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キーワード「家庭教育」⑲-「小学4・5・6年生の家庭学習法」松原達哉 産心社 2001年 [読書記録 教育]

今回は、9月16日に続いて、
キーワード「家庭教育」でまとめたもの19 回目の紹介です。

主に、松原達哉さんの
「小学4・5・6年生の家庭学習法」の紹介です。



出版社の案内には、


「本書では、教育心理学の立場から四・五・六年生の各学年の子どもの心身の発達の特徴
 を述べ、学校では大体どんなことを学ぶのか、そして、効果的な家庭学習をするにはど
 のようなことに気をつけたらよいかをのべました。いわば“勉強のさせ方”をのべた本
 です。」


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「4年生以上 
 → 計画的に効率よく予習復習」


・「どんな家庭教育をしているか」







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☆キーワード「家庭教育」⑲-「小学4・5・6年生の家庭学習法」松原達哉 産心社 2001年

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◇自律
   

 自らの立てた規範に従って行動すること
 

 → ① 学級のルールを作る 

② 人に迷惑をかけない







◇「小学4・5・6年生の家庭学習法」松原達哉 産心社
□はしがき 




 4年生以上 

 → 計画的に効率よく予習復習 - 努力無くしては進めない


「学問に王道なし」コツコツ意欲的に,能率的効率的に





 子供にやる気を起こさせ,能率的な勉強の仕方・考え方を教える
 
  = 望ましい家庭学習環境を
 




□あなたはどんな母親?

 都会の平均的母親像
・ 学歴は高いが教えない
  
    → 塾


・ 暇はあってもしつけない 

     × 礼儀を守る・挨拶をする・交通規則遵守

    → 集中力・忍耐力・注意力に欠ける子

  ・ 文句は言っても協力しない

教える側と教えられる側の間に尊敬が無くては


  ・ 父親をあてにしない  
      
       教育方針・内容よりも進学先のみに


  ・ 勉強さえできれば何でも許す

    「母親のために勉強をやっている」


  ・ 子供をペットにする 
     
       → ペットに箔を付けることばかりに熱心
 





□本当に子供を知っているか?

○見方 

 長所を見て → 「これこそ本当の姿だ」    いい子だ


 短所を見て → 「いいえ,そんなはずはない」 悪い子だ



○心身ともに健康だろうか?

 健康な高学年児童

① 自分の長所短所が分かる

② 役割を理解して自分の価値を自覚できる

③ 円満で情緒安定,劣等感無く,不平不満に耐え,我慢する力

  ④ 運動にも勉強にも意欲を持ち,調和がとれている


  ⑤ 積極的・自発的


  ⑥ 学校生活に生き甲斐を感じている~現実的な目標を持つ


  ⑦ 調和のとれた人間関係


  ⑧ 行動が幼稚でない



○正しい学習をしているか?



○先生や友達とうまくいっているか?



○家庭環境はいいだろうか?

① 家族全員が健康


② 両親ともに仕事に意欲を感じている


③ 夫婦円満,兄弟姉妹に差別なし


④ 子供にとっての幸せを両親が考えている


⑤ 一貫した躾をしている

 ⑥ 勉強ばかりを強制しない
 




□どんな家庭教育をしているか

(1)放任型(消極的拒否型)

→ 愛情飢餓に 変わった行動 情緒不安定に



(2)虐待型(積極的拒否型)

   → 素直さに欠ける 反抗的・攻撃的に



(3)厳格型(押しつけ型)
 
   命令・禁止・干渉 → 顔色を見て行動するようになる


   無感動・冷淡   → 本当の実力がつかない 反抗的になる


(4)期待型(期待しすぎ型) 

   → 小心な人間に


(5)干渉型(世話焼き型)

   → 依頼心強い子 
     忍耐力に欠け人頼み
   

(6)不安型(いらいら型)

    心配・不安 ~ のびのびしなくなる


(7)溺愛型(べったり型)

    赤ちゃんぽい・飽きっぽい・無責任


(8)盲従型(召使い型)

    自己中心的


(9)矛盾型(気まぐれ型)

    情緒不安定


(10)不一致型(食い違い型)

    一人ひとりに違った態度



困るのは子供



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