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草柳大蔵さんはこんなことを24 [読書記録 教育]

「夫婦になるのは易しいが父母たることは難しい」 山本有三





今回は、10月27日に続いて、わたしの読書ノートから、
「草柳大蔵さんはこんなことを」24回目の紹介です。





今回は、「午前8時のメッセージ99話」(静岡新聞社)からの紹介です。




出版社の案内には、



「評論家・草柳大蔵が送る教育エッセイ『午前8時のメッセージ』と『続午前8時のメッ
 セージ』から、様々な角度で子どもの心を見つめ、輝く未来のために祈りを込めて語る
 珠玉の99話を選出し、再編集してまとめた書。」





とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「親から算数の面白さを働きかける必要がある」


・「『つ』がつく年齢に第一期の人格形成」


・「考えてほしいのは『量的ゆとり』ではなく『質的ゆとり』」


・「参観授業中の私語?」
- 大変気に掛かります。





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☆草柳大蔵さんはこんなことを24

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☆「午前8時のメッセージ」99話 草柳大蔵 静岡新聞社(3)



◇子どもの可能性を開く(3)

□新しい学校指導要領の数学

 ゆとり 
   二つの柱 
    ① 生きる力を与えたい

② 心の教育をしたい



 算数内容削減

  → 親から算数の面白さを働きかける必要がある



 九九 算数の基本はリズム 
 
   リズムに従って数字と上手に追っていくときれいな理屈論理

 




□子供をほめるタイミング

「つ」がつくことに全部ものごとを教える

「つ」がつく年齢に第一期の人格形成

   江戸時代
    三つで「躾」
  
 五つで「読み書き」

七つで「そろばん」


「育児」は「育自」である

  育てる人に育ってもらうことが大切



 ほめる 「○○しなさい」のあとほめても影響しない

※ 親が言わないのに子供が実行したことを見て「偉かったね、良く気が付いたね、良く
 できたじゃない」と言われると向上心に火がつく

 



□子供の心の栄養剤

 森信三 

 「もう死にたい」と思っている子は、と聞いたら40%の子が挙手

= いい子ぶる事を続けている?
   

 「わたしがわたしが」と言わない    



 陰徳 … 良いことを当たり前のレベルに引き上げる → 人格の形成
 




□「量のゆとり」ではなく「質のゆとり」を!

 考えてほしいのは「量的ゆとり」ではなく「質的ゆとり」

大人は忍耐していない → 今の量的ゆとりは大人の要求水準

    ↓ 「すぐに答えを出せ」

  ※ 子供が結果を出すまで待ってやろう

 



□お母さんと赤ちゃんの目の距離

 アマラとカマラ 
    アマラ7つ カマラ2つ - 狼に育てられた

見事に狼の仲間に適応


 おっぱい
  - 赤ちゃんとお母さんの目の距離は25~30㎝


 お母さんと赤ちゃんの目の距離で!

 




□母と子の間には情報連鎖がある

 食物連鎖 ~ 仏教語「縁」


 山本有三「夫婦になるのは易しいが父母たることは難しい」


 母子のつながりを大切に

 




□家庭で教育環境をつくろう

 昭和37(1962)年

  → 電気洗濯機、電気掃除機、電気炊飯器で3時間27分家事からの解放


          ↓

  カルチャーセンター
失った物事から得る知恵

   ↓

 体を使わないで知恵だけを得る = 加工された情報を知恵だと思っている


  → 参観授業中の私語?



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