「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ① /「悪党と幽霊」井上ひさしエッセイ集7 中央公論社 1994年 【再掲載 2018.9】 [読書記録 教育]
今日は2月3日、月曜日です。
今回は、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるための
勉強が求められる時代」
・「正解がないというケースがあちらこちらに出てくる。不十分な資料
を用いて考えさせるところに教育の重点」
・「コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュータに
置き換わってしまう。コンピュータにない能力を磨くことが重要」
もう一つ、再掲載になりますが、井上ひさしさんの
「悪党と幽霊」を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ①

◇はじめに
大事なことは自分で考えて自分で学ぶ姿勢をもつこと
◇ 1 新しい勉強が必要とされる時代
なぜ人は勉強するのか
生きていくための知恵を身に付けるため
勉強の本質は「考えること」
深く考えて「選ぶ」「決める」ことが主役としてクローズアッ
プされてくる時代
これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるた
めの勉強が求められる時代
学問を身に付けた人は情報に振り回されない
情報を選ぶ
‥ 基準を与えてくれるのが学問
歴史を学んでそれを現代に生かす
自分の人生に役立つ、人生が豊かになっていくのにプラスにな
るという学び方がよい学び
答えのある問いから、答えのない問いへ
正解がないというケースがあちらこちらに出てくる
~ 不十分な資料を用いて考えさせるところに教育の重点
生き残るためには応用力と独創力を身に付けよ
コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュー
タに置き換わってしまう
→ コンピュータにない能力を磨く
勉強は加工業、自分の中での熟成が大事
素材 - 情報
設計図 - 理論
◎ 大切なのは自分の中で「熟成させる」過程
これからは自ら学び頭で考える時代
独学なら、良くも悪くも試行錯誤がつきもの、失敗もする、試
行錯誤を合わせた独学の良さ
<コラム>
これまで
① 明確なゴールがある勉強(受験勉強や資格試験の勉強など)
与えられたゴール
② 教養を身に付けるための勉強(趣味的な世界の勉強など)
明確なゴールなし
③ 答えのないと胃に自分なりの答えを見つける勉強
自分で自分のゴールを設定
☆「悪党と幽霊」井上ひさしエッセイ集7 中央公論社 1994年 【再掲載 2018.9】
[ 出版社の案内 ]
菊五郎の芸談から円朝の人情ばなし、さらには徳川夢声
の話術談や戦後浅草の軽演劇論など、つねに民衆の視点
を見失わない著者が、大衆芸能のパワーと魅力を通して
現代日本を語る、井上流文化論。

◇芸談スクラップ
〇徳川夢声(1894-1971)
登壇しても黙っている。
30秒するとシーン。
15秒待つと客席が一つになる。(宙づり状態から脱したい)
一斉に首を伸ばす
そこで軽い冗談か何か言ってガッと捕らえる
「客の自発性に信頼を置け」
「送り手固有の時空間をつくることが先決」
◇平等ばやり
〇社会学者ルークス(英・オックスフォード大)
個人主義
1 尊厳を認め合うこと
2 自分自身の主人でありたいと願うこと
3 プライバシーを重んじること
4 自己発達の可能性を信じる
◇誰のための教育か
〇バーランド・ラッセル
「子供は反射作用と少しばかりの本能をもって生まれてきた」
= 可能性そのもの
臆病な人間こそ残酷になりうる
子供たちにもってもらいたいもの
「智恵・勇気」
親が先ず自分を鍛え直す
◇悪党と幽霊
〇円朝と黙阿弥
「言葉の音と意味との渡り合いに細心の目を向けて生活語を磨き上
げること」
今回は、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるための
勉強が求められる時代」
・「正解がないというケースがあちらこちらに出てくる。不十分な資料
を用いて考えさせるところに教育の重点」
・「コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュータに
置き換わってしまう。コンピュータにない能力を磨くことが重要」
もう一つ、再掲載になりますが、井上ひさしさんの
「悪党と幽霊」を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ①

◇はじめに
大事なことは自分で考えて自分で学ぶ姿勢をもつこと
◇ 1 新しい勉強が必要とされる時代
なぜ人は勉強するのか
生きていくための知恵を身に付けるため
勉強の本質は「考えること」
深く考えて「選ぶ」「決める」ことが主役としてクローズアッ
プされてくる時代
これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるた
めの勉強が求められる時代
学問を身に付けた人は情報に振り回されない
情報を選ぶ
‥ 基準を与えてくれるのが学問
歴史を学んでそれを現代に生かす
自分の人生に役立つ、人生が豊かになっていくのにプラスにな
るという学び方がよい学び
答えのある問いから、答えのない問いへ
正解がないというケースがあちらこちらに出てくる
~ 不十分な資料を用いて考えさせるところに教育の重点
生き残るためには応用力と独創力を身に付けよ
コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュー
タに置き換わってしまう
→ コンピュータにない能力を磨く
勉強は加工業、自分の中での熟成が大事
素材 - 情報
設計図 - 理論
◎ 大切なのは自分の中で「熟成させる」過程
これからは自ら学び頭で考える時代
独学なら、良くも悪くも試行錯誤がつきもの、失敗もする、試
行錯誤を合わせた独学の良さ
<コラム>
これまで
① 明確なゴールがある勉強(受験勉強や資格試験の勉強など)
与えられたゴール
② 教養を身に付けるための勉強(趣味的な世界の勉強など)
明確なゴールなし
③ 答えのないと胃に自分なりの答えを見つける勉強
自分で自分のゴールを設定
☆「悪党と幽霊」井上ひさしエッセイ集7 中央公論社 1994年 【再掲載 2018.9】
[ 出版社の案内 ]
菊五郎の芸談から円朝の人情ばなし、さらには徳川夢声
の話術談や戦後浅草の軽演劇論など、つねに民衆の視点
を見失わない著者が、大衆芸能のパワーと魅力を通して
現代日本を語る、井上流文化論。

◇芸談スクラップ
〇徳川夢声(1894-1971)
登壇しても黙っている。
30秒するとシーン。
15秒待つと客席が一つになる。(宙づり状態から脱したい)
一斉に首を伸ばす
そこで軽い冗談か何か言ってガッと捕らえる
「客の自発性に信頼を置け」
「送り手固有の時空間をつくることが先決」
◇平等ばやり
〇社会学者ルークス(英・オックスフォード大)
個人主義
1 尊厳を認め合うこと
2 自分自身の主人でありたいと願うこと
3 プライバシーを重んじること
4 自己発達の可能性を信じる
◇誰のための教育か
〇バーランド・ラッセル
「子供は反射作用と少しばかりの本能をもって生まれてきた」
= 可能性そのもの
臆病な人間こそ残酷になりうる
子供たちにもってもらいたいもの
「智恵・勇気」
親が先ず自分を鍛え直す
◇悪党と幽霊
〇円朝と黙阿弥
「言葉の音と意味との渡り合いに細心の目を向けて生活語を磨き上
げること」
コメント 0