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深谷和子さんはこんなことを 前半 [読書記録 教育]


「三つの教育力 ①貧乏 ②大家族 ③暮らしの中の労働力」

- わたしは子どもの頃はこの三つの教育力を十分に受けていました。
  ありがたいことだだったと今は感じます。





今回は、わたしの教育ノートから、
「深谷和子さんはこんなことを」1回目(前半)を紹介します。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「おませな子ども = ミニ大人」


・「教育過剰の時代 三つの学校へ ①学校+②塾・お稽古ごと+③家での勉強」
- 現在はもう一つ、スマホ?


・「オタク族 = 人間関係不得手
・名前で呼べない
  ・親しくなることで傷つけられる機会が増える
・それを回避しようとする人々」
- オタク族という言葉を聞かなくなったのは、それが一般的になったからでしょうか。


・「たくましさを生むもの ①人が好き ②自分の可能性への信頼」


・「課題

 = どうしたら子どもの成長を感動のまなざしで見つめることができ,子どもの内的な
  力を信頼してやることができるか」




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☆深谷和子さんはこんなことを 前半



◇子どもが変わった
 
□おませな子ども 

 学校でアポイントメント 

 電話で確認
  「今日遊べる?」
  「 おじゃまします」 = ミニ大人
 


□学校とテレビ

 = 親以上にグレートな親

 親 → 学校 → テレビ (どんどん遠くのものに)

 持ち時間の半分以上を新しい親の元で
昭和30年代 … 学校 
昭和40年代 … テレビ

 学校とテレビが子どもの育ちを大きく変えた
 




◇家庭という学校
 
□教育過剰の時代 

 三つの学校へ 
  ①学校 + ②塾・お稽古ごと + ③家での勉強

 人間形成は?
 

□家庭の中の人づくり 

 家庭の教育力  

 しつけよりも環境


□三つの教育力

 ①貧乏  
  
   貧しさの中で生涯にわたって通用する環境適応力

  ⅰ 耐性

ⅱ 自立心を高める = やる気

  ⅲ 家族の和

 ②大家族 

   多様で複雑な人間関係 ミニチュア社会

 ③暮らしの中で育った労働 

   人生は労働
  
 ○家庭は憩いの場? → 家庭は成長の場





◇自癒力を育てるために
 
□人と人との距離 

 オタク族 = 人間関係不得手
名前で呼べない
親しくなることで傷つけられる機会が増える
それを回避しようとする人々
 

□アダルトチルドレン

 跡(トラウマ)

 仲間の中で過ごす = 自癒力を育てる





◇たくましい子どもを育てる
 
□たくましい人 

 ・ 低い現状に適応してしまわずに,困難を排除して高いレベルにはい上がろうとする
  上昇志向を持つ人 高い目標を設定して努力

・ 不利な条件下にあってもくじけないこと,逆境に耐えて,それを乗り越えていく力
  をも含んでいる 

 ・ エネルギーを補充し続ける
 

□たくましさを生むもの

 ①人が好き

   柔らかいたくましさ

 ②自分の可能性への信頼

親から寄せられた信頼-そこから生み出された自己信頼
  
「人への信頼と愛情(友好),他から支えられて生まれた自己信頼」二種類の逞しさ



○育ちにくい状況 = 親の「他人化」は子どもに自己信頼を失わせる

子どももまた自分を早くから客観視する



○課題

「どうしたら子どもの成長を感動のまなざしで見つめることができ,子どもの内的な力を
 信頼してやることができるか」





◇友情
 
□友情 = 特別な愛の感情   愛他性(自己犠牲 献身)

 仲間との秘密 … 他人が知ることのできない体験を共有し合う仲間



○子どもが身を隠すことができなくなった時代
子ども独自の世界を持つことが許されなくなった



   連帯の相手は自分


○大事なことは

愛の感情「人間が好き,仲間が好き」





◇子どものウソ
 
 ①自分に非があっても,真実を語れば相手から見捨てられると思うとき

  両者に信頼関係があればウソは必要なくなる


②自分の主張が相手に分かってもらえそうもないと思うとき


③皆の注目を集めるためのウソ 

   幼児性


④他人を誹謗するウソ

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