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「社会科の授業ミニネタ&コツ」上條晴夫・佐藤正寿 学事出版 2006年 ② [読書記録 教育]

今回は、9月28日に続いて、上條晴夫さん、佐藤正寿さんの
「社会科の授業ミニネタ&コツ」の紹介2回目です。



出版社の案内には、


「社会科の授業で使える『楽しく体験的に学べるちょっとした仕掛け』を集めたミニネタ
 集。子どもたちの心と目を授業・勉強・教師の方に向かせ、教室の空気・雰囲気を前向
 きで明るいものに変えるための工夫が満載。」



とあります。





今回紹介文より強く印象に残った言葉は…

・「都道府県3クエスチョンクイズ」


・「ダウトを探せ教科書版」


・「賛成・反対コンテスト」








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☆「社会科の授業ミニネタ&コツ」上條晴夫・佐藤正寿 学事出版 2006年 ②

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◇社会科でのミニネタ活用のコツ 佐藤正寿

□社会科でのミニネタ活用のメリット

1 何といっても楽しい

都道府県3クエスチョンクイズ
子どもたちが質問をして教師が考えている答えを当てる

・どの地方? 

   ・何で有名?





2 活動がバラエティに富んでいる

社会科の学習パターン

「課題設定」→「子どもたちが調べている」→発表してまとめる



  退屈 → それを打破するために

  打破策
   ・まとめてキャッチコピーを作る

・提案

   ・テンポよく都道府県名を覚える

・間違いや共通するものを探す

・クイズ出題 → 答え

・ミニロールプレイ(歴史人物になりきる)

・コンテスト形式でアイデアを競う

  ※ バラエティであることにより学習技能も幅広く育つメリット





3 活動のミニネタは応用が利く

 「3クエスチョンクイズ」 
   → 都道府県、歴史人物

世界各国


 「○×クイズ」


 「ダウトを探せ教科書版」





□授業で効果的な活用するコツ

コツ1 活用の場面を限定する

「弁士の絵」 
      せりふを考えてミニロールプレイ




① 最初に行う

  ↓

     「何を言っているのだろうか」 = 学習課題


    ② まとめとして行う方法もある



コツ2 シンプルに説明する

   「賛成・反対コンテスト」

自分で賛成の意見、反対の意見を同じ数ずつ書き、それをグループで発表する



グループで№1を決める


    説明のポイント
箇条書きにして、すべき活動を話す

必要なら「板書+例示」



コツ3 その授業で育てる学習技能を考える

例:地図読み取り技能、インタビュー技能、見学技能



このミニネタでどんな技能を付けたいのか → 目的に

    必要であれば目的を説明するのがよい



コツ4 ITを効果的に活用する

教科書、ノート → 実物投影機+プロジェクタ

ゲームやクイズ+IT
     


コツ5 明るい雰囲気で子どもたちをのせる 

・テンションを上げ話すトーンを変える

・子どもたちにかけ声や拍手を求める…教師自らも

  ・子どもたちの発言や動きにリアクションする


   「復習ビンゴ」



コツ6 変化をつける

地名探し → 時間を短く

「今日は○個以上探した人が合格!」



コツ7 社会科教科書・地図帳を使いこなす

・地図帳で探した地名を○で囲み、履歴を残す

・ヒントを出したいとき、「教科書の38ページのグラフを見てごらん」と指示を
     する

・教科書のミニネタの場合、教科書にどんどんメモさせる

・学校で使うミニネタを家庭学習のネタとして教科書や地図帳を使って行うよう
     にする



コツ8 活動を事前に告げておく



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