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教育ノートから「教師」50-「教師」 森口秀志 晶文社 1999年 (1)  [読書記録 教育]

「学校というのは馬鹿なことを大まじめにやるところ」





今回は 8月 5日に続いて、教育ノートから「教師」50回目、
森口秀志さんの「教師」の紹介 1回目です。




出版社の案内には、

「いじめ。不登校。学級崩壊。体罰……いま学校で子どもに何が起こっているのか? こ
 の危機的状況の中、沈黙している教師たちは何を考えているのか。全国の小・中・高校
 の現役教師87人の本音に迫った。『教師自身の言葉で語った優れたインタヴュー集』(芹
 沢俊介氏評)行き詰まった教育論議に恰好の素材を提供」

とあります。








今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「今は本当にごく普通の子が何をしでかすか分からな」


・「『いろいろ考えても仕方がない。今,この現実から始めるしかないんだ』
= 教師は経験主義」


・「自分の分を知り身の処し方を知っている教師がなんとかやっていける」


・「今ここにいる子供が教室にいたいと思える授業を」




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<いちゆうのヒト in 浜松 vol.10>
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毎年恒例、浜松出身の講談師・田辺一邑さんの「いちゆうのヒト in 浜松 vol.10」が、
今夏も浜松市地域情報センターで開かれます。
今回は来年の大河ドラマいだてん特集「古橋廣之進と田畑政治」。
高田柊(ヨーヨー世界チャンピオン)さん、田辺凌鶴さん、田辺いちかさんの出演も!
時間があえば、ぜひお楽しみください。
 日 時:8月19日(日) 開場 13:30~ 開演 14:00~ 終演 16:30
 会 場:浜松市地域情報センター ホール
 入場料:前売券 2,500円  当日券 3,000円
以下のサイトに
http://www.hcf.or.jp/calendar/detail.php?id=21422







☆教育ノートから「教師」50-「教師」 森口秀志 晶文社 1999年 (1) 
 
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◇教師の忙しさ
   
 流れの中に突発的事故。
  

 今は本当にごく普通の子が何をしでかすか分からない。
  

 事務作業が増えた。
   提出文書・報告書・研修
 




◇生徒指導(赤田圭亮)
  
 同じノウハウがどんな場面でも通用すると思ったら大間違い。
  

「いろいろ考えても仕方がない。今,この現実から始めるしかないんだ」

= 教師は経験主義
   
① 問題が起こったら真っ先に立ち上がり最初に現場に。

 → その方がむしろ安全 
    「今ごろきやがって何だコノヤロ」
  

② いつも同じような目線で(ゆったりと構えるふり)

◎ 距離感を持ってつきあう → 問題起こればとことん最後まで
 =「こいつは敵じゃない」  
 
  教師が自分の分を知り自分の言葉で向かう。
    
= 自分の分を知り身の処し方を知っている教師がなんとかやっていける。
 





◇部活動 

 運動もそこそこ勉強もそこそこ。

  無理がきかなくなった。
  

 部廃止になるところが増えてきている。 - 顧問の高齢化の問題

   | 

五年先,十年先に
  「ああ,俺はこいつらにいろいろなことを教えてきたんだな」と思えるように。
 




◇子供とつきあう

 全員が何かしらウィークポイントを持っている 。

  ← 教師は気付かないふりをしながらちゃんとケアする。
   

 教師はうわさ話が好き。
  - 意外に無神経
 




◇授業 

 「今ここにいる子供が教室にいたいと思える授業を」
 




◇心のメインテナンス

 「自分が正しいと思っていることの逆の側面を常に考えなさい」

↑↓

  先生同士がもっと意見交換を。
 




◇学校という別世界

 学校は19世紀後半の世界。
    いじめる人は悲しい人。


 みんなで話し合える場に。
    

 M教師 問題教師 

荒れているクラスの子  動物的本能丸出し



荒れるのは先生が一部の子しか見ていないから。


 成績主義
 

 「教員同士が協力して子供を指導することは難しくなっている」
  管理教育 - 学校というのは馬鹿なことを大まじめにやるところ。

管理職  - 地域の仕事が増えた 一言運動 人事権も

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