SSブログ

キーワード「国語」③-「国語教室の活性化」 野口芳宏 明治図書 1986年(1) [読書記録 教育]

今回は、4月18日に続いて、読書ノートより
キーワード「国語」の紹介 3回目 
野口芳宏さんの「国語教室の活性化」(1)です。

30年以上前からの記録もあります。
「あの頃」が懐かしく思い出されます。
また、今では通じないと感じるところも多々あります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「伝記 = 実在した人物の生き方や考え方に触れることにより,読む人の人生観をよ
り高いレベルに引き上げていく。」
- 梅原猛さんから、かなり以前の講演会で「道徳の時間は伝記を読めばよい」と聞きま
 した。なるほどなあと思いました。


・「発問とは?
  『改めて発見させる』『考えさせる』『気付かせる』」


・「『挙手→指名』方式から『作業・巡視→指名』方式へ」
-「挙手に頼るだけの指導」だけがまだ行われているとお思いの方が多いようですが、大
 部変わってきています。


・「ズバリと短く発言させる」
- 放っておくと、だらだら言うことが多く、聞いている子どもが理解できない場合が案
 外あります。「ズバリと短く」のアドバイスは効果的です。


・「個別作業の技法」
- ここの4つの視点、大いに役立ちました。





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

浜松ジオラマファクトリー








☆キーワード「国語」③-「国語教室の活性化」 野口芳宏 明治図書 1986年(1)

1.jpg
 
◇確認型から変容型へ 
 
 ① 確認型から変容型へ

 ② 散歩型から旅行型へ
 




◇指導計画 
 
 ① 原点的研究 
    百科事典等で

 ② 理想技能の具体的把握 
    主題,性格心情,山場,魅力 → ノートに

 ③ 子供の抵抗と限界の把握

 ④ 指導方法の創造的開発
 




◇伝記  

 実在した人物の生き方や考え方に触れることにより,読む人の人生観をより高いレベル
に引き上げていく。

→ 自己実現

・年表

・私にとっての□□  感想文
 




◇展開  

 1 変える・動かす 指導案

 2 切る・捨てる

 3 絞る・まとめる

 4 眺める・見つめる 

    ノート作業・期間巡視-板書を眺める
ゆとりを持つ

 5 あるがままを楽しむ
 




◇発問の技法

 発問とは?
  「改めて発見させる」「考えさせる」「気付かせる」
 

 ポイント
 ① 教材解釈から
 
② 個人差が明確になるように問うべき

③ 分類・群化・整理
    数字で
 
 ④ 単純・明快・簡潔に問うこと
 
 ⑤ 深く少なく問う  
    まずノートに

 




◇指名の技法
  
「挙手→指名」方式から 
 →「作業・巡視→指名」方式へ
 

 ポイント
  ① 目的的・意図的に
 
② 場合により輪番も  
     「形式段落ごとに読みなさい」など
 
  ③ 下位の者 発言しない者から   
      珍しい考えや個性的な見方
 
  ④ 指名児童への予告をしておくこと(巡視時)
 
  ⑤ 子供相互の指名はやめた方がよい

 



◇話し合いの技法
   
 ポイント
  ① 意図的に指名する
 
② ズバリと短く発言させる
 
③ 討論を整理して効果的に組み合わせる
 
  ④ 話し合いの中でむやみに頷く癖をつくってはならない
 




◇個別作業の技法  
   
 ポイント
  ① 小刻みに作業させる 
 
② □△×をかかせる
 
③ サイドラインを引かせる

④ 理由・根拠は後でよい


nice!(132)  コメント(4) 
共通テーマ:学校