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「セルフラーニング どの子にも学力がつく」平井雷太 新曜社 2005年 ④ [読書記録 教育]

今回は、10月25日に続いて、平井雷太さんの
「セルフラーニング どの子にも学力がつく」4回目の紹介です。



自分で自分を鍛える、自学自習の在り方が示されている。



出版社の案内には、

「著者はプリント教材によって、子どもがすすんで学び、学力がつくユニークな『セルフ
 ラーニング』(らくだ学習法)の教室を主宰しています。現在までに学んだ生徒数はお
 よそ3000人、全国で50近い教室ができています。そのノウハウを説いた小社『セルフ
 ラーニング』は初版から15年ロングセラーとなってきましたが、このたび待望の新版
 が完成しました。子どもの自発性や学力低下論争、教育改革への提言を盛り込み、装丁
 を一新。気鋭の社会学者宮台真司氏の強力な推薦をいただきました。著者による『らく
 だ学習法』(実業之日本社・筑紫哲也氏推薦)と合わせて、ぜひお願いいたします。」

とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「基礎学力が付けば万事うまくいく」


・「学力=知識(情報)をベースにして,問題が起きたときにそれを解決できる能力」


・「頭の善し悪しは『処理能力』」


・「『ほめない』『評価しない』ことの大切さ 」




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☆「セルフラーニング どの子にも学力がつく」平井雷太 新曜社 2005年 ④

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◇だれにでもつく「学力」

1 学力とは何か?

 基礎学力が付けば万事うまくいく


 学力はどの子にも育つ
    

 学力=知識(情報)をベースにして,問題が起きたときにそれを解決できる能力
                                (問題解決能力)





2 「頭がいい」「頭が悪い」とは何か?
    
 頭の善し悪しは「処理能力」

   何よりもまずは「処理能力を高める」ことが必要
      

   処理能力の差は「やる気」の差にもつながる  

 ※ 処理能力が遅いことが自発性のブレーキになり,自分から進んで学習に取り組めな
  いから処理能力も高まらないという悪循環に陥っていた





3 「処理能力」とは何か?

 「すらすらできる」ことの大切さ ~ ストップウォッチ


 できる状態からすらすらできる状態になっていくのは本当に人様ざま


 学習者の判断力が問われる


 処理能力のあらわれ方
÷2 (例)245÷45
足し算・引き算・かけ算・わり算すべてを同時に使用する





4 何より大切な「自発性」
    
 「ほめない」「評価しない」ことの大切さ
    = 内発的動機付けから


 佐伯胖「わかることの意味」
   ◎固定能力観と変動能力観


能力は変動する


 ※ らくだ式は人が固定観念としてもってしまった固定能力観を変動能力観に変える役
  割を担っている


 自分がやりさえすれば必ずできるようになっていく

→ できないのは自分がやらないから ~ 劣等感にはならない


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