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「家族学ことはじめ」小此木啓吾 講談社 1999年 ② [読書記録 一般]

今回は、5月2日に続いて、小此木啓吾さんの
「家族学ことはじめ」2回目の紹介です。



出版社の案内には、


「人生の大半を一緒に過ごし、日常の悩みや喜び、将来の不安や希望をともにする家族。
 その形態は、時代とともに変化しているため従来の家族意識には歪みが出ています。長
 年精神科医として活躍してきた著者のこれまでの新聞、講演などからわかりやすいエッ
 センスを抜き出し、家族という小さな共同体の中でのそれぞれの役割の重要性を具体的
 に教えてくれます。」



とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「天からの授かりもの → 親が握っている」
「 母になることが『一種の身分保障だった社会』からの変化」


・「赤ちゃん - お母さんにダメ表情されたら目の前のものを触らない」


・「父はへその緒を断つ役割 = 母子密着の邪魔をする役割」


・「男女の愛情のモデルを示すこと 『父母は父母,子供は子供』」


昨日は妻と豊橋方面にドライブに行きました。
途中、偶然知った牟呂神社にお参りしました。
立派な神社でした。案内に、「ええじゃないか」発祥の地と書かれていて驚きました。
各地で起源論争もあるようです。


今日は浜松まつりの最終日。
子どもの日。勤務校の子どもたちも各町でお世話になっているので、中田島の凧揚げ会場に数名の職員でうかがいます。元気に楽しんでいる子どもたちを見られそうです。

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☆「家族学ことはじめ」小此木啓吾 講談社 1999年 ②

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◇育児

□子育ての意味を問い直すとき

 心の危機 = ジェナラティビティ・クライシス
(次世代を育てる心)



□妊娠・出産を巡る社会の変化

 天からの授かりもの → 親が握っている



母になることが「一種の身分保障だった社会」からの変化



□わが子と心を通わせる配慮を

 ディフィカルト・ベイビー  と  イージー・ベイビー



□母親の表情は子供への信号

「情緒応答性」
  - お母さんの表情を見ながらコントロール


 赤ちゃん - お母さんにダメ表情されたら目の前のものを触らない



□父と子の関係を軽視しないで
    
 父親の役割
  ① マザー・ファザー   代わりの母


   ② 父はへその緒を断つ役割 = 母子密着の邪魔をする役割

    「君はお父さんの後」


   ③ 逃げ場になるお父さん


   ④ 男女の愛情のモデルを示すこと

「父母は父母,子供は子供」



□我が子を愛せない母親たち

 子供を拒否する母親
「子育て困難症候群」~母性愛神話
① 価値観の変化


② 忙しさのレベルが違う特有な母と子の世界


  ③ 育児システムの変化




□新しい小さな生命を育むために

 マタニティブルー 5~10%

 対策 
  ① 自分自身で関わる 

  ② お父さん一緒 

  ③ 保育施設利用

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