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「わたしの南無阿弥陀仏」ひろさちや 佼成出版社 2003年 ① [読書記録 宗教]

「学校教育 - その社会が必要とする人間をつくる場
⇒ 現代日本 : 金・かね・カネの亡者を養育するのが学校」




今回は、ひろさちやさんの
「わたしの南無阿弥陀仏」1回目の紹介です。




出版社の案内には、


「お題目とともに、日本人になじみの深い『なむあみだぶつ』のお念仏を『なんだってあ
 りがたい』という視点でとらえ、それを日常生活の中で実践していくためのコツを紹介
 する“お念仏的生き方”入門書。」


とあります。


我が家は浄土真宗高田派。
毎日お念仏を唱えています。


『日常生活の中で実践していくためのコツ』を実践できればよいのですが。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「家を持ったカタツムリが家を失ってナメクジに」


・「現代日本:金・かね・カネの亡者を養育するのが学校」


・「仏教は仏になるための教え = キリスト教徒の違い」


・「浄土の教えは『仏にお任せして生きる教え』」






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☆「わたしの南無阿弥陀仏」ひろさちや 佼成出版社 2003年 ①

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◇はじめに

□父母が職業教育、祖父母が宗教教育を



□カタツムリからナメクジへ

  家をなくした人間は個人(孤人)

  家を持ったカタツムリが家を失ってナメクジに



□学校教育-その社会が必要とする人間をつくる場

  現代日本:金・かね・カネの亡者を養育するのが学校






<南無>

◇仏になるための教え

□仏は「人にあらず」

 浄土教…浄土宗、浄土真宗、時宗


 ブッダ = 目覚めた人
     


 お釈迦様 = 真理に目覚めた人



 佛  意味は「~にあらず」「~でない」(インドから中国へ入った字)

= 人にあらずの意味  煩悩の火を消してしまった



□仏教は仏になるための教え = キリスト教徒の違い



□毎朝仏になる - 目が覚める







◇おまかせ

□仏にお任せして生きる

  仏教とは「仏の教え」であり「仏になるための教え」であり「仏を真似て生きる教え」
 なのだ



浄土の教えは「仏にお任せして生きる教え」



 すべてのものは移ろいゆく

  仏教のおしえ-4つにまとめることができる

4法印「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」「一切皆苦」


 「諸行無常」 すべては移ろいゆく 永遠の存在はない


 「諸法無我」 永遠なものは存在しない (例)水


 「一切皆苦」 すべてが苦しみである


 「涅槃寂静」 苦の世界を超えて涅槃の境地を求める



 この世で永遠に存続するものはない。すべては移ろいゆく。だからそこに苦がある。苦
しみを超えたところに涅槃の境地がある。



わたしたちには楽
  楽が永遠には続かないけれど、苦しみも永遠には続かない。



□苦集滅道

 お釈迦様 
  「すべては苦である」
     


「苦諦」 
  苦についての真理

四苦 生老病死(しょうろうびょうし)

八苦 「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五陰盛苦」



苦の原因は「欲」にある =「集諦」

  ↓

  苦を減じる「減諦」

 苦の原因をよく知り、その苦の原因をコントロールする。すると、涅槃という理想状態
に到達できる。

 (理想的状況は「道諦」)



 道諦
道諦にはいるまでの実践 「女正道」



 「正見」 
   偏見を持たない正しい見解
   
   ものごとをありのままに見る



 「正思惟」(しょうしゅい) 
   正しい考え 慈しみ・非暴力・欲離



 「正語」 
   ウソをつかない、きつい言葉を言わない 無駄話をしない



 「正業」(しょうごう) 
   正しい行為 殺生・盗み・邪な行為・嘘はつかない



 「正命」(しょうみょう) 
   正しい仕事 他人の迷惑になる仕事はよくない



 「正精進」 
   正しい努力 心を清らかにするように努める

怒ったり感情的になるのはやめようという努力

この努力が精進



 「正念」 
   しっかり気づくこと 
   「いま」を気づいてしっかり生きる



 「正定」 
   いつも落ち着いて混乱しないで安定していること



  正しい人間になりなさい
      


 四諦  苦集滅道の4つの「諦(真理)」からなる教え 



小乗仏教  
   お釈迦様は苦しみを一切なくすことが大事なことだと教えられてのだと解釈した。
  そして、煩悩をコントロールし、苦そのものをなくそうとした。



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