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草柳大蔵さんはこんなことを27 [読書記録 一般]

「命の恐れを欠くところには教育は成立しない。命が育つのを助ける。先生と生徒とが向
 き合ってその欲しがっているものに向かって教育情報を与えていく。それで初めて教育
 というのが成り立つ。教育は聞くことから始まる。」 林竹二




今日は 学習発表会の代休。
一日のんびりといきたいところですが…。






今回は、11月 8日に続いて、わたしの読書ノートから、
「草柳大蔵さんはこんなことを」27回目の紹介です。





今回も、「午前8時のメッセージ99話」(静岡新聞社)からの紹介です。




出版社の案内には、


「評論家・草柳大蔵が送る教育エッセイ『午前8時のメッセージ』と『続午前8時のメッ
 セージ』から、様々な角度で子どもの心を見つめ、輝く未来のために祈りを込めて語る
 珠玉の99話を選出し、再編集してまとめた書。」




とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「金儲けの情報は増えたけれどそれに反比例して心の情報はどんどん減っていく」


・「松蔭先生は質問して分からないことがあると一晩寝ずに考えてくださる方だ。」


・「先生も生徒も一緒に育つのが学習だ!」


・「『あなたのためよ』が優しい虐待になることもある」





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☆草柳大蔵さんはこんなことを27

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☆「午前8時のメッセージ」99話 草柳大蔵 静岡新聞社 2009年 (6)

◇教育問題に迫る(1)

□森信三先生が示した愛の分かち合い

 金儲けの情報は増えたけれどそれに反比例して心の情報はどんどん減っていく



 森信三「立腰教育」原理
※ 子供たちが椅子の後ろの背もたれに手を回してキュッと背筋を伸ばすと自然に腰が
  ピンと立つ。腰が立つと授業の間に腹式呼吸をするようになる。



 森信三(1896~1981)
愛知県出身 京都帝国大学哲学科卒 神戸大学教授

  『青年に語る日本の方向』『学問の再建』

   (民俗学者・宮本常一さんが師範学校の学生時代の恩師=ハマコウ註) 

 



□教育は奥が深い

 松下村塾 

 「松蔭先生は質問して分からないことがあると一晩寝ずに考えてくださる方だ。」

 → 「この先生のためなら死のう」



 「狂」を持て!

「狂」 = 自分でも持て余してしまうような情熱



 教育は共育
「先生も生徒も一緒に育つのが学習だ!」



 江戸期の私塾 
   先生も生徒も一緒に燃えていた



 森信三『テストとは何か』

 



□教育の原点は命と向き合うこと

 林竹二
 「命の恐れを欠くところには教育は成立しない。命が育つのを助ける。先生と生徒とが
  向き合ってその欲しがっているものに向かって教育情報を与えていく。それで初めて
  教育というのが成り立つ。教育は聞くことから始まる。」

 



□中江藤樹と親孝行
   
 木鐸 

 = 木の舌のついた鉄製の鈴 

 → 法を説き導く人という意味

身をすり減らしてでも社会に警告を与えて鈴を叩く



 居酒屋を開く 
   安い金利で金貸し

いろいろな人が勉強をしに来る「愛敬」

↑↓

 ※ 江戸時代の後生に伝わるような学者は、経済的にうんと充実したところに座って勉
  強し、人に教えている

↑↓

中江藤樹 つましい生活、最下層の人に

 



□「あなたのためよ」が優しい虐待になることもある

 児童虐待 
   4種類
     ① 身体的虐待 

     ② 心理的虐待(言葉)

  ③ 性的虐待

     ④ ネグレクト、育児放棄

    |

 これ以外の虐待
① 優しい虐待 剣道師範の愛

  インナー・チャイルド


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