「英傑の日本史 坂本龍馬編」井沢元彦 角川文庫 2013年 ① /「カリスマ先生の小論文・作文」樋口裕一 PHP研究所 2006年 ③(最終)【再掲載 2016.10】 [読書記録 一般]
今日は1月24日、金曜日です。
今回は、井沢元彦さんの
「英傑の日本史 坂本龍馬編」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「坂本龍馬の生涯を軸にすえ、武市半平太、西郷隆盛、高杉晋作、勝海
舟、徳川慶喜ほか幕末の英傑たちが歩んだ激動のドラマに肉迫。虚像
多き龍馬像をつきくずし、新たな龍馬と維新のダイナミズムを描きだ
す」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「龍馬はコーディネーター・まとめ役であり、まわりを巻き込み変え
ていく力を秘めていた」
・「山内一豊は、土佐で増えた15万石の原資で地侍を雇えばよかった。
しかし、殿様は反乱を恐れ、浪人をかき集めて家臣団を編成してし
まい、反対のものの首をはねた」
・「内家の侍と地侍の対立が抜き差しならなくなり、かつての一具良足
たちに苗字帯刀を許し郷士して処遇した。しかし、山内家の侍は上
士として郷士を徹底的に差別した」
・「江戸時代、株制度により身分を金で買えた。龍馬の家も本家の才谷
屋が郷士の坂本家の株を買って分家として創設」
☆「英傑の日本史 坂本龍馬編」井沢元彦 角川文庫 2013年 ①

◇土佐藩郷士・坂本龍馬 1
幕末最大級の人気者
司馬遼太郎「龍馬がゆく」あくまで小説として
龍馬はコーディネーター・まとめ役
まわりを巻き込み変えていく力を秘めていた
明治の新聞小説「汗血千里駒」
坂崎紫瀾(新聞記者)
明治16(1883)年「土陽新聞」「汗血千里駒」
龍馬が皇后の夢枕に立った
「皇后の奇夢」明治37(1904)年 - 都市伝説
伝説に事欠かないのは身分の低さゆえ
俸禄のない「郷士」という身分
郷士 苗字帯刀だが無俸禄 - 普段は畑仕事
土佐の藩祖・山内一豊
山内豊重(隠居して容堂と名乗る)
土佐20万石を手中にした一豊
下野での「三成を打つ会議」で「城も兵糧も預ける」と発言
し家康を喜ばす
小山でのひとことが5万石から20万石へ
その前、土佐20万石には長宗我部の一族
~ 家臣はつながっていた
長宗我部の家臣の主体は「一領具足」~ 兼業兵士
→ 失業
一領具足を活かせなかった「こんまい」殿様
増えた15万石の原資で地侍を雇えばよかった
→ しかし殿様は浪人をかき集めて家臣団を編成してしまっ
た。反乱を恐れたから。しかも反対のものの首をはねた。
一豊の政策が上士と下士(郷士)の溝を生んだ
山内家の侍 VS 地侍
→ 対立が抜き差しならなくなりかつての一具良足たちに苗
字帯刀を許し郷士して処遇
→しかし、山内家の侍は上士として郷士を徹底的に差別した
長州
松下村塾では上士と足軽が一緒に勉学
関ヶ原敗者で徹底的に俸禄削られ昔は上士だった武士
が足軽に格下げ … 「もともとは毛利家の武士」
土佐
郷士は差別される階級
商売でかせぐ郷士がいた-坂本龍馬
身分を金で買えた
- 江戸時代の「株制度」
血族を表すのが姓で原則として居住地を表すのが苗字だった
- 下野国足利の住人・源尊氏が「足利尊氏」になってしま
う
「養子の座」を金で売る人々
子のいない老夫婦に金を渡し、見返りに息子を養子に
してもらう
勝海舟の家も株を買った家系
勝の曾祖父は越後の貧農の生まれ・目が不自由
→ 江戸で盲人のみに認められていた高利貸しで巨万
の富を得た。その金で検校の株を買い、子どもに御
家人の株を買った
息子は男谷家の当主となり、その分家が勝家
龍馬の家も本家の才谷屋が郷士の坂本家の株を買って分家として
創設
☆「カリスマ先生の小論文・作文」樋口裕一 PHP研究所 2006年 ③(最終)【再掲載 2016.10】
[ 出版社の案内 ]
「型」を覚えコツさえつかめば怖くない。受験から
ビジネスまで万能な最強の論文術。ベストセラー
連発のあの先生の講義がここに。
◇第3日 課題文の付いた問題
主張や指摘を正しく読み取れなければ不合格
課題文を正確に読み取るコツ
ほとんどの課題文
= 問題提起,意見提示,展開,結論の四部構成
キーワードをつかみ、何に反対しているのか読み取る
課題文を読み取るには
① キーワードを探してその意味をはっきりさせる
② 課題文が何に反対しているか考えて読む
小論文にふさわしくない言葉
△「ではないだろうか」
△「反省してほしい」
◇第4日目 課題文の付いた多設問の問題
要約問題は二部構成で
要約問題の三つの原則
① 課題文を読んでいない人に要約文を読んでもらうつもりで分かる
ように書く。
② 課題文の中で使われているキーワードをそのまま使う。
③ キーワード以外の難しい表現は分かりやすい言葉に直す。
「イエス・ノー」どちらの立場で?
