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「人生の自由時間」藤本義一 岩波書店 2001年 ② [読書記録 一般]

今回は、3月19日に続いて藤本義一さんの
「人生の自由時間」2回目の紹介です。


作家の藤本義一さん、随分とマスコミに登場されていました。
ダンディなロマンスグレーの姿を思い出します。




出版社の案内には、

「定年後にたっぷり手にしうる自由な時間,それをどう充実させて生きるか.ぜひともな
 すべきこと,心がけたいことは何か.戦争も震災もくぐりぬけ,無数の人間模様を見つ
 めてきた作家が,好評の『人生の賞味期限』に続いて贈る,高齢者への“応援歌”.深
 い洞察と示唆に満ちた,書き下ろし多数を含む20篇のエッセイで構成.」

とあります。



今回紹介文から強く印象に残った言葉は…

・「人生の意味 = 生きているのが何かを知るためである」


・「道草は心の余裕があってこそできる人生唯一の良薬」


・「『人生はドップラー効果だ』 = あっという間に消えていく」


・「詐欺師たちは絶対に自分が悪いと思っていない。騙された人が愚だと思っている。
= 騙される方も欲に憑かれている」






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☆「人生の自由時間」藤本義一 岩波書店 2001年 ②

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◇無駄こそ心の栄養剤

□漱石の『道草』


□人生の意味 = 生きているのが何かを知るためである

 何か = 「自分がどう変わってきたか」



過去に読んだ一冊をもう一度手にするのが得策


□焼き物の世界 「窯変」

 人間の心はこの窯のようなもの



窯変して驚かすのは一冊の本


□道草は心の余裕があってこそできる人生唯一の良薬






◇人生はドップラー効果だ

□童話を書く = 透明な充実感


□アンデルセン

 「心に安らぎを与えてくれる」


□「人生はドップラー効果だ」

 = あっという間に消えていく






◇人生の共有時間

□「生きていくというのは時間の中を流されていくことだ」


□すべての生物に「平等」に与えられたものは「時間」である


□時間同伴者との共有時間

 身内との共有時間は千年二千年

  → 共有時間の足し算






◇騙す人騙される人

□世の中には無数のマインドコントロールの網が張り巡らされている


□ホテルのセミナー 

 仏滅の日に多い(会場が空いていて格安)

セミナーの名称 「能力」「開発」「啓発」

マインドコントロールされた人が大勢に対して又マインドコントロールを行う
              (P63にマインドコントロール方法の要約)

 マインドコントロールは立派な詐欺
単純な脅しを文句の綾を用いて相手の考えを混乱させて不安のどん底に叩き込んで
  いく

= 香具師の口上


□詐欺師たちは絶対に自分が悪いと思っていない。騙された人が愚だと思っている。

 = 騙される方も欲に憑かれている






◇心は脳の同居人

□友人 「全生活健忘症」


□マンションの一室を借り、もう一人の自分と交換口説

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愛人からの裏切り


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