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「人生の自由時間」藤本義一 岩波書店 2001年 ① [読書記録 一般]

今回は、藤本義一さんの
「人生の自由時間」1回目の紹介です。


作家の藤本義一さんと聞くと、ダンディなロマンスグレーの姿を思い出します。




出版社の案内には、

「定年後にたっぷり手にしうる自由な時間,それをどう充実させて生きるか.ぜひともな
 すべきこと,心がけたいことは何か.戦争も震災もくぐりぬけ,無数の人間模様を見つ
 めてきた作家が,好評の『人生の賞味期限』に続いて贈る,高齢者への“応援歌”.深
 い洞察と示唆に満ちた,書き下ろし多数を含む20篇のエッセイで構成.」

とあります。



今回紹介文から強く印象に残った言葉は…

・「自負と他賛の距離」


・「自分の欠点が分かっていない人が人間関係の中で一番困る」
- いつまでもずっと一人でしゃべり続ける人、わたしは苦手としています。


・「自分を棚に上げて相手を非難したり批判したりしてはいけない」


・「忍術から変身へ  
  術 - 修行の過程 
  変身 -修行過程を欠く」
- 「手っ取り早いほうがいい」「効率的ではない」「答えが合っていればいいじゃん」
  このような言葉を子どもたちから聞くことが増えています。 





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☆「人生の自由時間」藤本義一 岩波書店 2001年 ①

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◇いい人間関係・悪い人間関係

□酒

 「酒に飲まれるのは阿保。酒でしくじるのはド阿保。自棄酒は毒の水…」
 


□釘師の哲学  

 「86%の出球率で店は安泰」
 


□自負と他賛の距離

 「彼は俺にないものを持っている」

 「俺は彼にないものを持っている」

 二人でいると1.5くらいの可能性がよい
 


□要注意人物

A 自分の過去の経歴を常にしゃべり始める人


B 知識を披露しすぎる人


C 仕切りをしたがる人


◎ 自分の欠点が分かっていない人が人間関係の中で一番困る



人間関係を密にしていくには、まず相手の才能(能力)を平静な気持ちで分析して認める
ことから始めるのがいい


◎疑うのも不可欠な要素



自分を棚に上げて相手を非難したり批判したりしてはいけない

「自分にはどうしても真似できない人がいるから人生は面白みがある」






◇明日は明日の風が吹く
 
「明日は明日の風が吹く」
 ←→ 「朝の紅顔が夕方には白骨になる」
  

 不可避道
  -「人間は生まれたときから迷路が約束されている」
 

 占い  
  - 神仏を信じる前に人間を信じるべき
  

 香港 
  占いのデパート 60人に占ってもらう

~ 良い未来と悪い未来が半々 
  =「どの人の前に座るかが運命」






◇神通力と仁通力

 本屋 
  - 青春回帰の場所


 力  
  - 農耕に用いる鋤の象形が力 
    力 = また  


 神通力が消え、偽教祖の下に結集し始めた


 右脳「材料倉庫」 ←→ 左脳「製造工場」「加工工場」


 忍術から変身へ  
  術 - 修行の過程 
  変身 -修行過程を欠く


 戦後
  - 神通力を得るための苦闘と試練の連続があったがそれが乏しい時代に


 戦前の子
  -「僕らも苦悩を重ねたら神通力を身に付けられるかも知れない」


 戦後の子
  -「変身マンは選ばれた人なのだ」



戦後は生きるのに忙しかった


 ジンツツウリキを持ちたい 
   「人通力」「仁通力」 = 右脳で
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