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山本夏彦さんはこんなことを④ 「私の岩波物語」文藝春秋 1994年 ② [読書記録 一般]

今回は、1月28日に続いて、わたしの要約ノートから、
キーワード「山本夏彦さんはこんなことを」4回目の紹介です。

前回に引き続き「私の岩波物語」の紹介です。



出版社の案内には、

「日本出版界の魁・岩波書店は、日本語のリズムの破壊者だった―自ら主宰した雑誌『室
 内』の回顧に仮託しながら出版社、広告代理店から関連団体まで語りつくす、近代日本
 の『出版と言論の百年史』。稀代の名コラムニストの代表作!」

とあります。



出版社についての言葉 なるほどと思うことが載っています。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「すべての企業は損得で動く。モラルでは動かない。」


・「マスコミの恥 = 恥を知れと言う言葉は他を攻撃するためだけであって決して自分
  の内部には向かないもの」
- 人間も。


・「花森安治   
  ・耳で聞いて分かる言葉を使え
・全部ひらがなで書いてみてそのままで分かる言葉を使え
  ・いい文章を暗記せよ,写せ
  ・英和辞典に出ている言葉は日本語だと思うな」





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☆山本夏彦さんはこんなことを④「私の岩波物語」文藝春秋 1994年 ②

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☆「私の岩波物語」文藝春秋② 


◇暮れの二十九日だというのに

「当人論」 
   当人は自分の利益と見れば他人の島まで自分のだと言い張る



  健康な個人 健康な国家


 すべての企業は損得で動く。モラルでは動かない。
 



◇建築雑誌というもの

 昭和五十年小住宅ベスト10
清家清 吉阪隆正 篠原一男 吉村順三 桝沢洵 東孝光 菊竹清訓

池辺陽 西澤文隆 林雅子
 



◇電通世界一

 マスコミの恥  
  = 恥を知れと言う言葉は他を攻撃するためだけであって決して自分の内部には向か
   ないもの


□花森安治   
 耳で聞いて分かる言葉を使え

全部ひらがなで書いてみてそのままで分かる言葉を使え

いい文章を暗記せよ,写せ

英和辞典に出ている言葉は日本語だと思うな


□電通は言論を左右する力がある



日本が金持ちだとは思わないが平気で捨てられる時代になった
 



◇電通以前

□子どもに新聞を禁じる(大正末~昭和初)

新聞は嘘を書く 誇張する 好んで醜聞を掲げる



読むなと言われれば読む


□電通 

 通信部  独立 - 同盟通信 → 共同通信

 広告部 (同盟広告部を吸収)1割5分の手数料

復員した社員を雇い人脈を生かした
 



◇筑摩書房の30年 

 小川菊松 誠文堂 明治45年


 筑摩書房 売れなくても良い本なら出し,そのため潰れた。
千曲 から
 



◇作品社・文淵堂 

 古本屋こそ本屋の中の本屋
主人の眼鏡にかなった本だけ置いてある
 



◇赤本  

 江戸時代の言葉  絵双紙 お伽噺 双六 カルタ



大正7年 「赤い鳥」 鈴木三重吉

昭和11年「講談社の絵本」 野間
買い切り
 



◇菊池寛

 流行作家  -   通俗小説家   →   ジャーナリスト

 父帰る 真珠夫人 文藝春秋



□佐々木茂索(文春社長) 戦中和服

戦争が和服を滅ぼした

作者としてより編集者として有名



池島信平
 



◇中央公論と改造文庫

 滝田ちょくいん 千部の雑誌を四万部に
正宗白鳥 谷崎潤一郎 広津和郎 室生犀星 夏目漱石 徳富蘇峰


 嶋中雄作


 文庫 角川以後 在庫を持たないように
文庫の寿命1,2か月に
→ 中身の善し悪しを問わなくなった




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