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キーワード「家庭教育」⑭-「お母さんと先生のつきあい方」 戸田唯巳 教育史料出版会 1994年 [読書記録 教育]

「いろいろな子がいるのだから,やっぱりいろいろなことをしてみねばなりませんね」

「猿モ木カラ落チル。シカシ,コノ猿ハ木カラ落チスギル。」

「幸せな出発 = 『先生の謙虚さ』 + 『親たちの温かく見守る目』」




今回は、8月29日に続いて、キーワード「家庭教育」でまとめたもの14 回目、
戸田唯巳さんの「お母さんと先生のつきあい方」の紹介です。


出版社の案内には、


「親が『あれでも先生か』と思い、教師が『親があんなだから』と言って互いにわかり合
 えぬままでは子供が困ります。親と教師のちょっとした歩み寄りで子供は不安から救わ
 れる。心温まるエピソード21篇。」


とあります。






今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「子どもはみんな自分たちの先生が一番いい先生であってほしい」


・「先生に今少し謙虚さがあり,親たちに今少しゆとりがあり,先輩同僚に今少しの親身
な協力があったら…」
- 温かい目で見つめてくださっている保護者に感謝しています。


・「(教師が素直に反省する姿が)信頼感を強いものへ」
- わたしにも覚えがあります。自然体でいきたいですね。



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☆キーワード「家庭教育」⑭-「お母さんと先生のつきあい方」 戸田唯巳 教育史料出版会 1994年

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◇お母さんの気のない返事
   
 親よりはまずは子ども

 … 子どもはみんな自分たちの先生が一番いい先生であってほしい
 




◇気持ちのいい話

 「早春賦」歌詞間違い 
   → ×「春は名のみの」
   → ◎「春花の実の」



  母親からの手紙「子どもが覚え間違い…」
教え方に対する抵抗なし = 思いやり
 




◇誤字と先生  

 結婚式に先生を招く
先生の誤字 … 誤字に対する不安

   間違いに対する先生の姿勢
 




◇幸せな出発 

 母への返事

 温かく見守る目
  - 先生に今少し謙虚さがあり,親たちに今少しゆとりがあり,先輩同僚に今少しの
   親身な協力があったら…


 幸せな出発 = 「先生の謙虚さ」 + 「親たちの温かく見守る目」
 




◇穴があったら入りたい

 有無を言わさず  音楽


 ろうそくともして 
   宿直 代直でピアノ練習


 学芸会で失敗
   - 温かく見守る目
 




◇職場訪問

 毎年訪ねてくる 
   けがで教師を辞めた人の息子(学校教師)


 挫折する子ども
   就職して半年頃


 卒業生の職場訪問
 




◇ナイショの話 

 年賀状の一言 
   だらしがないぞ 
   頼むからナイショに





◇誕生日の似顔絵

□先生になじみにくい子

 子どもが変わった


 子どもを変えた似顔絵
  誕生日に似顔絵 

   5月2日 お誕生日おめでとう
  これでまた一つ大きくなった
がんばれ



 驚きのあるうれしさ

 → 今も大事に飾っている

 教師
 「いろいろな子がいるのだから,やっぱりいろいろなことをしてみねばなりませんね」
 




◇コノ猿ハ木カラ落チスギル

 ある先生が失敗したときに

「猿モ木カラ落チル。シカシ,コノ猿ハ木カラ落チスギル。」



信頼感を強いものへ

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