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(1)草柳大蔵さんはこんなことを④  (2)「子どもより親が怖い」諸富祥彦 青春出版社 ① 【再掲載 2011.11】 [読書記録 一般]

梅棹忠夫
 「文明とは腹の足しになるもの、文化とは心の足しになるもの」




今回は、7月28日に続いて、わたしの読書ノートから、
「草柳大蔵さんはこんなことを」4回目の紹介です。



草柳大蔵さん、静岡県の教育に深く関わっておられました。
「意味ある人」のキーワードは、いまも活きています。



今回も、グラフ社から出された「日本人のお行儀」からの紹介です。



出版社の案内には、

「日本はこの50年、忙しかった。礼儀や作法どころではなかった。子どもに教えている
 ヒマもなかった。作法はいま、再確認する時点にきているのではないか。人間関係とマ
 ナーについて語る50話。」


とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「スピーチの五分前くらいに「オレは上がっている」と三回唱えると気持ちが落ち着く」


・「洗練された語り口よりも愚直なメッセージが人の心をとらえる」


・「凡夫としての自覚 」


・「間違いをするのが人間,裁くのが神」


・「エンジェル係数説 」


もう一つ、再掲載となりますが、諸富祥彦さんの
「子どもより親か怖い」①を紹介します。
現場の状況を詳しく教えてくれます。



浜松出身の女性講談師・田辺一邑さんの第11回独演会が8月18日(日)14時より、
浜松駅近くの浜松市地域情報センターホールで開かれます。
今回の演目は「青山士」他一席です。ゲストもいらっしゃいます。

青山士(あおやま あきら)さんは、静岡県磐田市生まれの土木技術者。
パナマ運河建設に関わった方として、知られる方だそうです。
不勉強なわたしは失礼ながら存じ上げませんでした。
楽しみです。
詳しいことは以下のサイトをご参照ください。
※浜松市文化振興財団のサイト
https://www.hcf.or.jp/calendar/detail.php?id=23106

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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

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(1)草柳大蔵さんはこんなことを④

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☆「日本人のお行儀」グラフ社(4)

◇贈り物

 御中元 → 中元御礼



 御歳暮 → 歳暮御礼 歳暮御挨拶



 タブー
  ① 目上の人に「履き物」

  ② 感覚がないようになっているものは避ける

  ③ あとの手間・費用がかかるもの



 梅棹忠夫
 「文明とは腹の足しになるもの、文化とは心の足しになるもの」

 




◇巧いスピーチ3条件

 ① 平常心たれ  

  スピーチの五分前くらいに「オレは上がっている」と三回唱えると気持ちが落ち着く


 ② 名文句を引用するな

付け焼き刃を自白していることになる



スピーカーの真情
洗練された語り口よりも愚直なメッセージが人の心をとらえる


 ③ 短切


 




◇「聞き上手」3条件

 ① 相手の立場に立つ  

   筆記用具とメモ


 ② 冗談

   サービスに少しだけ笑ってやる


 ③ 態度


 



◇「養愚」の時を楽しむ

 凡夫としての自覚
   私のようなものでも…

正義派になるな

  「相共に賢愚なること」再認識を

 ※「養愚」
    愚であることの自覚を養うこと禅語

 




◇フタ

 飯茶碗のフタの上に汁碗のフタを重ねておく

 




会釈を忘れてどこへ行く

 「間違いをするのが人間,裁くのが神」


 モラルのいい加減な人間 = 「たがが緩んだヤツ」

        ∥

 近頃社会のたがが緩んできた


 エンジェル係数説
   人間の先決条件は自分を磨くこと
   忍耐・献身・誠実
現代は「付け加える時代」
 




◇グループに加わると人が変わる

 集団力学 
   カーライト,レビン








(2)「子どもより親が怖い」諸富祥彦 青春出版社 ① 【再掲載 2011.11】  


◇はじめに

「教師を支える会」
  ① 子どもたちへの対応

② 教師支援の難しさ

③ 親とのつき合い方




◇子どもより親が教師の悩みのタネ

 困った親6パターン
① すぐ逆ギレする親   

    素直に傷を認められず自分を守るため

  
  ② 生活が乱れ子どもに無関心な親

    親の愛情が欠けている


  ③ 教師を見下しクレームをつける親

    教師のやる気を奪う保護者


  ④ 学校・教師バッシングをする親 

    子どもに迎合する親


  ⑤ 授業参観でうるさい親

    人格未成熟


  ⑥ 親同士のトラブルを解決できない親






◇なぜ親は変わったか

(1)教師に協力的な「山口百恵世代」

   40年代前半に大きな分かれ目 42,43才

  「忍耐」「協調」「連帯」
     → プラスのフィードバッグが教師のモチベーションを高めた


(2)自己中心的な「松田聖子世代」

   親自身が個人主義で自己中心的 = 人間関係が苦手

   キレるのは傷付きやすいから


(3)我慢を知らない「浜崎あゆみ世代」

   何不自由なく育ったため我慢を知らない


 ※ 親と教師の相互不信が子どもをダメにする





◇教師を振り回す子どもたち

□子どもにコントロールされる教師たち
 
 遅刻して当たり前,携帯電話で話し始める
 
 子どもにとっての学級崩壊とは 
  … お祭り騒ぎ



□学級崩壊を導く落ち着きのない子ども

 教師にかまってほしい
  - 幼稚園の自由保育


 教師はADHDに対する理解を!
 

 ADHD 
   7% = 男子に多い

  落ち着きなく,注目されたがり,被害者意識を持ちやすい

    ↓

  ※ 本当はあまり関心を示さないのがよいが,教師がつい激しく叱りすぎるとパニッ
   ク状態に陥る

 ADHD児童に対しては人間としての自信,自己肯定感をどうやって持たせるかが大事




教師やクラスの子どもたちから「受け入れられる」実感

 
 冷めた眼差しで教師を観察する


 退屈に耐えられない
「注目・関心」をひきたがる子どもたち



退屈に耐えられない(欲求不満耐性が低い)


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