「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ⑧(最終) /「一瞬で伝えるわかりやすさの技術」斎藤孝 大和書房 2010年 ③【再掲載 2016.5】 [読書記録 郷土]
今日は1月12日、日曜日です。
今回は、1月9日に続いて、岩田書院の
「浜松まつり―学際的分析と比較の視点から」の紹介8回目 最終です。
出版社の案内には、
「5月の連休中、静岡県浜松市は『浜松まつり』一色になる。ラッパの
音とお囃子の音、砂煙の上がる大凧揚げ、夜の街路での提灯の灯りと
練りの声…。その魅力を、日本史・社会学・古典芸能・ヨーロッパ史
の各分野から学際的に分析する。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「1929(昭和4)年、野口町と八幡町が一重屋根で彫刻入りの本格的御
殿屋台(掛塚型)をつくる。以後、底抜け屋台から御殿屋台への流れと
なっていった」
・「1934(昭和9)年、浜松放送局(現NHK浜松支局 ラジオ放送)から
夜祭りの様子が実況される」
・「神社祭礼との一体化」
・「1938(昭和13)年、日中戦争開始により中止」
もう一つ、再掲載になりますが、斎藤孝さんの
「一瞬で伝えるわかりやすさの技術」③を載せます。
☆「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ⑧(最終)

◇第1部 浜松まつりの歴史的検討(7)
(5)「浜松凧祭」への発展 - 昭和戦前期 1 御殿屋台の登場
1930年5月末 天皇巡幸
→ 天覧の凧揚大会
48組2400人(1組50人)
底抜け屋台 → 御殿屋台
1929(昭和4)年
一重屋根で彫刻入りの本格的御殿屋台(掛塚型)
野口町と八幡町
→ 昭和10年ごろを中心に5,6年間に30台近く
(全国トップクラスの織物生産地)
1934(昭和9)年
浜松放送局 夜祭り実況
1935(昭和10)年 浜松放送局
凧揚げ実況
※ 神社祭礼との一体化
2 日中戦争による中断
1936(昭和11)年 1937(昭和12)年
空前の高揚ぶり
1938(昭和13)年
日中戦争開始により中止
1940年
紀元2600年奉祝 11月10日11日屋台引き回し
□おわりに
要因
① 各町の自治意識 町民の遊び心 地域の層の厚い経済力
各町消防組の規制的集団 地域経済活力
② 町民・市民意識を育てていった
自主的地域意識
③ 警察の指導を媒介にして統制・規制のアミがかぶせられていく
明治末~大正期 地方改良運動
大正後期 民力涵養運動
※参考文献
「浜名郡史」
国鉄浜松工場「40年のあゆみ」1953
「浜松警察の百年」中央警察署 1971
山崎源一「椿観音 凧と屋台」1983
中村善太「浜松凧揚祭史」1997
荒川章二「軍隊と地域」 青木書店 2001
☆「一瞬で伝えるわかりやすさの技術」斎藤孝 大和書房 2010年 ③【再掲載 2016.5】

◇自分の考えを紙一枚で伝える3つの手法
① 思考のプロセスを記録する
WHYとHOWを説明する
思考のカオスからコスモスを生み出す
日本人はインパクトよりも物語性を好む
「KJ法」 川喜多二郎情報整理法
似通ったカードを近づけ、いくつかのグループに分けていく
- ブレーンストーミングと1セット
※ 書き込む時点ではバラバラでも、少しずつ相互の関連性を積
み上げていくと、やがて大きな全体像が浮かび上がる
「カオスマップ」でアイデアの出所を可視化する
3分割で弱点を補強する
およそ人間の思考は、本人が考える以上に思い入れに影響され
やすい
② ホップ・ステップ・ジャンプ思考術
三段階に分けて具体案を出す
ホップ … 現状認識や課題
ステップ … 解決方法
ジャンプ … 具体化した結果
自分の思考のプロセスを文字化したり図化したりすることで整理
し、説明する
人の話をマップに落とし込む
常に相手の話を「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」に分割する
コツ
→ テレビ番組で鍛える
成功例も失敗例もプロセスに焦点を当てる
③ 相手をうならせる「シート化」アウトプット法
アウトプットには「型」がある
「ジャンプ」を提示して「ホップ」「ステップ」を説明
いい型は困難な作業を容易にする
すべては「すごいよシート」「ここがちがうよシート」
3つずつ書く
何か比較になるものを持ち出すのが最も効果的
「違う」と「似てる」のセットでより立体的に
一人連想ゲームのすすめ
今回は、1月9日に続いて、岩田書院の
「浜松まつり―学際的分析と比較の視点から」の紹介8回目 最終です。
出版社の案内には、
「5月の連休中、静岡県浜松市は『浜松まつり』一色になる。ラッパの
音とお囃子の音、砂煙の上がる大凧揚げ、夜の街路での提灯の灯りと
練りの声…。その魅力を、日本史・社会学・古典芸能・ヨーロッパ史
の各分野から学際的に分析する。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「1929(昭和4)年、野口町と八幡町が一重屋根で彫刻入りの本格的御
殿屋台(掛塚型)をつくる。以後、底抜け屋台から御殿屋台への流れと
なっていった」
・「1934(昭和9)年、浜松放送局(現NHK浜松支局 ラジオ放送)から
夜祭りの様子が実況される」
・「神社祭礼との一体化」
・「1938(昭和13)年、日中戦争開始により中止」
もう一つ、再掲載になりますが、斎藤孝さんの
「一瞬で伝えるわかりやすさの技術」③を載せます。
☆「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ⑧(最終)

