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(1)日記・自学 ⑥ (2)「教師の知恵袋」沼田泉 ぎょうせい ① 1982年 【再掲載 2012年3月】 [読書記録 教育]

今回は3月2日に続き、から、わたしの「読書ノート」要約より、
キーワード「日記・自学」の紹介 6回目となります。



-「今日のなるほど」

-「今日の○と△」



学校で同じ一日を過ごしたはずなのに、それぞれの子が豊かな文章を記すことができる。
それを見ることができるのが日記指導の楽しみの一つです。
また、それに面白さを感じた子どもは、少しずつ文を書くのが楽しくなっていきます(といいなあ)。






もう一つ、7年前の記事の再掲載となりますが、沼田泉さんの
「教師の知恵袋」①を紹介します。

大先輩、藤森徹先生に教えていただいた本です。
教員とはどうあるべきか、基本姿勢(今回は、特に安全管理面)を教えらました。

ぜひ読み続けられてほしい本です。







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(1)日記・自学 ⑥



◇自学方式(岩下修)
 
 1 教科書・資料集の読み 指定範囲 自学1



 2 グループでどこを読むか決定 ①

  予めグループごとに教科書を分ける



発表したい(読みたい)ところを立候補で
 


 3 担当箇所の読みの練習

  自学2 グループ発表の練習と意味調べ
 


 4 グループ発表(読み)と問題探し ②

  隅から隅まですべて読ませる

  |

  発表を聞く側は疑問点・問題点を探しノートに書き出していく。

  家庭でもさらに疑問点・問題点を探し,ノートに付け加えていく。

    自学3 テーマ 社会の問題探し
    
           A 自分で調べたい問題

            B 調べたい問題 分類・まとめ
 


 5 話し合いたい問題の発表と検討 ③

  指示 「よい話し合いになる問題を発表しよう」

自学③の成果
 


 6 課題の決定 ④

  課題を絞る ← 教師が援助役



 7 討論 ⑤

  自学4 問題について話し合う
 


 8 討論のまとめ ⑥






◇自学メニュー
 
 Ⅰ 教科メニュー


 Ⅱ 総合発展メニュー
 

 Ⅲ 評価・目標メニュー

 
□基本テーマ

 ・今日のなるほどベスト10 箇条書き10個

 ・なるほど日記-学校-

 条件1 書き出し
   「今日○○のときになるほどと思ったことがある」

     2 どこでもいいから「なるほど」を使う

 ・なるほど日記-家庭-



□「今日の○と△」

 ○は一生懸命したこと

 △は問題点




















(2)「教師の知恵袋」沼田泉 ぎょうせい ① 1982年 【再掲載 2012年3月】

1.jpg

◇おはようはその日を計るバロメーター

  あいさつは互いの心を開き気持ちを通じ合って仲良く生きていくための基本的な礼儀




◇名前を正しく早く覚えるのが第一歩

くん、さん付けが基本

  ~ 信頼関係ができた後には呼び捨ても




◇朝の時間で子どもの様子を読み取る

 出欠をとりながら声を掛ける

  → リラックス、はずみ




◇子どもは常に赤信号

 衝動的に行動してしまう子どもの心理を理解して、できる限りの安全対策を構しておく
ことが大切 



  注意だけでは事故はなくならない
未然の事故防止策を ○出入りできなくする
○近寄れないようにする


昔 「安全対策はまず校内の不要な釘を抜くことからである」




◇教師の水筒は子どものもの

「遠足の時の教師の水筒は、子どもの水が入っている」

なぜ水がよいのか? → 飲むためのものだけでない場合がある

例:けがをしたときに水洗いする

= いつ、どんな時に必要になるか分からないものを準備

    針箱、ちり紙の用意




◇人員の確認は、数が合っていたらもう一度

 人員が合っていても、もう一度数えることが大事 

= 慣れのうっかりがないように
     
   (子どもに数えさせても教師も確認要)




◇子どもに通じない冗談

教師のひと言が子ども心を傷つける場合がある 
   例:あだ名、何気なく発する言葉
 

 大人の感覚で子どもに接しない




◇雨の日こそ教師の腕の見せどころ

子どもの息づかいに合わせた指導

① 教師は教室から離れません(子どもと共にいる)


② 子どもの状況により指導に工夫を

身体を動かす、作業活動を多く、時間割変更


③ 子どもを楽しませる技術を何でもよいから身に付けておく


 ※ 雨の日の教室をおさめる教師は、子どもの心を知り引きつける力のある教師です。




◇行動の計画はいつも初心に返って 

しっかりした計画を

① 教師全員が計画に参加し、分からないことは正し情報を出し合うこと


② 実地調査には必ず全員が参加し、当日の実施通りの行程を歩くこと。
  
   特に安全性については、徹底してみてくること


 ③ 届け出の書類には所定の計画については詳細に記入し注意事項についても詳細に


 ④ 事前に子どもへの指導を徹底しておくようにすること。
   
   一つずつ、よく話をしておく


 ⑤ 思わぬ事故の時の処置の仕方や対処の心構えも話し合っておくこと
   

  
 ⑥ 参加できない状態の子どもがいる場合、安易な処理をしない
   
   実施するときは全員に改めて注意する事項を話すことが大切


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