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「弱い日本の強い円」佐々木融 日経プレミアシリーズ 2011年 ① [読書記録 一般]

今回は、佐々木融さんの、
「弱い日本の強い円」の紹介 1回目です。


わたしの苦手な分野の一つ。
よく分からないことも多数…ですが、少し分かったような気にさせてくれました。





出版社の案内には、


「大震災直後に最高値更新―その理由がわかりますか?『財政赤字拡大で円安に』『人口
 減で円は売り』『為替相場は国力を反映する』―市場に溢れる誤った解説を一刀両断。
 為替相場を見る基本をやさしく解説。日経のランキングでも常にトップを争う人気スト
 ラテジストが、誰もが持つ疑問に答えながら、為替相場のメカニズムをやさしく解説し
 ます。」


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「78円10銭から15銭で取引
  = 米ドルを売りたいなら78銭10銭、買いたいなら78円15銭」


・「世界最大の債権国 251兆円 = 日本人が常に大きな為替リスクを負っている」


・「日本は世界最大の純債権国
日本のように海外から流入してくる投資資金が極端に少なく、逆に日本人が海外に多
  額の投資をしているような円を、その他の事情の異なる国と一緒にあてはめるのは正
しくない」


・「円は1990年以降21年間で最強通貨 = インフレ率が最低」






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☆「弱い日本の強い円」佐々木融 日経プレミアシリーズ 2011年 ①



◇円高と円安

□米ドル/円相場は米ドルが主語(世界的慣行)

1.jpg

□いつもユーロが一番先 

 略称:円(JPY) 

    ドル(USD)


 円が後に来るのは桁数が大きいから




□為替レートの意味

「78円10銭から15銭で取引」
米ドルを売りたいなら78銭10銭 

    買いたいなら78円15銭




□通貨毎の強弱




□米ドル/円相場下落 = 円高ではない




□クロス円の動きが理解できて初めて為替相場が理解できる

 米ドル/円 

 ユーロ/円 

 ユーロ/米ドル




□日本の景気がよいと円安になる




□なぜ円という通貨は極端に動くのか?

 ① 金利が低水準


 ② 資金調達が行いやすい


 ③ 経常黒字


 ④ 世界最大の債権国 251兆円
 
  = 日本人が常に大きな為替リスクを負っている
  



□為替リスクをヘッジするとは?      




□日本の財政赤字は円安にはつながらない

○ 日本国債95%程度を日本人が保有
    

○ 日本は世界最大の純債権国
           
日本のように海外から流入してくる投資資金が極端に少なく、逆に日本人が海外に多
 額の投資をしているような円を、その他の事情の異なる国と一緒にあてはめるのは正し
 くない



 海外に逃げる?  
   しかし逃げる人はいない 




□円高の意味

 為替相場は「国力の違い」「経済力の違い」「人口の増減」では動かない

↑↓

 ○ 方向性を決めているのは各国のインフレ率の差
 
 ○ 円は1990年以降21年間で最強通貨 = インフレ率が最低
    
 ○ 円の価値は対韓国ウォン  



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