「農業で儲けたいならこうしなさい」有坪民雄 ソフトバンククリエイティブ 2009年 [読書記録 一般]
今回は、有坪民雄さんの
「農業で儲けたいならこうしなさい」を紹介します。
出版社の案内には、
「儲けることは悪いことではありません。自立した農業経営者となるため、企業経営的な
感覚で農業を『経営』する。きちんと儲ける仕組みを作り、収益性を確保する。そうす
ることによって、本当の意味で、自立した農業を実践できるのです。
本書のテーマは、タイトルにある通り、『儲ける農業』です。『ものを育てる喜びが味
わえる』『上司も部下もいないので人間関係に悩むことがない』、こうした農業に対す
るイメージが新規就農希望者たちの一種の憧れとなっています。しかし、楽観的に農業
生活を夢見るのでは、手痛いしっぺ返しをくらいます。
企業経営的にも通じるきちんとした戦略に基づき、利潤を追求しなければ、絵に描いた
餅となり、ひいては悲しい現実に直面してしまうのです。
著者は兵庫県で農地1.5ヘクタールにコメ、麦、野菜を栽培し、肉牛60頭を飼育して
いますが、かつては船井総合研究所の経営コンサルタントとして活躍していました。20
年ほど前に実家の農業を継ぎ、経営コンサルタントとして培ったノウハウを農業に生か
しています。
そんな論理的思考と経験を兼ね備えた著者が、どうやったら消費者の要求に応えられる
農産物を作り、"効果的に売ることができるか"を説きます。
これから農業を始める初心者も、すでに農業を営んでいるベテランも、単に良い農作物
を作るだけでなく、それをどうやって売るかという次の一手にぜひ注目し、きちんと儲
ける仕組みを築いてください。そのノウハウは本書でお伝えします。 」
とあります。
とても魅力的な文章ですね。しかし、余程の覚悟と努力がないと難しそうです。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「農業が儲からない本当の理由 回転率の低さ…1年1作」
・「大規模+新事業で儲ける農を目指せ」
・「大規模化 自農地のすぐ近くで農地を増やす」
・「小さく産んで大きく育てよ」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「農業で儲けたいならこうしなさい」有坪民雄 ソフトバンククリエイティブ 2009年
◇儲ける農の基礎知識
農業が儲からない本当の理由
回転率の低さ…1年1作
高収入農家に共通すること
大規模
一人で年収一千万を目指す方法
大規模+新事業で儲ける農を目指せ
「信頼」は絶対に守り通せ
信頼される農家になる五つの方法
① 生産過程を全公開する
② コンテストで入賞する
③ 都道府県の公認農家になる
④ 信用のある取引先を開拓する
⑤ 奇策を用いる
◇儲ける農の戦略
戦略的農業の二大ポイントをつけ
A市場浸透 B新商品開発
C新市場開拓 D多角化
既存 新設
「商品」
シェアを上げることがポイント
A市場浸透 シェア3% 7% 11% 19% 26% 42%
最低限
競争力
~その1 気候風土を味方にする
生産技術を味方にする 多種、高品質、省力化、有機栽培
経営資源 資金力と営業力
◇儲ける農は組織化をねらえ
組織化は簡単だ
リーダーは必ず一名に決めよ
パートナー選びのポイントは家族
給料決めのポイント33%
◇大規模化をねらえ
大規模化
自農地のすぐ近くで農地を増やす
移動時間が馬鹿にならない
大規模化 = 効率化と容易に考えるな
繁忙期にこなせる量以上の大規模化を図って効率を落とす
アウトソーシングという手段
① 収穫した農作物を売る市場はあるか?
