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教育ノートから「教師」⑭-「教師の生き方・考え方」國分康孝 金子書房 1995年 (2) [読書記録 教育]

今回は 3月17日に続いて 読書メモの要約『教育ノート』より、
キーワード「教師」でまとめたものの紹介 14回目。
カウンセリングで知られる國分康孝さんの「教師の生き方・考え方」2回目の紹介です。




出版社の案内には、

「教師としての自信を失ってしまいそうな時は、考え方を変えるか、行動そのものを変え
 ることが解消につながる。生徒に語れる自分の人生の哲学を築くために、カウンセリン
 グの視点から教師の仕事を解説し提言する。」

とあります。







今回紹介分から強く印象に残る言葉は…

・「『してもらったこと して返したこと 迷惑掛けたこと』を思い出す
→ 外界への感謝」


・「『べき』からの解放 →『~した方がよい』『~するに越したことはない』」 
- 「子どもはこのようにすべき」と思い込まないことが大切だと考え留用になりました。


・「良心的教師ほど『燃え尽き症候群』になりやすい」


・「自分の役割から抜け出す能力」
- あと数年で定年。複数の生きがいを見付けられたら幸せです。





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☆教育ノートから「教師」⑭-「教師の生き方・考え方」國分康孝 金子書房 1995年 (2)

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◇「生き甲斐」を持つ人間

□時間の流れの中で今を見る 

 今を見る → 将来を

 イマジネーションの活用



□自分の役割を持つこと   

 グループワーク体験



□人と感情交流を持つこと 

「してもらったこと して返したこと 迷惑掛けたこと」を思い出す

  ↓

外界への感謝


 自分の人生の意味を見いだす 
  → ドゥーイングがなくてもビーイングだけで十分に意味ある人生を
 




◇人生哲学

□役に立つ哲学



□哲学とは何か 

「自分の人生は幸福か」
1 人生で究極的に存在するものは何か   = 存在論

 2 知っているとは何かを明らかにすること = 認識論

 3 人はどう生きるべきか 何が善か    = 価値論



□具体的な人生哲学の提言

 1 自分が人生の主人公である


 2 「べき」からの解放
  「~した方がよい」 
  「~するに越したことはない」 
  「~した方が得である」

   理想主義で生きる

   ウォントとシュッドの区別


 3 適応せずともだめな人間ではない

  人間は人間としてそこにいるだけで価値がある
 




◇余暇と教養

□なぜ余暇か = 教師の仕事はストレスが多い 

 ストレス(の多い職業=ハマコウ註)
  ① 外科医 
② 航空管制官 
③ 教師



□ストレス・組織の「命令一元化の原則」が定まっていない

・ 相手が多様な特質を持つ

・ モチベーションが低くリレーションの持ちにくい相手とも関係する

・ 父母の要請・批判 ~ 強迫観念

・ 変貌する生徒たちに対応する技術を体系的に学習していない



□良心的教師ほど「燃え尽き症候群」になりやすい



□余暇はストレスからの脱却法



権限と責任からの解放



□仕事即道楽への懐疑



□余暇の積極的意味 

 やがて生徒と別れた



普段から戻るべき自分の世界を持っておくこと



□教養 

 プロ 
  「時々刻々変動する状況の中でその都度,自分で判断し行動を選ぶところにある」



   自分の役割から抜け出す能力

自分の選考学から抜け出す能力



  複数の観点になじんでおく


 スペシャリストの教育から帝王学へと関心をシフト


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