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「やさしい日本語のインパクト」吉開章  [読書記録 一般]

今回は、吉開章さんの
「やさしい日本語のインパクト」を紹介します。



外国人児童の指導に当たって、大変参考になりました。


この十何年間、外国人のいない学級を受け持ったことがありません。
浜松市の公立学校には、多くの外国人籍の子どもが通っています。
学年だより、連絡帳への記入等にあたって、気をつけたらよいことが分かりました。


また、ここに書かれていることは、他の児童生徒、保護者にとっても、
大変役立つものだと感じました。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「はさみの法則」


・「1つの文には1つの動詞」


・「時系列  短い文  主語を入れる」


・「日本語でしか責任を取れない」







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☆「やさしい日本語のインパクト」吉開章(やさしい日本語ツーリズム研究会事務局長)

◇ローマ字表記の音は世界共通ではない

□はさみの法則
 
 「は」   ① はっきり言う

 
 「さ」 ② 最後まで言う

 
 「み」   ③ 短く言う







◇やさしい日本語

□はさみの法則にプラスして

 ④ 敬語は使わない → 「です・ます」 


 ⑤ 和語を使う


 ⑥ オノマトペは避ける


 ⑦ 方言を避け共通語を使う 

1つの文には1つの動詞



   時系列  短い文  主語を入れる






◇伝わっていないかもしれない指示

 ・朝8時に来ること

  → 来てください


 ・遅れないように

  → 8時に来てください


 ・閉めましょう 

  → 閉めてください







◇複合語は難しい







◇外国人にとっての日本語の難しさ







◇自動翻訳ツール「Voice Tra」

 日本語 - 外国語(31言語) - 日本語   チェックできる
(逆翻訳)

 
 AI翻訳 = 自転車







◇うなぎ文とこんにゃく文

□うなぎ文   

「私はうなぎ」

 → うなぎをください



□こんにゃく文 

「こんにゃくは太らない」

 → こんにゃくを食べても太らない







◇日本人はやさしい日本語を使えばよい
 
 日本語でしか責任を取れない

    ↑ 

 間違えてはいけない情報や、人権の保障に関わることは、専門の通訳にしかできない
                                    (裁判) 







◇「手話」が母語のろう者がいる

手話は日本語と全く別の完全な言語



ろう者にとって日本語は第二言語

ろう者と外国人は日本語を間違えるポイントが似ている

ろう者を下に見るのは不当






◇「やさしい日本語」3つめのやさしさ
  
 ①「易しさ」 - 分かりやすい言葉


 ②「優しさ」 - 優しい気持ち


 ③「寛容さ」 - さまざまな日本語に寛容な態度

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