◇第1部 浜松まつりの歴史的検討(7)
(5)「浜松凧祭」への発展 - 昭和戦前期 1 御殿屋台の登場
1930年5月末 天皇巡幸
→ 天覧の凧揚大会
48組2400人(1組50人)
底抜け屋台 → 御殿屋台
1929(昭和4)年
一重屋根で彫刻入りの本格的御殿屋台(掛塚型)
野口町と八幡町
→ 昭和10年ごろを中心に5,6年間に30台近く
(全国トップクラスの織物生産地)
1934(昭和9)年
浜松放送局 夜祭り実況
1935(昭和10)年 浜松放送局
凧揚げ実況
※ 神社祭礼との一体化
2 日中戦争による中断
1936(昭和11)年 1937(昭和12)年
空前の高揚ぶり
1938(昭和13)年
日中戦争開始により中止
1940年
紀元2600年奉祝 11月10日11日屋台引き回し
□おわりに
要因
① 各町の自治意識 町民の遊び心 地域の層の厚い経済力
各町消防組の規制的集団 地域経済活力
② 町民・市民意識を育てていった
自主的地域意識
③ 警察の指導を媒介にして統制・規制のアミがかぶせられていく
明治末~大正期 地方改良運動
大正後期 民力涵養運動
※参考文献
「浜名郡史」
国鉄浜松工場「40年のあゆみ」1953
「浜松警察の百年」中央警察署 1971
山崎源一「椿観音 凧と屋台」1983
中村善太「浜松凧揚祭史」1997
荒川章二「軍隊と地域」 青木書店 2001
☆「一瞬で伝えるわかりやすさの技術」斎藤孝 大和書房 2010年 ③【再掲載 2016.5】
◇自分の考えを紙一枚で伝える3つの手法
① 思考のプロセスを記録する
WHYとHOWを説明する
思考のカオスからコスモスを生み出す
日本人はインパクトよりも物語性を好む
「KJ法」 川喜多二郎情報整理法
似通ったカードを近づけ、いくつかのグループに分けていく
- ブレーンストーミングと1セット
※ 書き込む時点ではバラバラでも、少しずつ相互の関連性を積
み上げていくと、やがて大きな全体像が浮かび上がる
「カオスマップ」でアイデアの出所を可視化する
3分割で弱点を補強する
およそ人間の思考は、本人が考える以上に思い入れに影響され
やすい
② ホップ・ステップ・ジャンプ思考術
三段階に分けて具体案を出す
ホップ … 現状認識や課題
ステップ … 解決方法
ジャンプ … 具体化した結果
自分の思考のプロセスを文字化したり図化したりすることで整理
し、説明する
人の話をマップに落とし込む
常に相手の話を「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」に分割する
コツ
→ テレビ番組で鍛える
成功例も失敗例もプロセスに焦点を当てる
③ 相手をうならせる「シート化」アウトプット法
アウトプットには「型」がある
「ジャンプ」を提示して「ホップ」「ステップ」を説明
いい型は困難な作業を容易にする
すべては「すごいよシート」「ここがちがうよシート」
3つずつ書く
何か比較になるものを持ち出すのが最も効果的
「違う」と「似てる」のセットでより立体的に
一人連想ゲームのすすめ
ハマコウさん、
SSブログでは大変お世話になりまして、
ありがとうございました。
1/11(土)にSeasaaブログに引っ越ししました。
https://chipdaleshimarisu.seesaa.net
よろしければ引き続きご愛顧ください。
今後もよろしくお願いいたします。
by シマリス (2025-01-12 17:57)
シマリスさん ありがとうございます。
Seesaaブログの記事を拝見しました。
シマリスさんのように画像もきれいに入れられるよう勉強します。
これからもよろしくお願いします。
by ハマコウ (2025-01-12 20:52)