① まずノーと言えないか考える
② ノーでは説得力がないと思ったらイエスに変える
◇第5日目 グラフや図表を使った問題
グラフや図表は,まず大きな主張をつかむ
データの最も特徴的な所に
樋口式「3WHAT・3W・1H」でメモ
◇第6日目 自由作文の書き方
作文には教養や個性まで表れる奥の深さがある
作文・エッセイは読者に参加してもらう文章 具体的に
リアリティを感じられるように具体的に書く
2種類
① 「人柄の良さ」をアピール
② 「おもしろさ,ユニークさ」をアピール
1予告 2エピソード 3テーマ 4まとめ
◇第7日目 写真・絵・マンガを使った問題
読み取りが大切
今回は、井沢元彦さんの
「英傑の日本史 坂本龍馬編」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「坂本龍馬の生涯を軸にすえ、武市半平太、西郷隆盛、高杉晋作、勝海
舟、徳川慶喜ほか幕末の英傑たちが歩んだ激動のドラマに肉迫。虚像
多き龍馬像をつきくずし、新たな龍馬と維新のダイナミズムを描きだ
す」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「龍馬はコーディネーター・まとめ役であり、まわりを巻き込み変え
ていく力を秘めていた」
・「山内一豊は、土佐で増えた15万石の原資で地侍を雇えばよかった。
しかし、殿様は反乱を恐れ、浪人をかき集めて家臣団を編成してし
まい、反対のものの首をはねた」
・「内家の侍と地侍の対立が抜き差しならなくなり、かつての一具良足
たちに苗字帯刀を許し郷士して処遇した。しかし、山内家の侍は上
士として郷士を徹底的に差別した」
・「江戸時代、株制度により身分を金で買えた。龍馬の家も本家の才谷
屋が郷士の坂本家の株を買って分家として創設」
☆「英傑の日本史 坂本龍馬編」井沢元彦 角川文庫 2013年 ①

◇土佐藩郷士・坂本龍馬 1
幕末最大級の人気者
司馬遼太郎「龍馬がゆく」あくまで小説として
龍馬はコーディネーター・まとめ役
まわりを巻き込み変えていく力を秘めていた
明治の新聞小説「汗血千里駒」
坂崎紫瀾(新聞記者)
明治16(1883)年「土陽新聞」「汗血千里駒」
龍馬が皇后の夢枕に立った
「皇后の奇夢」明治37(1904)年 - 都市伝説
伝説に事欠かないのは身分の低さゆえ
俸禄のない「郷士」という身分
郷士 苗字帯刀だが無俸禄 - 普段は畑仕事
土佐の藩祖・山内一豊
山内豊重(隠居して容堂と名乗る)
土佐20万石を手中にした一豊
下野での「三成を打つ会議」で「城も兵糧も預ける」と発言
し家康を喜ばす
小山でのひとことが5万石から20万石へ
その前、土佐20万石には長宗我部の一族
~ 家臣はつながっていた
長宗我部の家臣の主体は「一領具足」~ 兼業兵士
→ 失業
一領具足を活かせなかった「こんまい」殿様
増えた15万石の原資で地侍を雇えばよかった
→ しかし殿様は浪人をかき集めて家臣団を編成してしまっ
た。反乱を恐れたから。しかも反対のものの首をはねた。
一豊の政策が上士と下士(郷士)の溝を生んだ
山内家の侍 VS 地侍
→ 対立が抜き差しならなくなりかつての一具良足たちに苗
字帯刀を許し郷士して処遇
→しかし、山内家の侍は上士として郷士を徹底的に差別した
長州
松下村塾では上士と足軽が一緒に勉学
