「発達障害の子にちゃんと伝わる言葉がけ」佐々木正美 すばる舎 2015年 前半 [読書記録 教育]
今回は、佐々木正美さんの
「発達障害の子にちゃんと伝わる言葉がけ」の紹介 1回目(前半)です。
出版社の案内には、
「発達障害の子は、目に見えない〈話し言葉〉を聞き取るのが苦手です。そのため、言葉 で言って聞かせようとしても伝わりにくいことがよくあります。本書では、『朝の支度
を次々とこなせない』『食べものの好き嫌いが多い』『何度注意しても同じことをやめ
ない』『口ごたえが多い』など、大人がイライラしがちな発達障害の子の問題行動ごと
に、適切・不適切な言葉がけの例を挙げ、どのように言葉をかけたら伝わりやすくなる
のか、自尊心を傷つけずに『できる』ことを増やしていけるのか、といった疑問にこた
えます。困ったとき参考になる、お母さんの体験談つき。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「生まれつき脳の機能に障害があって脳の多様な機能を同時統合的に働かせることがう
まくできない」
・「高機能~知的障害を伴わない、アスペルガー~ 言葉の発達に遅れのない」
- 高機能、アスペルガーが表す意味が分かります。
・「凸凹を理解した上で優れたところを伸ばす意識で!」
- 凸凹は誰にもあります。凸凹の幅が大きいのが生きづらさにつながります。さらに、 理解が一般社会に広がることを期待します。
・「人の気持ちや状況を理解して合わせることが苦手
相手の傷みも想像できない」
- この「行動特徴」による誤解が大きいと感じます。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「発達障害の子にちゃんと伝わる言葉がけ」佐々木正美 すばる舎 2015年 前半
◇発達障害の子が何度言っても「わからない」理由
□「早くしなさい」「やめなさい」がまるで効かないのは…
○ 目で見て理解することが得意
△ 見えないものに意味を見出すのがとても苦手
話し言葉を理解するのも苦手
□「できて当たり前」ができないのが発達障害
生まれつき脳の機能に障害があって脳の多様な機能を同時統合的に働かせることがうま
くできない
|
発達にアンバランスなところがある
自閉症スペクトラム(連続体)
↓ 高機能
~ 知的障害を伴わない
↓ アスペルガー
~ 言葉の発達に遅れのない
すべてまとめて「発達障害スペクトラム」
◎ この子たちは基本的に、まじめで素直で勤勉で、ある意味とても育てやすい子ど
もたち
↓
凸凹を理解した上で優れたところを伸ばす意識で!
<行動特徴>
① 人と目を合わせることが苦手
② 目に見えないものに意味を見出すことが苦手
話し言葉を聞き取ったり、相手の立場を理解するなど、具体的に見えないものを理
解するのが苦手
③ 新しい変化に対応することが苦手
予定がはっきりしている生活を好む
④ こだわりをもちやすい
慣れ親しんだ行動パターンが安心
⑤ 感じ方が過度に敏感だったり鈍感だったりする
音・光・味・におい・暑さ・寒さ・痛みにズレ
⑥ 不器用さが目立つ
組み合わせ
⑦「はじめ」や「おわり」を理解するのが苦手
⑧ 話を集中して聞くことが苦手
⑨ 人の気持ちや状況を理解して合わせることが苦手
⑩ 何をしていいのか分からない状況に身を置くことが苦手
① 人と目を合わせることが苦手
目を合わせて会話しながら相手の気持ちを読み取る複合的なことはとても難しい
目は怖い ~ ストレス
② 目に見えないものに意味を見出すことが苦手
幾つかの意味を同時に組み合わせる想像力が弱い
③ 新しい文化に対応することが苦手
事前に伝える
④ こだわりをもちやすい
変化を嫌う
- 気持ちを安定させようとしている
⑤ 感じ方が過度に敏感だったり鈍感だったりする
⑥ 不器用さが目立つ
脳の同時総合機能が弱いので、手足など同時にコントロールして動かすことができな
い
⑦ はじめとおわりを理解するのが苦手
カート「はじめ」「おわり」
⑧ 話を集中して聞くことが苦手
短い話 + 視覚的なフォロー
⑨ 人の気持ちや状況を理解して合わせることが苦手
相手の傷みも想像できない
⑩ 何をしていいのかわからない状況に身を置くことが苦手
