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「セルフラーニング どの子にも学力がつく」平井雷太 新曜社 2005年 ⑤ [読書記録 教育]

「教師が熱中しているのは,どんな授業を作るのか(パフォーマンス)に熱心なのであっ
 て,一人一人の子どもがどのように学び,どこまで何を習熟しているのかにはさして感
 心がない」





今回は、10月28日に続いて、平井雷太さんの
「セルフラーニング どの子にも学力がつく」5回目の紹介です。



自分で自分を鍛える、自学自習の在り方が示されている。



出版社の案内には、

「著者はプリント教材によって、子どもがすすんで学び、学力がつくユニークな『セルフ
 ラーニング』(らくだ学習法)の教室を主宰しています。現在までに学んだ生徒数はお
 よそ3000人、全国で50近い教室ができています。そのノウハウを説いた小社『セルフ
 ラーニング』は初版から15年ロングセラーとなってきましたが、このたび待望の新版
 が完成しました。子どもの自発性や学力低下論争、教育改革への提言を盛り込み、装丁
 を一新。気鋭の社会学者宮台真司氏の強力な推薦をいただきました。著者による『らく
 だ学習法』(実業之日本社・筑紫哲也氏推薦)と合わせて、ぜひお願いいたします。」

とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「わたしが頑張って教えれば教えるほど,わたしがいなければ学習しない子どもが育っ
  ていきました」


・「なぜ公文式では生徒自身に採点をさせないのか?」


・「アメとムチのくだらなさ -  一時的効果しかない」


・「漢字や計算は子ども自身が自分の手を使って練習しない限り決して身につけられない」



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☆「セルフラーニング どの子にも学力がつく」平井雷太 新曜社 2005年 ⑤

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◇学校・塾のあり方への疑問

1 公文式のプラスとマイナス


 教材は素晴らしいのだが


 公文式「自学自習力を育てる」理念
◎「わたしが頑張って教えれば教えるほど,わたしがいなければ学習しない子どもが
    育っていきました」



                依存心
          

 公文式 
  「先生も楽,生徒も楽な教材」の開発



 「自分の学習」にならない理由
◎「なぜ公文式では生徒自身に採点をさせないのか?」

  先生は採点マシーン






2 アメとムチのくだらなさ


 一時的効果しかない


 親や教師による刺激
  - 順位,点数,通信簿,何番以内で○○


 できたという喜びが大切
   らくだ式 ←→ 公文塾「外的動機付け」







3 速くできること・競争させること

 岸本式との違い 
  岸本祐史さん - 競争「計算力」


 自分のリズムを発見する







4 自由な教育の欠点

 「自由教育」は教師の自己満足


 イギリス
  サマーヒル・スクール(創立者 A.S.ニイル)



   水道方式


「教師が熱中しているのは,どんな授業を作るのか(パフォーマンス)に熱心なのであっ
 て,一人一人の子どもがどのように学び,どこまで何を習熟しているのかにはさして感
 心がない」
 

                 ↑↓
       
 漢字や計算は子ども自身が自分の手を使って練習しない限り決して身につけられない



 基礎学力の大切さ
基礎学力さえ育てることができない自由な教育とはいったい何なのだろう







5 学校で教えられること・教えられないこと
    
 生活科のばからしさ





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