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教育ノートから「教師」48-「教師たちの悩み」 宮本幸雄 同朋社 1998年 [読書記録 教育]

「権利は主張するが義務はしなくて良いという流れ
権威のあるものはない 
 マスコミが学校の権威を引きずり降ろした」




出版社の案内には、

「学校だけが悪いのか!?元教師が現場の教師60人余に対して行ったインタビューをも
 とに悩める教師の実像を詳細にレポート。」

とあります。





今回は 7月26日に続いて、教育ノートから「教師」48回目、
宮本幸雄さんの「教師達の悩み」の紹介です。







今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「メンタルヘルス相談は他企業の2倍」


・「子どもを育てることで教員も育てられる = 未完成」


・「そもそも分かろうとしない生徒をどうすればよいのか」







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☆教育ノートから「教師」48-「教師たちの悩み」 宮本幸雄 同朋社 1998年
 
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◇教師たちの悩み 

 メンタルヘルス相談は他企業の二倍 17%



 ストレスが溜まりやすい
   ①子どもの教育 

   ②親への対応

   ③職場の人間関係

④教育委員会との問題



 教員は毎日毎日未完成な子を教育
子どもを育てることで教員も育てられる = 未完成
 





◇職員室の常識 

 閉鎖的社会 = 「お山の大将」的な人間の集まり


 ついていかなくても成り立ってしまうのが教員世界、自己管理が必要な職業

 





◇教員が見た教員 

 自分の領分と校務を区別するようになってきた



がまんできない 
  「苦労はしたくない」


  体験することが大切


 公立と私立 
   公立の悪い面 校長の力次第

↓↑

私立 実力主義

 





◇教員が見た授業・生徒・親

 最初の指導が肝心
   → そもそも分かろうとしない生徒をどうすればよいのか



 聞く耳を持たない
・善悪の判断が付かない

・何でこんなことで先生が怒るのかと思う生徒が増えてきた

・指示待ち症候群

  ・エネルギーがない

・わがまま
   


 教員から見た親
  ・「手を掛ければ子どもは育つ」意識

・「手を放しても目を離さない」事ができない

・「うちの子は~ですから特別扱いしてください」

・「少なくとも普通の生活ができるようにしてほしい」



基本的生活習慣

  ・「甘やかしていること」の自覚がない

  ・父親の欠如 
     父親の存在が薄い

  ・親は学校の悪口,教員の悪口を平気で言うようになって,単に困ったときとか事が
   起きたときだけ「学校が何とかしてくれ」「先生が何とかしてくれ」と言うような
   学校の位置づけになってしまった

・権利は主張するが義務はしなくて良いという流れ

権威のあるものはない ← マスコミが学校の権威を引きずり降ろした


<公立> 
  ・PTAとの関わりは負担

・できない生徒の親に限って

・一度学校でどんな生活を送っているか見てほしい

・裁判費用の積立制度
 





◇教員の人間関係  

 ◎多様な価値観を  


 ◎体験が少ない - 知識歴は多いが



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