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「いちばんやさしい教える技術」向後千春 永岡出版 2012年 ④(最終)  [読書記録 教育]

今回は 6月14日に続いて、向後千春さんの
「いちばんやさしい教える技術」4回目の紹介 最終です。



出版社の案内には、

「教えたのにできないのは、じつは100%教え方が悪いせい。教え方にはルールがあり、
 どんなことでも3つのパターンにあてはめれば、必ず教えることができます。誰かに教
 える、伝えるときに知っておきたい教える技術をやさしく紹介。」

とあります。


相手をよく観察して、できたらすぐに声を掛ける、現在特別支援教育に関わっていますが、
特別支援教育に大切な「技術」だと感じます。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「質問としてやってほしいことに目を向けさせる」


・「命令ではなく質問を使って相手の気持ちを動かす」
- 「○○してくれませんか?」と丁寧に聞くと、分かってくれることも多く…


・「人は自分の強みをたくさん言われるとモチベーションがあがる」


・「答えを引き出すような質問をするとストーリーが見えてくる」





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☆「いちばんやさしい教える技術」向後千春 永岡出版2012年 ④(最終)

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◇相手に理想的な態度を教えたいときは? 

※ 態度スキルの教え方

□「決断させること」を教えることはできる?

 相手の心に触れることで態度スキルを教えることができる




□「今やろうと思ったのに」と言われないために

 やればできる相手には「さあやりましょう」と言ってはいけない




□「さあやりましょう」と言わずにやってもらうには?

 × 「ボールをよく見て」

↓ テニスコーチ・ガルウェイ

◎ 「ボールはどんな回転をしているのか」

   質問としてやってほしいことに目を向けさせる

  


□決心の第一歩は質問されることから

 子どもも大人も命令されることは嫌い

 ◎ 命令ではなく質問を使って相手の気持ちを動かす

  


□分かっちゃいるけど始められない真相は?

 ◎ 自分というのはそう簡単には変わらない




□お説教は最も効果のない教え方

 ◎ 「なぜ必要か」「どんないいことがあるか」わかると態度が変わる




□対話をしながら相手の中にストーリーを作る

 ◎ 教える人は相手のストーリーづくりのお手伝いとなる




□答えは相手の中にある

 ◎ 答えを引き出すような質問をするとストーリーが見えてくる




□「やる気を出せ」というよりもやる気を出してくれる方法は?

 ◎ 人は自分の強みをたくさん言われるとモチベーションがあがる




□コーチングスキルを使えば相手の態度が変わる

 相手が「自分で学ぶことを助ける」 = コーチング




□コーチングを習得すると自分自身も変わる

 ◎ 相手をコーチングすることは自分をコーチングすること






◇向後千春(こうご ちはる)

 早稲田大学人間科学部教授 教育学博士

 1958東京生 早大一文卒 早大院(心理学専攻)

 1990 富山大学教育学部助手・助教授 → 早大淮教授

 2012年より現職
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