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「脳を守ろう」岩田誠 岩波ブックレット№967 2017年 上 [読書記録 一般]

「『一人で来ればまず認知症ではない』」
         
「本物の認知症は必ず付き添いがいる」





今回は、岩田誠さんの
「脳を守ろう」1回目の紹介です。

岩波ブックレットは安価で薄くい冊子ですが、
読み応えのある本がそろっているように感じます。



出版社の案内には、

「『人生100年時代』を前に! 私たちの健康を司るおおもとである脳の働き,脳ドックで
 わかること,加齢による脳への影響とは.そして高齢期の二大脳障害である脳梗塞とア
 ルツハイマー型認知症の原因と予防.手や口をよく使う,障害に負けない脳づくりにつ
 いて,神経内科の第一人者が,わかりやすくユーモアをこめて語る.」

とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「脳はよく働く 千数百グラム(なのに)1日のエネルギーの約1/4(をつかう)」


・「睡眠は『使用済み燃料』がたまって起こる」


・「神経細胞に3分以上ブドウ糖、酸素が来なければ細胞は死ぬ」


・「高血圧には自覚症状がない 毎日薬をきちんと飲むことが大切」



高血圧症のわたしは、興味深く読みました。



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☆「脳を守ろう」岩田誠 岩波ブックレット№967 2017年 上 

1.jpg

◇脳について知ろう
 
脳はよく働く

 千数百グラム
  - 1日のエネルギーの約1/4(をつかう)
 


□睡眠は「使用済み燃料」がたまって起こる

 脳
  - ATPという物質からリン酸を外すことによりエネルギーを得ている
 
            ↓

 アデノシンが残る(使用済み燃料)    
使用済み燃料が脳を刺激して眠気
 


□長い高齢期を生きること

 脳梗塞と認知症



□脳ドッグで何が分かるか

 焼け跡の検証作業
  
  脳縮 - 年をとれば必ず小さくなる 
 


□脳細胞はなぜ減るのか

 採算の合わない赤字



□脳の重さと知能
 


□認知症かどうかはこう診断できる   
   
「一人で来ればまず認知症ではない」
         
    |
    
 本物の認知症は必ず付き添いがいる
 
    |

「自分は認知症ではないか?」と心配できればそうではない            








◇脳梗塞は予防できる
 
□神経細胞に3分以上ブドウ糖、酸素が来なければ細胞は死ぬ
   
 = 3分が限度
 


□脳梗塞の原因   

 ① 動脈硬化がベース

 ② 心臓に原因  不整脈「心房細動」

 ③ 高血圧



① 動脈硬化による脳梗塞

 90-160ならOK

 血液はべとべと

 血小板一塊をつくる

血小板が内皮にべたっとくっつくと両面テープのようになって、また別の血小板をくっつ
け、あっという間に塊を創ってしまう。 = 「血栓」


◎一番大事なのはコレステロール
動脈硬化を起こすと、動脈の内腔が狭くなってくると同時に、そこに血栓ができて、そ
の血栓がそこで血管を詰めてしまうかもしれないし、はがれて脳にとんでしまうかもしれ
ない。



高血圧が危険因子
 
◎高血圧には自覚症状がない

 毎日薬をきちんと飲むことが大切


◎糖尿病が怖い理由

 
◎高脂血症とコレステロール
コレステロールは体の中でつくられる

 
◎喫煙というリスク

 肺がん・膵臓がん 内皮細胞を傷つける
 

◎肥満リスク

 慢性の腎障害
血清クレアチニンの値で分かる



 

② 心臓に由来する脳梗塞

 血栓とは



 
③ 高血圧が原因の脳梗塞

 高血圧とは
~ 90以上になっている状況
 
 = 筋肉がぎゅうっと収縮しっぱなし


 → 筋肉が疲弊して死んでしまう     
筋肉が死ぬことによって壁が弱ってしまう


 ラクナ梗塞 - 小指の頭の半分くらい

← 降圧剤
  
 検査の意味 - 頸動脈超音波検査の入っている脳ドッグ

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