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「日本の地名がわかる事典」浅井建爾 日本実業出版社 1998年 ① [読書記録 一般]

今回は、浅井健爾さんの
「日本の地名がわかる事典」の紹介1回目です。




出版社の案内には、


「日本にある地名の一つひとつに由来がある。地名に秘められた幾千もの物語-地形、歴
 史、人物、故事、市町村合併など一言では語り尽くせない地名誕生の秘話・由来。楽
 しみながら博識になれる知的ガイドブック。」


とあります。




わたしは「地理学教室」で学んだこともあり、地図が好きです。
地名にも興味をもっています。





今回紹介文より強く印象に残った言葉は…

・「人口密度も西日本の方が高い」


・「マチ-東日本に多い  チョウ- 西日本に多い」


・「地方自治体法により同名の市は認められず
 例外 府中市(東京都と広島県)」


・「和銅年間(708~715)
国策により中国に倣って地名を2字の好字に強制的に解消させられた。」



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☆「日本の地名がわかる事典」浅井建爾 日本実業出版社 1998年 ①

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<バラエティに富む日本地名>

◇地名の密度は西高東低  

 人口密度も西日本の方が高い







◇マチとチョウ

 全国3232の市町村(1997年時点)
   町「チョウ」「マチ」



 静岡県 マチは1/48(森町のみ)
全国1993町(平成9年)

    マチが737(37%)チョウが1256(63%)

   マチ - 東日本に多い 

   チョウ- 西日本に多い







◇沖縄 

 城(グスク) 村(ソン) 

 村(ソン)は近畿以西に集中








◇日本の地名

 多い順に 
  
 川 田 山 大 野 島 津 東 原 和 上 南 三 北 小 西
 
 中 高 日 木 美 内 城 松 井 






◇同名の市

 地方自治体法により同名の市は認められず


 例外 府中市(東京都と広島県)


 旧国名を冠に 
   長野市 河内長野市(大阪府)

郡山市 大和郡山市(奈良県)

村山市(山形県) 武蔵村山市(東京都)

清水市 土佐清水市(高知県)

  高田市(現上越市) 陸前高田市(岩手県)大和高田市(奈良県)

豊後高田市(大分県)

   八幡市(現北九州市) 近江八幡市(滋賀県) 八幡市(京都市)
   守山市(現名古屋市) 守山市(滋賀県)



 ※ 日本人は旧国名に強い愛着と郷愁

伝統工芸市、名産品、店の屋号


 その他 
   常陸太田市、美濃加茂市、尾張旭市、泉大津市、泉佐野市、伊予三島市







◇旧国名を名乗る都市

 ほとんどは市町昇格時に生まれた新しい地名



伝統地名を最も粗末にした自治体







◇地名

 漢字二字が主流

市町村名 漢字2字(80%)漢字1字(15%)その他(5%)



和銅年間(708~715)
国策により中国に倣って地名を2字の好字に強制的に解消させられた

  それ以前 三字 一字も


 旧国名 和泉 - 古くは「泉」の国 → 「和泉」

   木の国 紀の国 → 紀伊


 かつて毛野国 (大化の改新)上毛野  上野

下毛野 下野

 烏瑳箇 → 小坂 → 大坂 → 大坂

 最近乱れ始め三字、四字、漢字ひらがな組み合わせ


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