自由時間が苦手
→ 砕いて次に何をしたらよいか示してあげる
「発達障害の子にちゃんと伝わる言葉がけ」の紹介 1回目(前半)です。
出版社の案内には、
「発達障害の子は、目に見えない〈話し言葉〉を聞き取るのが苦手です。そのため、言葉 で言って聞かせようとしても伝わりにくいことがよくあります。本書では、『朝の支度
を次々とこなせない』『食べものの好き嫌いが多い』『何度注意しても同じことをやめ
ない』『口ごたえが多い』など、大人がイライラしがちな発達障害の子の問題行動ごと
に、適切・不適切な言葉がけの例を挙げ、どのように言葉をかけたら伝わりやすくなる
のか、自尊心を傷つけずに『できる』ことを増やしていけるのか、といった疑問にこた
えます。困ったとき参考になる、お母さんの体験談つき。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「生まれつき脳の機能に障害があって脳の多様な機能を同時統合的に働かせることがう
まくできない」
・「高機能~知的障害を伴わない、アスペルガー~ 言葉の発達に遅れのない」
- 高機能、アスペルガーが表す意味が分かります。
・「凸凹を理解した上で優れたところを伸ばす意識で!」
- 凸凹は誰にもあります。凸凹の幅が大きいのが生きづらさにつながります。さらに、 理解が一般社会に広がることを期待します。
・「人の気持ちや状況を理解して合わせることが苦手
相手の傷みも想像できない」
- この「行動特徴」による誤解が大きいと感じます。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「発達障害の子にちゃんと伝わる言葉がけ」佐々木正美 すばる舎 2015年 前半
◇発達障害の子が何度言っても「わからない」理由
□「早くしなさい」「やめなさい」がまるで効かないのは…
○ 目で見て理解することが得意
△ 見えないものに意味を見出すのがとても苦手
話し言葉を理解するのも苦手
□「できて当たり前」ができないのが発達障害
生まれつき脳の機能に障害があって脳の多様な機能を同時統合的に働かせることがうま
くできない
|
発達にアンバランスなところがある
自閉症スペクトラム(連続体)
↓ 高機能
~ 知的障害を伴わない
↓ アスペルガー
~ 言葉の発達に遅れのない
すべてまとめて「発達障害スペクトラム」
◎ この子たちは基本的に、まじめで素直で勤勉で、ある意味とても育てやすい子ど
もたち
↓
凸凹を理解した上で優れたところを伸ばす意識で!
<行動特徴>
① 人と目を合わせることが苦手
② 目に見えないものに意味を見出すことが苦手
話し言葉を聞き取ったり、相手の立場を理解するなど、具体的に見えないものを理
解するのが苦手
③ 新しい変化に対応することが苦手
予定がはっきりしている生活を好む
④ こだわりをもちやすい
慣れ親しんだ行動パターンが安心
⑤ 感じ方が過度に敏感だったり鈍感だったりする
音・光・味・におい・暑さ・寒さ・痛みにズレ
⑥ 不器用さが目立つ
組み合わせ
⑦「はじめ」や「おわり」を理解するのが苦手
⑧ 話を集中して聞くことが苦手
⑨ 人の気持ちや状況を理解して合わせることが苦手
⑩ 何をしていいのか分からない状況に身を置くことが苦手
① 人と目を合わせることが苦手
目を合わせて会話しながら相手の気持ちを読み取る複合的なことはとても難しい
目は怖い ~ ストレス
② 目に見えないものに意味を見出すことが苦手
幾つかの意味を同時に組み合わせる想像力が弱い
③ 新しい文化に対応することが苦手
事前に伝える
④ こだわりをもちやすい
変化を嫌う
- 気持ちを安定させようとしている
⑤ 感じ方が過度に敏感だったり鈍感だったりする
⑥ 不器用さが目立つ
脳の同時総合機能が弱いので、手足など同時にコントロールして動かすことができな
い
⑦ はじめとおわりを理解するのが苦手
カート「はじめ」「おわり」
⑧ 話を集中して聞くことが苦手
短い話 + 視覚的なフォロー
⑨ 人の気持ちや状況を理解して合わせることが苦手
相手の傷みも想像できない
⑩ 何をしていいのかわからない状況に身を置くことが苦手
自由時間が苦手
→ 砕いて次に何をしたらよいか示してあげる