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「昔日本人はしつけ名人だった」武光誠 サンマーク出版 2006年 [読書記録 一般]

今回は、武光誠さんの、
「昔日本人はしつけ名人だった」の紹介です。




出版社の案内には、

「子どもは自由に育てるとダメになる。子のため自分のために忘れてはいけない大切なこ
 と。」

とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「嘘をつかないこと」
「苦労をいとわないこと」


・「小さな努力の積み重ねが大事を成就させる」


・「困っている人を見て,見ぬふりをしない」







浜松出身の女性講談師・田辺一邑さんの第11回独演会が8月18日(日)14時より、
浜松駅近くの浜松市地域情報センターホールで開かれます。
今回の演目は「青山士」他一席です。ゲストもいらっしゃいます。

青山士(あおやま あきら)さんは、静岡県磐田市生まれの土木技術者。
パナマ運河建設に関わった方として、知られる方だそうです。
不勉強なわたしは失礼ながら存じ上げませんでした。
楽しみです。

詳しいことは以下のサイトをご参照ください。
※浜松市文化振興財団のサイト
https://www.hcf.or.jp/calendar/detail.php?id=23106


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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

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☆「昔日本人はしつけ名人だった」武光誠 サンマーク出版 2006年

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◇人間として生きるための三条件

(1)誠実さ
    自分を偽らない 

    正直者

    うぬぼれが悪の根源



(2)潔さ
    地位や財産に執着しない 

    欲が人間を堕落させる 

    名を重んじる

(3)勤勉さ
     世のために役立つ仕事をする 妨げは享楽と嫉妬

     小さな努力の積み重ねが大事を成就させる





◎人間を信じられた時代に戻すために

「嘘をつかないこと」

  「苦労をいとわないこと」







◇人の間に温かな関係を築くために

□よりよい人間関係を築くために
「嘘をつかないこと」


 「苦労をいとわないこと」   +  「人情」「義理」


  「怠け者にならないこと」




□人情を大切にする - 思いやりを持つ

弱者をいたわる心をもつ

  二宮金次郎の厳しさと情け

 「人情」ある人間になるためのしつけ
 
   ~ 「困っている人を見て,見ぬふりをしない」 





□義理を重んじる - 筋を通して生きる

  他人との家族的つきあいが義理

  義理を重んじた奥州藤原氏


  貝原益軒 

   ◎「義方の教え」   子どもの悪いことを戒める


   ◎「姑息の愛」
    子どもの心に従い気ままにふるまわせること

      ↓
 
      わがままで正しい義理が分からない

×「あなたは悪くない。相手が間違っている」




□交際を広げて人間を知る

  義理にかなった人間 = 友達に対して最も適切な形で手助けできる人間
    

  親の行いが「人情」「義理」を育む 







◇大きな器を備えた聡明な人になるために
□人の上に立つために  ①信念をもつ ②度量を広める ③洞察力を付ける

①信念をもつ

強く正しい心 

 「志」をもたせるしつけ



②度量を広める - 多様な人間を理解する
人材活用
   
   まず,人を救う礼儀を身につける = 温恭に振る舞う子



③洞察力を付ける - 情報を的確に判断して先を読む

   先を見通す知恵  

    = 艱難に耐える子をしつける






◇目上の人を敬い家族の絆を守るために

 家風を重んじる … 代々受け継がれてきた親の教えに従う武士


 年長者を敬う  ・自分を押さえることを教える
・家族という基盤の大切さ








◇先人の貴重な戒めをきちんと活かすために

 子どもは親を見習って育つ 

 しつけが社会の質を決める
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