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「博物館講座10 生涯学習と博物館活動」大堀 哲 雄山閣出版 1999年 ② [読書記録 教育]

今回は、1月12日に続いて 大堀 哲さんの
「博物館講座10 生涯学習と博物館活動」2回目の紹介です。


出版社の案内には、

「博物館の教育サービス 博物館ボランティア 博物館の出版活動 
 館種別博物館の教育活動の特色」

とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は、

・「カーネギー高等教育審議会 『すべての人に学習の機会を!』」


・「学歴社会の弊害の是正 『評価の多元化』が求められている」


・「開かれた博物館の推進 柔軟な姿勢 アンケート」




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☆「博物館講座10 生涯学習と博物館活動」大堀 哲 雄山閣出版 1999年  ②

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◇生涯学習と博物館

□生涯学習の考え方

○1965(昭和40)年 
 ポール・ラングレン(仏)が提唱

ユネスコ第三回世界成人教育推進国際委員
ライフ・ロング・エデュケーション
ライフ・ロング・インターグレーテッド・エデュケーション


○1969(昭和44)年 
 パルメ文相(スウェーデン)
              
「リカレント学習」
  社会に出てからの教育


○1970(昭和45)年 

 OECDの一部門

CERI リカレント学習提案


○1973(昭和48)年 

 シカゴ大学総長 ロバート・ハッチンス

 カーネギー高等教育審議会
  「すべての人に学習の機会を!」


※日本では

○1971(昭和46)年 
 文部省社会教育審議会
「生涯教育」


○1981(昭和56)年
 文部省社会「生涯教育についての答申」

 生涯学習 
   = 「自らの責任で自らが選択し学習をいつでも可能にすること」

 生涯教育
   = 学習を望む人を後ろから支援するもの


○「生涯学習体系への移行」の背景

 ①社会の成熟化  
   学習することに「生きがい」 ← 条件整備の必要化

 ②社会の高度化  
   リフレッシュするためのリカレント学習

 ③学歴社会の弊害の是正
「評価の多元化」が求められている


○生涯学習の推進と博物館

 ①資料の充実と魅力ある展示空間
「資料」が生命 
    - 博物館の顔 = 展示

 ②現代的課題と教育プログラムの多様化
具体的テーマ設定に基づく多彩なプログラム企画・実子が大切

・発達段階に応じたもの

・親子参加形式のもの

・専門的内容のもの

・特定テーマ 集中・継続 等

 ③学校教育との連携・融合の強化
児童生徒の総合的学力,多面的・多様な能力を養う場

・博物館の見方

・博物管理用のシステム研究開発

  具体・カリキュラム位置づけ
・展示企画・教材作成に教師の協力

  ・ワークシート,標本キット,視聴覚資料活用

・ティーチャーズセンター
研修講座 移動博物館 出張授業

 ④事業ネットワーク推進
公民館,図書館,青少年教育施設,大学,子供会,PTA等との連携

 ⑤調査研究活動の一層の推進

 ⑥広報活動の強化

 ⑦開かれた博物館の推進
柔軟な姿勢 アンケート


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