関ヶ原敗者で徹底的に俸禄削られ昔は上士だった武士
が足軽に格下げ … 「もともとは毛利家の武士」
土佐
郷士は差別される階級
商売でかせぐ郷士がいた-坂本龍馬
身分を金で買えた
- 江戸時代の「株制度」
血族を表すのが姓で原則として居住地を表すのが苗字だった
- 下野国足利の住人・源尊氏が「足利尊氏」になってしま
う
「養子の座」を金で売る人々
子のいない老夫婦に金を渡し、見返りに息子を養子に
してもらう
勝海舟の家も株を買った家系
勝の曾祖父は越後の貧農の生まれ・目が不自由
→ 江戸で盲人のみに認められていた高利貸しで巨万
の富を得た。その金で検校の株を買い、子どもに御
家人の株を買った
息子は男谷家の当主となり、その分家が勝家
龍馬の家も本家の才谷屋が郷士の坂本家の株を買って分家として
創設
☆「カリスマ先生の小論文・作文」樋口裕一 PHP研究所 2006年 ③(最終)【再掲載 2016.10】
[ 出版社の案内 ]
「型」を覚えコツさえつかめば怖くない。受験から
ビジネスまで万能な最強の論文術。ベストセラー
連発のあの先生の講義がここに。
◇第3日 課題文の付いた問題
主張や指摘を正しく読み取れなければ不合格
課題文を正確に読み取るコツ
ほとんどの課題文
= 問題提起,意見提示,展開,結論の四部構成
キーワードをつかみ、何に反対しているのか読み取る
課題文を読み取るには
① キーワードを探してその意味をはっきりさせる
② 課題文が何に反対しているか考えて読む
小論文にふさわしくない言葉
△「ではないだろうか」
△「反省してほしい」
◇第4日目 課題文の付いた多設問の問題
要約問題は二部構成で
要約問題の三つの原則
① 課題文を読んでいない人に要約文を読んでもらうつもりで分かる
ように書く。
② 課題文の中で使われているキーワードをそのまま使う。
③ キーワード以外の難しい表現は分かりやすい言葉に直す。
「イエス・ノー」どちらの立場で?
① まずノーと言えないか考える
② ノーでは説得力がないと思ったらイエスに変える
◇第5日目 グラフや図表を使った問題
グラフや図表は,まず大きな主張をつかむ
データの最も特徴的な所に
樋口式「3WHAT・3W・1H」でメモ
◇第6日目 自由作文の書き方
作文には教養や個性まで表れる奥の深さがある
作文・エッセイは読者に参加してもらう文章 具体的に
リアリティを感じられるように具体的に書く
2種類
① 「人柄の良さ」をアピール
② 「おもしろさ,ユニークさ」をアピール
1予告 2エピソード 3テーマ 4まとめ
◇第7日目 写真・絵・マンガを使った問題
読み取りが大切
大ファンの坂本龍馬さんの本の事取り上げてくれて、ありがとうございます。両親が土佐出身なので、とても嬉しいです。
一両具足(長宗我部侍)は相撲見物せよとのお達しで、集まったところとっ捕まって首跳ねられたとの事らしいです。
そんな郷士の末裔に対し、手厚く面倒見てくれた幕臣・勝海舟さんと薩摩・西郷隆盛どん、活躍の場を与えてくれた長州・桂小五郎さんには感謝しかないです(*´ω`*)。
by 萌田かずきち (2025-01-25 04:45)
萌田かずきちさん ありがとうございます。
ご両親が土佐の御出身なのですね。
坂本龍馬さんは魅力的で、その人気は、衰えることがありませんね。
by ハマコウ (2025-01-25 09:45)