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教育ノートから「教師」61-「職員室の心の病」大原健士郎 講談社 1997年 ② [読書記録 教育]

今回は 10月5日に続いて、教育ノートから「教師」61回目、
大原健士郎さんの「職員室の心の病」(2)を紹介します。



森田療法で知られる故・大原浜松医大名誉教授。
的確に「教師」を捉えています。




出版社の案内には、


「先生自身も親も気づいていない憂うべき事態が!!理想の教育を求めれば求めるほど現実
 とのギャップに悩む現場の先生たち。隠された精神性疾患の病理を具体的症例をあげて
 明かす。」



とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「鬱病は治療によって早く良くなるが再発多い」


・「登校拒否には『森田療法』を = 背景にある病気を知ること」
- まだ「不登校」

・「松下村塾『ファンダメンタリズム(原理主義)』 狂気の世界『皇国日本』への回帰」
「真の自信を持つファンダメンタリスト
吉田陰麿,高杉晋作,久坂玄瑞,山県有朋,伊藤博文」

・「適塾『オランダ語習得 日本近代国家へ実学』 最高最新の知識と技術」
「成績順-自由競争 福沢諭吉」


昨日の朝、犬の散歩に出かけました。
破れているビニルハウスがいくつもありました。
農業小屋が一部破損しているところも何軒かありました。
雨が降る前に穴をふさぎました。
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☆教育ノートから「教師」61-「職員室の心の病」大原健士郎 講談社 1997年 ②

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◇人として先生として

□鬱病は治療によって早く良くなるが再発多い




□精神分裂病 

 ① 破瓜型  17,8歳


 ② 緊張型  20代前半 30歳すぎるとほとんどない


 ③ 妄想型

 ※ 分裂病は思春期から青年期に発病




□分裂症  

 成人では0.75%の発生率


 自発性欠如と感情鈍麻 
   → 冷たい性格,人嫌いに


 「先生」は人の道を説かなければならない立場
 






◇子供の心を知ることは難しい

□登校拒否には「森田療法」を

 = 背景にある病気を知ること

(1)神経質型登校拒否 
    A型 一時的

B型 性格未熟


(2)精神障害型


(3)非行型 その他

 ※シンナーは予防が大切 もとの健康な心身には戻らない
 






◇学校の先生との出会い,別れ

 思い出に残るのは中学校の先生


 教育だけでは味も素っ気もない先生に


 先生の役割とは何か
「いつ,どこで顧みても,清く,美しい人生を送ってください」








◇二つの私塾を貫く「狂気」と「正気」 吉田松陰と緒方洪庵
   
□天の利・地の利・人の利   

 松下村塾-吉田松陰
               
 適塾  -緒方洪庵



□教師の要件 
 ① 生徒たちのトップレベルと資質が上もしくは同等でなければならない


 ② 豊富な専門知識・広く柔軟な視野


 ③「広く世のために」という志が必要


 ④ 志と共に人徳 
     若い人に対する愛情と包容力



□「狂気の世界」と「正気の世界」

 松下村塾 
   「ファンダメンタリズム(原理主義)」

狂気の世界 「皇国日本」への回帰



 適塾
   オランダ語習得 日本近代国家へ実学



最高最新の知識と技術


 有為の人材を多数輩出できた理由
松下村塾 「あなたのこの点において自分は遠く及ばない」



  真の自信を持つファンダメンタリスト
吉田陰麿,高杉晋作,久坂玄瑞,山県有朋,伊藤博文


   適塾    成績順-自由競争
福沢諭吉

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