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深谷和子さんはこんなことを 後半 [読書記録 教育]

「教員は今,いちばん時代の情報や文化に触れることのできない世界にいる人々かもしれ
 ない」




今回は、1月26日に続いて、わたしの教育ノートから、
「深谷和子さんはこんなことを」2回目(後半)を紹介します。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「エーリッヒ・フロム『愛すること』 - 愛することは「技術」であり,練習によっ
  て生まれるものだと述べている」


・「現代のようなヒトのいない環境での子どもの育ちをどうするか」


・「アメリカ(の教員) 市民生活をエンジョイしている」


・「ソーシャル・スキル = 集団の中で暮らしていくときに必要な態度や技術のこと」



現在大きな課題になっていることが四半世紀前から指摘されていました。




昨日、友人に誘われてお隣の磐田市民文化会館に出かけました。
「青春ポップスコンサート」
同年配の方がたくさんおいでで、会場は空席なし。
○十年前に戻った気分。裕美さん、真代さん、真知子さんの唄を楽しみました。
オーケストラの生演奏が豪華な気分にさせてくれました。
何より、ずっと座ったままでいられる素晴らしい昭和風味のコンサートでした。
Nさん、ありがとうございました。
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☆深谷和子さんはこんなことを 後半


◇人を愛する練習機会の不足
 
□問題行動の根にあるもの  

 集団の中にいることのストレス

 仲間への不適応 心の絆




□ヒトを回避する人々

 他人と「心の絆」を結ぶ能力の低下



 昔の子供たちと違って,その成長環境から大きく人の姿が消えた
・家の中に両親の姿が見えない

・少子化進行・塾通いで兄弟の姿も消えた

・群れ遊びも過去のものに



 情報化の進行  機械を通したコミニュケーション
 



□絆の中心にあるもの

 社交性
  → ソーシャルスキル 「人への好意・人への関心」
 



□「愛すること」の練習を

 エーリッヒ・フロム「愛すること」
愛することは「技術」であり,練習によって生まれるものだと述べている



その分多大なものと情報に取り巻かれて人以外の対象に関心と親近感を抱く傾向が出て
きている(=自己中心的な子ども)
   






◇大人への課題

 現代のようなヒトのいない環境での子どもの育ちをどうするか

 学校 = 仲間といる楽しさの体験を

対人恐怖症症候群







◇市民としての成熟性

 教員は今,いちばん時代の情報や文化に触れることのできない世界にいる人々かもしれ
ない


↓↑

 アメリカ(の教員) 市民生活をエンジョイしている



管制の研修より自己研修
・私的な時間をたっぷり与えることが大切



子どもとの文化の共有を







◇ソーシャル・スキル 深谷和子

 ソーシャル・スキル = 集団の中で暮らしていくときに必要な態度や技術のこと
              

 集団の中で「相手とうまくやっていく」ため必要な技術  


大人だったらだれでも持っている技術

従来ならだれもが自然に身に付けていた技術
①友情形成スキル

②主張性スキル

③問題解決スキル


 心か形か  

  行動療法 = 形から入り後から心が

スキルから心へ  しつけとソーシャル・スキル


 しつけ
  「形を作る」意味<家庭>
親が子供を社会的な形にはめ込む


   ソーシャル・スキル<学校>


 学校と家庭の分担






◇友情 深谷和子
  
 友情 = 特別な愛の感情 
      愛他性(自己犠牲 献身)
 
    |

 仲間との秘密 
   = 他人が知ることのできない体験を共有し合う仲間



子供が身を隠すことができなくなった時代
      
   = 子供独自の世界を持つことが許されなくなった



連帯の相手は自分


 大事なことは 
   愛の感情「人間が好き 仲間が好き」







◇子供のうそ 深谷和子 「心を育てる学級経営」1998.8月号
  
 ①自分に非があっても真実を語れば相手から見捨てられると思う時

両者に信頼関係があれば嘘は必要なくなる


 ②自分の主張が相手に分かってもらえそうもないと思う時


 ③皆の注目を集める為のうそ


 ④他人を誹謗するうそ

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