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教育ノートから「教師」35-「プロ教師の生き方」河上亮一 洋泉社 1996年 ③ [読書記録 教育]

今回は 6月5日に続き、「教育ノートから 教師」35回目、
河上亮一さんの「プロ教師の生き方」3回目の紹介です。



出版社の案内には、

「ほめる教育より叱る教育を。自由より強制を。『中学教師』と呼ばれる著者が、自分自
 身の学校での取り組みをまとめながら、最近の学校をとりまく状況、いじめなど現在直
 面している困難についての考えを述べる。」


とあります。



「脱偏差値」 かなり以前に話題になったことです。
現状は 大きく変わってきています。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「推薦枠の拡大 内申点重視」
- これはこれでまた課題も…


・「本物の教育とは何か」


・「教師は役割を限定する必要がある。」







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☆教育ノートから「教師」35-「プロ教師の生き方」河上亮一 洋泉社 1996年 ③

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◇入試改革で進路指導はどう変わったか
 
□大きく変わる入試の実態

 最近実技教科の授業への取り組みが急変

  入試がらみ → 通知票が基準に




□埼玉県入試 

 推薦枠の拡大 

 内申点重視




□入試改革をどう捉えるか

① 私立嘆願の大幅減と公立人気の復活                       
   私立志向は教師が作り出していた面も


② 公立高校の復活 

   推薦入試の拡大が要因

   公立離れに歯止め


③ 教師の問題

 A 偏差値への未練

B 生徒の変化に対する偏見
自分の将来を考えて,自分のわがままやその時の気分を抑えて控えめに行動した
   り,一生懸命努力しようとすることのどこが悪いのか。

→ 本物の教育とは何か

 C 評価の多様化への不信

   文部省四つの原則
1 学校選択の指導から生き方指導への転換

  2 進学可能な学校の選択から進学したい学校への転換

  3 100%合格可能性に基づく指導から生徒の意欲や努力を重視する指導への
     転換

    4 教師の選択から生徒の選択へ進学の転換



教師は役割を限定する必要がある。
中学校教師の手配師としての役割は終了した。



  中学校の進路指導の形を具体的に作っていかなければならない。

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