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「脳を守ろう」岩田誠 岩波ブックレット№967 2017年 下 [読書記録 一般]

「 20代の終わりに書いた作文の表現力が非常に高かった人は100歳になってもあまり
 ぼけていない。
  それに反して、つまらない、通り一遍のことしか書いていないようなそういう表現力
 の乏しい文章しか書けなかった人は簡単にぼけてしまっている。」   






今回は、10月21日に続いて、岩田誠さんの
「脳を守ろう」2回目、後半の紹介です。

岩波ブックレットは安価で薄くい冊子ですが、
読み応えのある本がそろっているように感じます。



出版社の案内には、

「『人生100年時代』を前に! 私たちの健康を司るおおもとである脳の働き,脳ドックで
 わかること,加齢による脳への影響とは.そして高齢期の二大脳障害である脳梗塞とア
 ルツハイマー型認知症の原因と予防.手や口をよく使う,障害に負けない脳づくりにつ
 いて,神経内科の第一人者が,わかりやすくユーモアをこめて語る.」

とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「アルツハイマー病の原因は脳の中に溜まってくるゴミ(ベータ・アミロイド)」


・「認知症になるかならないかは20代で決まってしまう」


・「表現力をつけるような生活をずっと続けていれば、いくらゴミが溜まっても負けない
  強い脳をつくることができる。」


・「手や口を使って表現しましょう」



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☆「脳を守ろう」岩田誠 岩波ブックレット№967 2017年 下 

1.jpg

◇認知症(アルツハイマー型認知症)との付き合い方
 
□アルツハイマー病の原因

 アルツハイマー病の原因は脳の中に溜まってくるゴミ(ベータ・アミロイド)
  

→ ゴミの溜まる速度が遺伝子によって決まっている  


 ※ ゴミが脳の中にたくさん溜まると、要するに脳の中が「ゴミ屋敷」になってしまう
  と、その周りの神経細胞の働きが弱くなったり、場合によっては、神経細胞が死滅し
  てしまっている。



 スノウドン  
   中心の研究 「ナン・スタディ」
 



□高齢者の脳から分かったこと

 認知症になるかならないかは20代で決まってしまう


 ※ 20代の終わりに書いた作文の表現力が非常に高かった人は100歳になってもあま
  りぼけていない。
     
   それに反して、つまらない、通り一遍のことしか書いていないようなそういう表現
  力の乏しい文章しか書けなかった人は簡単にぼけてしまっている。   

  |

その一致率は 80%
    

 ※ スノウトンさんの主張
 
   表現力をつけるような生活をずっと続けていれば、いくらゴミが溜まっても負けな
  い強い脳をつくることができる。 
                  『16歳の美しい脳』DHC 2004年
 



□「脳のゴミ」を消すとどうなるか

 認知症の症状が出てからゴミを消してもダメ
 



□その人その人の「脳のゴミの溜まり方」を知る

 ゴミを消してもしょうがない。
 ゴミを消さずに脳を鍛えた方がいいという考え方が出てきた。



 認知症になる前にゴミを消す

 脳を鍛えるしかない

 表現行動が大切








◇脳の鍛え方・休め方  

□手や口を使って表現しましょう

 口 - おしゃべり、歌
   

 手 - 料理、編み物、刺繍、習字、ゲーム
 



□脳は何のためにあるのか 

 社会性を保つために必要なもの「ダンバーナンバー」



□動物との交流 
   
 ペットの認知症



□音楽療法





◇岩田誠 
 
 1942生
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