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「ニホン語日記2」井上ひさし 文藝春秋 1996年 [読書記録 一般]

「言葉も,衣服や器物と同じように使っているうちにだんだんと古びてしまって,尊敬す
 る人の前には出せなくなる物かと思います」柳田国男





今回は、井上ひさしさんの
「ニホン語日記2」の紹介です。



出版社の案内には、


「ニホン語の不思議、奇怪、魅力を語りつづけるこの著者の、創意に満ちたコラム五十講。
『ら抜き言葉』をはじめ変貌する言葉の観察日記。」


とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「すみません = 澄みません」


・「振り仮名は漢字教育において常に傍らにいる教師である」原田種茂氏
- 外国人のいる学級ではふりがなが不可欠です。
 

・「文部省の理想『読み書き並行主義』」
「『書ける』に合わせる必要はないのではないか?」


・「言葉の経済性」




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☆「ニホン語日記2」井上ひさし 文藝春秋 1996年
 
1.jpg

◇「すみません」

 柳田国男

「言葉も,衣服や器物と同じように使っているうちにだんだんと古びてしまって,尊敬す
 る人の前には出せなくなる物かと思います」


すみません = 澄みません
 




◇交ぜ書き

 昭和21年11月 内閣告示「当用漢字表」から始まる
  1850字(昭和17年標準漢字表2669字)



昭和56年   「常用漢字表」



 振り仮名で
原田種茂氏
  「振り仮名は漢字教育において常に傍らにいる教師である」

            ↑↓

  文部省の理想「読み書き並行主義」
漢字を読みその大体を書くことができる
            ↑

 「書ける」に合わせる必要はないのではないか?
 




◇地名問題

 昭和37(1962)年「住居表示に関する法律」

→ 台東区 町名の82%が消えた

文京区88% 港区89%


<地名標準会議> 
  日本海問題
 




◇「ら抜き」と「さ入れ」

 「さ」がいらないのだが,「さ」を入れる
 





◇便利語

 言葉の経済性
   「どうも」「すみません」「やっぱり」
 




◇差別語



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