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草柳大蔵さんはこんなことを23 [読書記録 一般]

「親の欲望のレベルで染井吉野のように子供をつくっていないか?」



今回は、10月24日に続いて、わたしの読書ノートから、
「草柳大蔵さんはこんなことを」23回目の紹介です。





今回も、「「午前8時のメッセージ99話」(静岡新聞社)からの紹介です。


出版社の案内には、


「評論家・草柳大蔵が送る教育エッセイ『午前8時のメッセージ』と『続午前8時のメッ
 セージ』から、様々な角度で子どもの心を見つめ、輝く未来のために祈りを込めて語る
 珠玉の99話を選出し、再編集してまとめた書。」


とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「我が子に花を無理矢理咲かせるより自分が咲いてみたらどうですか…」


・「身体感覚をみずみずしくする時間を!」


・「子供は外で遊んで汗をかいてバタンと眠る」
- 昭和の子のイメージ!


・「人間の才能は環境だ。どんな人もその環境に応じて花咲くものだ」






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☆草柳大蔵さんはこんなことを23

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☆「午前8時のメッセージ」99話 草柳大蔵 静岡新聞社(2)


◇子どもの可能性を開く(2)

□染井吉野に学ぶこと

 東京駒込の植木職人が作った人工的な桜 ← 手を加えないとすぐ枯れる
 

   ↑


 私たちは美しい桜を作りすぎたのではないか。これが本当の自然か?





「子供が素直すぎる」とという反省があってもいい





親の欲望のレベルで染井吉野のように子供をつくっていないか?

我が子に花を無理矢理咲かせるより自分が咲いてみたらどうですか…

 



□ステージの上で子供は花開く

「父や母、姉と言った周囲の人たちが何かの立場を与えたとき、子供の内側に秘められて
 いた可能性がいっぺんに花開く」


 身体感覚をみずみずしくする時間を!

   揮毫感覚に接している時間が長い

 



□子供は外で遊んで汗をかいてバタンと眠る

 日体大・正木教授

「今の子供、ことに切れやすい子供は前頭葉がよく発達していない」

興奮   抑制

幼児 △ △  

低学年 ○ △  抑えが効かなくなる

高学年 ○ ○ バランスが取れる




 切り替えができる「大人型」に

 ※近年

  ・「興奮」の働きが強くなるのが遅くなり、高学年~中学校に

  ・「興奮」より「抑制」が先に強くなる発達の歪みが



 ※正木教授の提案

幼小全身を使う遊びを思い切りさせる熱中体験をいっぱいさせて興奮の強さを順調に
 発達させていこう

※ 正木武雄『さあはじめよう人づくり』(編集・静岡県)

 



□才能を育てるのは環境だ
   
 長野県松本市 
   鈴木慎一バイオリン教室


 鈴木慎一と平沢興(京都大学元総長)との対談

 鈴木慎一 独逸へ留学 アインシュタイン博士 6年間

「音楽学校でバイオリンを習って帰ってきても6年間アインシュタインは一度も音楽の話
 をしない。自分の家のリビングに若い芸術家作家詩人を集めて芸術表現の話をさせる。」





 帰国して… 
「人間の才能は環境だ。どんな人もその環境に応じて花咲くものだ」

  = 才能教育


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