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「物語と夢」井上ひさし 岩波書店 1999年 ② [読書記録 一般]

今回は、11月11日に続いて、井上ひさしさんの
「物語と夢」の紹介2回目です。



出版社の案内には、



「『難しいことをやさしく,やさしいことを深く,深いことを面白く』が信条の“現代の
 戯作者”が,時代をユニークに切り抜いてきた各界の11名と縦横無尽に交わしたやり
 とりの数々.登場するのは,俵万智,ミヒャエル・エンデ,ロジャー・パルバース,黒
 澤明,菅原文太,安野光雅,山口昌男,佐高信,鶴見俊輔,川本三郎,山田詠美の各氏.」




とあります。


今回は要約が過ぎて、組み立てられないところもあるかもしれません。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「(忠敬は)西暦1800年 56歳で出発」


・「忠敬は35億のうち半分ぐらいは持ち出し = 15億円以上が持ち出し」


・「忠敬の死が隠された(2、3年) ← 地図の完成を待った(から)?」


・「自分の周りを見ることが一番グローバル」




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☆「物語と夢」井上ひさし 岩波書店 1999年 ②

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◇安野光雅 

「伊能忠敬 歩く論理」
       


「四千万歩の男」 
  今のお金で35億円ぐらいの商家



 小説の目的 
  ① 定年後頑張ってほしい

  ② NHKで買いに来ないか


 一度を測る 間重富・高橋至時(麻田剛立の弟子)
「緯度一度 - 地表では何里か」



測ってみよう
直線距離で真北に行くには幕府の力が必要
   <幕府の通行状>


 しかし、幕府は 「船で行け」 → 蝦夷地の地図


 西暦1800年 56歳で出発



 身体が物差し 
   結局歩測 
   
   二間を五歩 → 体に覚え込ませる

  馬糞を踏んづけても…



 海岸線を歩く 
   坂   

   村の人を十間おきにおき、6尺高さに提灯

   海岸線
     干満の中 - 水に入っても

    一町歩いて変化なければでこぼこ消して直線に

   調査4年後 陸奥~越後 地図
 ↑
   将軍「見事だ」



  少し増額


 スチーブンソン「宝島」23億の計算
  海賊頭がもっているはずがない



 忠敬 35億のうち半分ぐらいは持ち出し
= 15億円以上が持ち出し



 地図のない時 
   財産を持ち出してまで地図づくりにのめり込んだ

地形だけが平面図であとの山・人家は見取り図風
(航空写真 + 鳥瞰図)



 国家機密   
   会う人(小説)
  二宮尊徳,間宮林蔵,林子平,高田屋嘉兵衛、最上徳内,菅江真澄


   シーボルト事件
  忠敬の地図 - 4部
①枚目は幕府(紅葉山文庫) ②枚目は至時 ③枚目は自分用 ④枚目は予備
・至時の子景保がシーボルトに
・忠敬の死が隠された(二三年)
地図の完成を待った?



 地図と言葉  
   言葉と実態 言葉だけが増えている

自分の周りを見ることが一番グローバル




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