュケーション」の決定的な違い 
     引き出す教育 - 性善説
教育の本質は「教え込む」より「引き出す」
よき指導者は「聞き上手」
  エラーした選手に 
     「前にダッシュできたか? 
      グラブをどう使った?
      どの辺りでキャッチしようとした? 」
「どうして」には注意が必要 
     Whyで聞く
仏典に学ぶコミュニケーションスキル 
     四摂法 - 布施・愛語・利行・同時
『正法眼蔵』 
     褒めるということ
       愛語 = 優しい言葉掛け
   愛語には人生を左右する威力がある



◇禅語に学ぶ
 禅の手法を取り入れる  
    V9と禅  氷を溶かして水にする
行持道環-鍛錬に終わりなし
     発心-修行-菩提-涅槃
コーチは選手の渡し守
無私の心 - 真のチームワークを求めて
シカゴ・ブルズの瞑想訓練


◇白石豊
  1954年生 東京教育大学体育学部卒-筑波大学大学院
  現在,福島大学人間発達文化学部教授
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いろは

こんばんは^^
長い間お世話になりました。
12月でブログを卒業いたします。
色々とありがとうございました♪
by いろは (2024-12-13 20:37) 

ハマコウ

いろはさん 長い間写真を楽しませていただきました。
ありがとうございました。
急に寒くなりましたがおからだを大切にしてお過ごしください。
by ハマコウ (2024-12-13 21:38) 

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