② 必要な農地を集約できるか
半径1㎞以内
徒歩十分圏以内~自走
③ 装備を揃えて利益は残るか
直売所に出荷する場合の戦略
多品種少量生産が安定しやすい
直売所で業績アップ
① 大量に出荷する
② 新しい提案 レシピ作り
③ 人が出さないときに出荷する
市場に出荷して業績を上げる
契約栽培
◇市場を開拓せよ
低リスク観光農園
テント、ベンチ、収穫道具、仮設トイレ
ブランド化のキーワードは 「均質」と「統一」
自分たちならではのこだわりを伝えよ
チラシ、ポップ広告、ホームページ
スーパーとの競争を視野に入れよ
宅配業へ進出せよ
◇商品開発
単品に シュークリーム 地域性
小さく産んで大きく育てよ
「農業で儲けたいならこうしなさい」を紹介します。
出版社の案内には、
「儲けることは悪いことではありません。自立した農業経営者となるため、企業経営的な
感覚で農業を『経営』する。きちんと儲ける仕組みを作り、収益性を確保する。そうす
ることによって、本当の意味で、自立した農業を実践できるのです。
本書のテーマは、タイトルにある通り、『儲ける農業』です。『ものを育てる喜びが味
わえる』『上司も部下もいないので人間関係に悩むことがない』、こうした農業に対す
るイメージが新規就農希望者たちの一種の憧れとなっています。しかし、楽観的に農業
生活を夢見るのでは、手痛いしっぺ返しをくらいます。
企業経営的にも通じるきちんとした戦略に基づき、利潤を追求しなければ、絵に描いた
餅となり、ひいては悲しい現実に直面してしまうのです。
著者は兵庫県で農地1.5ヘクタールにコメ、麦、野菜を栽培し、肉牛60頭を飼育して
いますが、かつては船井総合研究所の経営コンサルタントとして活躍していました。20
年ほど前に実家の農業を継ぎ、経営コンサルタントとして培ったノウハウを農業に生か
しています。
そんな論理的思考と経験を兼ね備えた著者が、どうやったら消費者の要求に応えられる
農産物を作り、"効果的に売ることができるか"を説きます。
これから農業を始める初心者も、すでに農業を営んでいるベテランも、単に良い農作物
を作るだけでなく、それをどうやって売るかという次の一手にぜひ注目し、きちんと儲
ける仕組みを築いてください。そのノウハウは本書でお伝えします。 」
とあります。
とても魅力的な文章ですね。しかし、余程の覚悟と努力がないと難しそうです。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「農業が儲からない本当の理由 回転率の低さ…1年1作」
・「大規模+新事業で儲ける農を目指せ」
・「大規模化 自農地のすぐ近くで農地を増やす」
・「小さく産んで大きく育てよ」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「農業で儲けたいならこうしなさい」有坪民雄 ソフトバンククリエイティブ 2009年
◇儲ける農の基礎知識
農業が儲からない本当の理由
回転率の低さ…1年1作
高収入農家に共通すること
大規模
一人で年収一千万を目指す方法
大規模+新事業で儲ける農を目指せ
「信頼」は絶対に守り通せ
信頼される農家になる五つの方法
① 生産過程を全公開する
② コンテストで入賞する
③ 都道府県の公認農家になる
④ 信用のある取引先を開拓する
⑤ 奇策を用いる
◇儲ける農の戦略
戦略的農業の二大ポイントをつけ
A市場浸透 B新商品開発
C新市場開拓 D多角化
既存 新設
「商品」
シェアを上げることがポイント
A市場浸透 シェア3% 7% 11% 19% 26% 42%
最低限
競争力
~その1 気候風土を味方にする
生産技術を味方にする 多種、高品質、省力化、有機栽培
経営資源 資金力と営業力
◇儲ける農は組織化をねらえ
組織化は簡単だ
リーダーは必ず一名に決めよ
パートナー選びのポイントは家族
給料決めのポイント33%
◇大規模化をねらえ
大規模化
自農地のすぐ近くで農地を増やす
移動時間が馬鹿にならない
大規模化 = 効率化と容易に考えるな
繁忙期にこなせる量以上の大規模化を図って効率を落とす
アウトソーシングという手段
① 収穫した農作物を売る市場はあるか?
② 必要な農地を集約できるか
半径1㎞以内
徒歩十分圏以内~自走
③ 装備を揃えて利益は残るか
直売所に出荷する場合の戦略
多品種少量生産が安定しやすい
直売所で業績アップ
① 大量に出荷する
② 新しい提案 レシピ作り
③ 人が出さないときに出荷する
市場に出荷して業績を上げる
契約栽培
◇市場を開拓せよ
低リスク観光農園
テント、ベンチ、収穫道具、仮設トイレ
ブランド化のキーワードは 「均質」と「統一」
自分たちならではのこだわりを伝えよ
チラシ、ポップ広告、ホームページ
スーパーとの競争を視野に入れよ
宅配業へ進出せよ
◇商品開発
単品に シュークリーム 地域性
小さく産んで大きく育てよ