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「英傑の日本史」井沢元彦 角川学芸文庫 2013年 ③ /「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」柴山一郎 学陽書房 1993年 ⑨【再掲載 2017.6】 [読書記録 歴史]

今日は1月31日、金曜日です。

今回は、1月27日に続いて、井沢元彦さんの
「英傑の日本史 坂本龍馬編」の紹介 3回目です。


出版社の案内には、

「坂本龍馬の生涯を軸にすえ、武市半平太、西郷隆盛、高杉晋作、勝海
 舟、徳川慶喜ほか幕末の英傑たちが歩んだ激動のドラマに肉迫。虚像
 多き龍馬像をつきくずし、新たな龍馬と維新のダイナミズムを描きだ
 す」

とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「龍馬が江戸の人気道場千葉道場には入れたのは、金持ちのお坊ちゃ
まで金とコネがあったから」


・「幕府がアメリカの友好使節を砲撃して追い払ったから、紳士的にし
てもだめだと悟りペリー方式をとった」


・「日本人の度肝を抜いたペリーの黒船艦隊」




もう一つ、再掲載になりますが、柴山一郎さんの
「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」⑨を載せます。





☆「英傑の日本史」井沢元彦 角川学芸文庫 2013年 ③

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◇龍馬と黒船

 5人兄妹の末っ子として誕生
天保6(1835)年11月15日 町人郷士・坂本八平の末子
坂本八平 
       白札(準上士)家柄の山本家生まれ(次男)
坂本家の一人娘・幸の婿養子 2男3女
上から兄・権平、姉・千鶴、栄、乙女
産む前に母が龍が天に昇る夢を見たから龍馬


 アメリカの友好的アプローチ  
1846年 ビッドル提督   
  1837年 チャールズ・キング(民間)
※ 友好的、紳士的に

 龍馬剣術磨きのために江戸へ
龍馬の本名は直柔(なおなり)
     諱(いみな)と通称
桶町・千葉道場(周作の弟)
     北辰一刀流(スポーツ技術系)
   

 龍馬はなぜ江戸の人気道場には入れるのか
竹刀と防具(他は剣術-刃引き刀や木刀)
金とコネ
    ~ 龍馬は金持ちのお坊ちゃま


 破格の出世を遂げたジョン万次郎 
   1852年 ジョン万次郎が土佐へ(漁民→旗本)


 アメリカの友好使節を砲撃して追い払った幕府
1837年 モリソン号  
       友好使節に砲撃
1846年 ビッドル提督
        国交樹立を申込
          → おとなしく引き下がった
紳士的にしてもダメだった
→ だから、ペリー方式に


 いち早く国交交渉を求めたロシア
1792年 ラスクマン 大黒屋光太夫
→  松平定信 長崎入船許可 
         12年後 ロシアもペリー方式に
   

 父が龍馬に与えた江戸修行の心得
   佐那に惚れられ重太郎とも親友に
   

 日本人の度肝を抜いたペリーの黒船艦隊 
1853年  1回目 4隻
         (蒸気船2隻 サスケハナ号とミシシッピー号)
1854年1月2回目 7隻
            (蒸気船2隻)


 黒船「鉄製巨大蒸気船」の脅威  
   強力なエンジン


 「太平の眠りを覚ます蒸気船」
   鉄の城黒船の脅威
蒸気船 - ビッドル提督と逆航路 鋼鉄製の大砲


 幕府は巨砲の威圧にあっさり屈服
   1844年 オランダ 開国勧告の国書


 外交政策の最大の失態、不平等条約
  = 幕府の無能が浮き彫りに
    大失態の不平等条約  
     - 幕府は「嫌なこと」「見たくないこと」は無視 


 ジョン万次郎の存在で土佐に開いた窓
   万次郎独力で帰国 → 罪を許され幕府に採用


 「死に体」の徳川軍事政権
   → 軍事政権が崩壊するとき
   敵を知り敵に学ぼうとした吉田松陰 
龍馬と万次郎に面識はあったのか?








☆「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」柴山一郎 学陽書房 1993年 ⑨【再掲載 2017.6】

[ 出版社の案内 ]

学活、道徳、朝会、学年集会、父母会、地域の集会、職場の話材・
例話に最適120話。
『教育新聞』の「ちょっといい話」欄に連載したものをまとめた。

1.JPG

◇岡田啓介  1868~1952 軍人
海軍大将・戦争終結工作
泣くな怒るな怠るな


◇島崎藤村  1872~1943 
ユーモアのない一日は寂しい一日である


◇安岡正篤 やすおかまさひろ 18980~1983 陽明学者
忙中閑あり


◇菊田一夫  1908~1973
明日になれば何とかなる
萩原朔太郎に「人生は苦しくても生きていくんだな」と諭される


◇ルソー   1712~1778 フランス・思想家
自然に帰れ
「エミール」性善説 
堕落した人間を救うには自然に帰ること


◇寺田寅彦  1878~1935
  天災は忘れた頃にやってくる


◇世阿弥   1363~1443
初心忘るべからず


◇諺・西洋  
 法律の備わざるところは格言これを補う
法律の定めのない道徳を守って生活している


◇諺・スペイン 
 ペンは剣よりも強し
交わる二つのペン - 慶応義塾
元慶応塾長・小泉信三
ペンのますます強くなることを願い,同時に,筆の濫用を戒め
   ている


◇貝原益軒  1630~1714
知って行わざるは,知らざるに同じ


◇兼好法師  1283~1350
ひとり灯のもとに文広げて,みぬ代の人を友にするぞこよなう慰む
 わざなる
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コメント 2

いっぷく

>堕落した人間を救うには自然に帰ること
性善説ですか。人間の根源の部分は善か悪か、答えが見つからない問いのようにも思います。
by いっぷく (2025-01-31 17:12) 

ハマコウ

いっぷくさん ありがとうございます。
よくいわれる性善説、性悪説ですが、確かに答えが見つかることはないようにわたしも思います。
by ハマコウ (2025-02-01 08:58) 

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