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「バカ親バカ教師にもほどがある」藤原和博・川端裕人 PHP新書 2008年 下 [読書記録 教育]

「消費社会が学校を変質させた」
 
「消費社会が生んだスーパークレーマーの群れ」





今回は、9月29日に続いて、藤原和博さん、川端裕人さんの、
「バカ親バカ教師にもほどがある」3回目の紹介 最終です。




出版社の案内には、


「わが子かわいさのあまり無理難題をつきつける『モンスターペアレント』。“いじめなん
 てない”と逆ギレする『モンスターティーチャー』。自分の気持ちだけを優先する大人
 たちの増殖が問題となっている。『先生がうちの子を起こして!』『キモイから担任を替
 えて!』『教師の私にたてつく気か!』…親と学校の壁はますます高くなるばかり。面倒
 な対話がなくても生きられる現代社会、このバラバラ状態は変わらないのか?民間出身
 の公立中学校長として奮闘した著者に、真に子どものためになる子育て・教育改革の道
 を聞く。」


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「親にとってのいい先生と子どもにとってのいい先生は違う」


・「いい先生ばかりでは…    ~ 多様性が不足」


    現在はコンビニ社会
              

・「超コンビニ化 = コミュニケーション不安の社会」 




出版社によるものかもしれませんが、タイトルをつける感覚には疑問をもちます。



今週は野外活動が計画されています。
思い出に残る活動になるようにと思っています。




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☆「バカ親バカ教師にもほどがある」藤原和博・川端裕人 PHP新書 2008年 下

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◇バカ教師の壁

□ケース15 

「わたしのクラスにいじめがあるというの?」



 親にとってのいい先生と子どもにとってのいい先生は違う
  → コミュニケーション能力と指導力


 教育は大人の「量と質の多様性」で決まる
いい先生ばかりでは 
    ~ 多様性が不足


 学校の中に必要な「学校モード」でない場所
  




□ケース16 

「アイツは校長にたてつくおかしなヤツ」 



 その人が大人がどうか判断する基準
   → 建設的な対案は


 校長先生はどれほど偉いのか


 非難しながらもたれ合う親と学校の図式
  




□ケース17 

「それは個人情報保護法に触れるからダメ」 



 自分が説明できないことは理由にならない


 学校への提言を通すためには


 先生が受けた過去のトラウマ


 モンスターと呼ぶことでごまかしている
  




□ケース18

「一緒に役員やりましょう」 



 絶対的で面倒くさいPTAと言う存在
          
 保育園型と幼稚園型の壁











◇親と子の壁  

Ⅰ 成熟社会とは何か  

  子どもはもはや親と同じ生き物ではない


  子どもにとって生きにくい世の中 
    現在はコンビニ社会
              

  超コンビニ化 = コミュニケーション不安の社会 





Ⅱ 成熟社会に必要な「チカラ」 

 「情報処理能力」から「情報編集力」へ 
   ~ やわらかな学力観


 チカラの礎となるもの
クレジット = 信任の総量のレベルを上げていくこと

| 原動力の両輪 か 情報処理力と情報編集力

その基礎 「集中力」+「バランス改革」





Ⅲ コミュニケーションを妨げるもの

  リビングの主役はだれか 
    テレビ



  ケータイを持たせるリスク

   → 生活のリズム感を!


 ×テレビ&ケータイ中毒症
  




Ⅳ コミュニケーションを取り戻すために 

  どんな家が子どもを育てるのか   
    家庭版・よのなか科


  子どもに仕事の話をすることの意味
     

  子どもだけが「勉強する」家はおかしい





Ⅴ 成熟社会の「家族」のあり方

  家族の絆を決める食事  

  家族「する」という感覚の大切さ
  




Ⅵ 親子の人生を豊かにするもの 

  ナナメの関係で人は大きくなる 
    親のネットワークが子育てでものを言う
  




Ⅶ 成熟社会の「希望」 

  なぜ子育てが難しくなってきたのか 
    → 地域社会が変わった


 「それでも子どもは育ち子とを信じてみる」


 コミュニケーションのきっかけとなる「こだわり」







◇あとがきに替えて

 子どもばかりの国        

 「歌はどこへ消えた」


 消費社会が学校を変質させた 
   消費社会が生んだスーパークレーマーの群れ


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