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「斉藤喜博さんはこんなことを」⑥- 「わたしの校長奮闘記」山内宣治 一茎書房 2000年 [読書記録 教育]

「授業がうまいとか下手だとか優れた実践記録を出すことよりも,ねばり強くただひたむ
 きに努力し,たった1㎜の成長を目指して生きる人間が好きである。」




今回は、10月23日に続いて、
「斎藤喜博さんはこんなことを」6回目の紹介です。

山内宣治さんの「わたしの校長奮闘記」に書かれていた「斎藤喜博」像です。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「30秒で話なさい。」


・「一分以内で話なさい。」


・「自分が苦労してつかんだものだけがほんもので,私は決して教えないので」
- 苦労せずして分かってしまう便利な「スマホ」
 「ほんもの」かどうかにこだわるのは古いのでしょうか。


・「『願い』を持ち,『何をしたいのか』はっきりおさえる」


・「笑って誤魔化すな」
「笑って誤魔化すな」
「自分の心に恥ずかしくないか」            
- かつての時代はこの言葉が子どもたちに通じたのでしょうが、現在は…。
  しかし、政治家の多くの皆さんは、この言葉が通じないのはおかしいと感じられてい
 るらしいのです。 
  




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☆「斉藤喜博さんはこんなことを」⑥ - 「わたしの校長奮闘記」山内宣治 一茎書房 2000年 
 
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◇私の中の斎藤喜博

□斎藤喜博との出会い


 教師という人間の力

「授業というものは,この若い男の先生のような人間性が基本にない限り、どんなことを
 やってもだめだと考えている。少しは授業がへたであっても,ぬけているところがあっ
 てもよい。こういう人間的な先生に教わることによって,子供たちは安定感を持ち,素
 直になり,真面目になり,物事にまっとうに打ち込むようになり,清潔な人間になって
 いくことができるのである。」(斎藤喜博)



 要点だけを簡潔に

「30秒で話なさい。」「一分以内で話なさい。」(斎藤喜博)



 ※ 授業がうまいとか下手だとか優れた実践記録を出すことよりも,ねばり強くただひ
  たむきに努力し,たった1㎜の成長を目指して生きる人間が好きである。







□宮坂義彦先生との出会い

「技術」を求めるのではなく「子供を育てる」というところで


「自分が苦労してつかんだものだけがほんもので,私は決して教えないのです」
                                 (宮坂義彦)






□井口流斎藤喜博

 井口由美子 
  「具体的に読む」

  「事実」

  「開かれる」

  「教師の傲慢さ」

  「清潔な子供」

  「核」

  「教材解釈」




 ① 子供にどんな人間になってもらいたいのか


 ② 子供の何を育てようとしているのか


 ※ 「願い」を持ち,「何をしたいのか」はっきりおさえる



  具体的な根拠






□子供の叱り方

 心を育てる叱り方とそうでない叱り方


 「笑って誤魔化すな」

 「自分の心に恥ずかしくないか」            

 「自分はそれで満足か」


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