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「発達障害の子にちゃんと伝わる言葉がけ」佐々木正美 すばる舎 2015年 後半 [読書記録 教育]

今回は、3月16日に続いて、佐々木正美さんの
「発達障害の子にちゃんと伝わる言葉がけ」の紹介 2回目(後半)です。




出版社の案内には、



「発達障害の子は、目に見えない〈話し言葉〉を聞き取るのが苦手です。そのため、言葉 で言って聞かせようとしても伝わりにくいことがよくあります。本書では、『朝の支度
 を次々とこなせない』『食べものの好き嫌いが多い』『何度注意しても同じことをやめ
 ない』『口ごたえが多い』など、大人がイライラしがちな発達障害の子の問題行動ごと
 に、適切・不適切な言葉がけの例を挙げ、どのように言葉をかけたら伝わりやすくなる
 のか、自尊心を傷つけずに『できる』ことを増やしていけるのか、といった疑問にこた
 えます。困ったとき参考になる、お母さんの体験談つき。」




とあります。




今回は、

・「『ちゃんと伝わる」言葉掛けのルール」
・「日常生活の『できる』がどんどん増える言葉掛け」

についてが中心ですが、発達障害に生きづらさを感じている子どもばかりでなく、どの子
どもにも生かせそうです。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「話し掛けるときは言葉の視線の中に入って言葉掛けを!」


・「指示を出すときは言葉と視覚情報を併用して」


・「注意をするときは軽い言葉で具体的かつ肯定的に」


・「できたことを認めてあげる言葉掛けを」



本日、勤務校は修了式。
しかし、明日の卒業式は全員出席のため、明日も顔を合わせることができます。






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☆「発達障害の子にちゃんと伝わる言葉がけ」佐々木正美 すばる舎 2015年 後半

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◇もう、叱らなくても大丈夫 「ちゃんと伝わる」言葉掛けのルール

 ルール① 
  「話し掛けるときは言葉の視線の中に入って言葉掛けを!」

目の前に行き関心を向けてから
 


 ルール② 
  「指示を出すときは言葉と視覚情報を併用して」

   口数は少なく - 混乱させない
     身振り、手振り、絵や写真を使って 



 ルール③ 
  「注意をするときは軽い言葉で具体的かつ肯定的に」

   肯定的に穏やかに



 ルール④ 
  「できたことを認めてあげる言葉掛けを」

   小さいことでもうんと褒めて







◇日常生活の「できる」がどんどん増える言葉掛け

1 できるだけ叱らない



2 どうしても叱らなければならないときは、軽い言葉で 



 3 叱った後は必ず褒める



 4 小さなことでも「できた」ことをほめる



 5 子どもが喜ぶ「ごほうび」を用意する

 

□グズグズ、モタモタに関すること

← どうしてか?



<ケース> 

 ケース① 
  「朝の支度を次々とこなせない」
   
   次にすることを教える-視覚支援ツール

   絵カード、文字カードのスケジュール


 ケース② 
  「トイレに行こうとしない」 

   絵や写真の指示をかく



 ケース③ 
  「なかなか着替えてくれない」

   楽しく会話しながら手伝う



 ケース④ 
  「食べるのに時間が掛かる」

   終わりの時間を伝える
    → 時計



 ケース⑤ 
  「簡単にできそうなことができない」

   できた喜びを共に喜ぶ

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