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「斉藤喜博さんはこんなことを」③ [読書記録 教育]

「今の日本の青少年が大人に反抗するのは大人が心にもないことやごまかしを平気でやっ
 ているから。」

「優しさの裏付けがなければ厳しさは成立しない。」






今回は、10月 6日に続いて、
「斎藤喜博さんはこんなことを」3回目の紹介です。



かつて実践者として知られた斎藤喜博さんの言葉です。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「今の学校教育は『名誉心』『競争心』『恐怖心』を使って勉強させている。」


・「学問はカルタシス = 人間を清める仕事」


・「監督付きでなく自分の責任で仕事をすることが専門職の専門職たる所以。」


・「『一日に一時間,最も得意な教材で』一つか二つのネタで」




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☆「斉藤喜博さんはこんなことを」③


◇学校教育の荒廃(以後林竹二との共著より)
 
□学校教育の問題

 ① 人間に対する優しさがない


 ② 教育に対する考え方が逆立ちしている


 今の学校教育は「名誉心」「競争心」「恐怖心」を使って勉強させている。

「やさしさ」=子どもが本当に必要なものを探り続ける心配り



 今の日本の青少年が大人に反抗するのは大人が心にもないことやごまかしを平気でやっ
ているから。


 優しさの裏付けがなければ厳しさは成立しない。








◇子どもの可能性は無限だ
 
□子どもの無限の可能性 - 引き出す試み  

 叩きようでどうにでも鳴る太鼓


□学ぶ  

 情報の獲得 - 勉強は記憶


 情報 = インフォーム 形成

   何かを入れることにより主体を新たにすること


 自分を乗り越えることが学習








◇子どもの見ているもの
 
□生きる  

 未来に向かって生きる  

 どう自分を表現し実現するか


□ソクラテス「よりよく生きる」


□子どもの幸せのため

 子どもは「可能性」  大人は「現実性」

 可能性と現実性のぶつかり合い







◇学校の授業
 
□授業は一つのカルタシス

 ソクラテス・プラトン
   学問はカルタシス = 人間を清める仕事


 ルソー
  「天才はバカのように見えるものだ」


□授業

「教育の仕方は冒険して新しい世界に踏み込むとそこで力が付くという本質があるのに,
 逆に形式的に無難に無難にといっている。」 


 教師は専門職  
  専門家として本当に必要なことは何か判断しなければ







◇教師
  
 監督付きでなく自分の責任で仕事をすることが専門職の専門職たる所以。







◇「一日に一時間」
  
「一日に一時間,最も得意な教材で」一つか二つのネタで







◇詩
  
 六年間学んできた  


 正確に生きることを


 心解き放つ その歌を


 算数で算数で  
  体育で体育で


 音楽で


 自分をごまかさないことを学んできた


 あふれ来る明るさを学んできた



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