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キーワード「国語」⑨ [読書記録 教育]

今回は、5月26日に続いて、読書ノートより
キーワード「国語」の紹介 9回目です。 


今回紹介文で強く印象に残った言葉は…

・「解釈学からの脱皮を = 表現・理解のための言語能力」
- ここ10年間で大きく変わってきています。


・「子どもに詩を書かせるな(丸谷才一)」
「子どもに読書感想文を書かせるな(清水義範)」
- その理由を想像できるでしょうか。


・「何を書いてもいい 
  ただし読み手にちゃんと伝わるように書く」
- すらすらと作文できる力は大切だと感じています。


・「日直が前日に詩集から好きな詩を板書し当日朝の会で朗読する」
- 「音読集」を学級の全員に持たせています。







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☆キーワード「国語」⑨


◇良い話し合い授業 岩下修
  
 ① 教室の全員が思考の選手となり,

 ② 正しさを求めて追究心を喚起させ,

③ なるほど  

という発見的認識を生じさせるもの


□子供に問題づくり 

 → 解決を反復させ自力読みの力を鍛えながらも,教師は常に新しい問題を先生の問題
  として供給していく必要がある。





◇国語の追究 藤井圀彦(文教大)
  
□解釈学からの脱皮を = 表現・理解のための言語能力


□教材を使って言語の力を付ける

 ① エピソード調べ

 ② 主題の仮説 … 主題語

 ③ 追究問題の把握 … 主題語の検証

 ④ 表現分析 精読

 ⑤ 定着  拡散






◇小学生作文のつまらなさ
 
 1 動機がない   

 2 「いい作文を書かなきゃ」という思いこみ



何を書いてもいい 
     ただし読み手にちゃんと伝わるように書く
 

◎アドバイス

 ① 作文の中に違った人が出てくるように

 ② 作文を褒める






◇読書感想文
 
□子どもに詩を書かせるな(丸谷才一)


□子どもに読書感想文を書かせるな(清水義範)






◇国語のつまずきを防ぐ

 1 「読むこと」 
  ・読む姿勢を変える

二人チーム 丸読み,段落読み,役割読み


 2 「書くこと」 
   全文視写  

   マスを用意 - その通りに






◇詩の朗読
 
□日直が前日に詩集から好きな詩を板書し当日朝の会で朗読する



詩集一冊あればよい

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教育ノートから「教師」31-「戦後の日本の子ども観を見直す」 明石要一 明治図書 1995年 ③ [読書記録 教育]

今回は 5月25日に続き、「教育ノートから 教師」31回目、
明石要一さんの「戦後の日本の子ども観を見直す」3回目の紹介です。


出版社の案内には、

「宿題がないと不安がる『宿題依存症』など、日本の近代社会では見ることのできなかっ
 たタイプの子どもがふえている。戦後50年の子どもの生活を社会構造の変化と絡めて
 明らかにし、理解を超えるといわれている現代の子ども観を見直す。」

とあります。


時代を映す教育者の名前が紹介されています。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「阿部進の『現代っ子』」
-「カバゴン」阿部さんを懐かしく思い出します。
 覚えているのはわたしたちの世代くらいまででしょうか。


・「デモ・シカ先生」
- 聞かなくなりました。
 「先生にでもなるか」「先生にしかなれない」
  デモ・シカでは…
 

・「群れ遊び衰退の兆し」
- 街角、公園で群れ遊びを見る機会がなくなってきました。





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☆教育ノートから「教師」31-「戦後の日本の子ども観を見直す」 明石要一 明治図書 1995年 ③



◇戦後第Ⅱ期(1960~1975)  月単位サイクル
 
□阿部進の「現代っ子」

① 世の中を変えていく可能性を持つ 

  親の言いなりにならない


② 今の社会の約束事を身につけている 

決して優等生ではない


③ 自分の生き方は自分で決める 

自分に自信を持ち我が道を歩もうとする


④ 要求を突きつける子供


⑤ 変わり身の速さを身につける

私の利益 ぼくの利益
 



□小川太郎の子供観

 1952「日本の子供」金子書房  

 1960「新版日本の子供」


 時代の中の子供 
  ① 基本的生活 

② 労働

 ③ 遊び

 ④ 学習




□授業派教師 

 1956(昭和31)デモ・シカ先生(永井道雄)


○斉藤喜博 

  1960(昭和35)「学校づくりの記」「授業入門」



授業の工夫の中で

       教材解釈と授業展開に工夫



○板倉聖宜

 1965(昭和35)「仮説実験授業入門」

 テキスト
  <問題-予想-討論-実験>



自分から参画
 



□都会派教師 

 阿部進




□全生研教師

 「仲間づくり,集団づくり,学級づくり」具体化

○大西忠治

 1963(昭和38)「核のある学級」

  農村派+授業派
集団づくりを通して社会変革を目指した

国語の科学的読み方提案
 



□「月」を単位とした子供の生活サイクル

 都市化


 週刊漫画とテレビがメディアの中心
月極小遣い

   全国的規模の流行現象 
       ダッコちゃんブーム(1960)
怪獣人形・リカちゃんブーム(1966 1967)
スーパーカー・インベーダーブーム(1977)
ファミコン(1985)


 群れ遊び衰退の兆し 
  「テレビっ子」「疑似体験」



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