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草柳大蔵さんはこんなことを33 [読書記録 一般]

「今の日本は進歩と無気力が同居しています。だけど、本当に無気力だろうか。人々
 が、ささやかなことに込められている感動的な話や振る舞いについて知らないから
 じゃないか。その感動を呼び起こすことによって、日本は進歩の芽を育てていくこ
 とができるんじゃないか」  加藤シヅエ






今回は、11月27日に続いて、わたしの読書ノートから、
「草柳大蔵さんはこんなことを」33回目の紹介です。





今回も、「午前8時のメッセージ99話」(静岡新聞社)からの紹介です。




出版社の案内には、


「評論家・草柳大蔵が送る教育エッセイ『午前8時のメッセージ』と『続午前8時のメッ
 セージ』から、様々な角度で子どもの心を見つめ、輝く未来のために祈りを込めて語る
 珠玉の99話を選出し、再編集してまとめた書。」


とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「フリーター三種類」


・「イタリアの魅力 = 社会の根底に家族 
  『互いに癒し合う』
  『互いに心を助け合う』」


・「三道楽   ①園芸 ②釣り ③学問 」


・「『古書を古読せず雑書を雑読せず』(金原明善)」
- 郷土浜松の偉人金原明善。(かなり)昔は教科書にも…。






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☆草柳大蔵さんはこんなことを33

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☆「午前8時のメッセージ」99話 草柳大蔵 静岡新聞社 2009年 (12)

◇日本の今を歩いてみると(2)
 
□若者と人間関係

 フリーター三種類

①「やつし型」    はっきりした目標 - 自分で頑張る


  ②「おもしろがり型」 おもしろい仕事だからやるが組織は嫌


  ③「フリーター以外やれないからフリーター型」

= 他人と関係を持ちたくない

 



□イタリアの魅力

 社会の根底に家族 
  「互いに癒し合う」

  「互いに心を助け合う」









◇「意味ある人」(1)
 
□「道楽」は学問の原点

 三道楽
  ① 園芸 

  ② 釣り 

  ③ 学問

  ※ 神沢貞観『翁草』高瀬舟の原点

 


□「古書を古読せず雑書を雑読せず」(金原明善)

 金原明善 

 「私の家、土地、家屋、資産を全部担保にしますから公的資金を導入してください 」



公の仕事をするために自分個人の財産を担保にした

 <天竜川改修工事>

古書も雑書も全部自分の問題意識の中で読む!

 



□五知

 ① 難を知る 


 ② 時を知る 

 
 ③ 足を知る 


 ④ 退を知る 


 ⑤ 命を知る





□功徳天と暗黒天

 



□何をしたかではなくどう生きたか

 志賀直哉 『氷川清話』

   象は死につつ次の世代の食糧を確保する

 



□神はアンコールに応え給わず

 直井潔 『クコと道路工事』

 



□人づくり推進委員会の報告

 寄付 - キリスト教の慈善行為 

      ベンチにマーク?

 みんなが問題を共有

 



□「意味ある人」を体現した人

 鳥海明子 
   昭和4年生の歌人

養護施設の選択夫として26年間

糖尿病にかかる 
    ← 支えとなったのは故郷と貧乏と子供

自分が歩いた跡がそのまま道になってしまう


 


□「意味ある人」になりにくい状況

 河井寛次郎 陶芸家

「道を歩く人。歩いた跡が道になる人」



 ※ もう既に大道になっている道を上手に歩いていく人ではなくて歩いていった跡が道に
  なる人。



若者宿
    戦後 上下関係、秩序、規律がなくなってしまった


    ↑↓

  家庭の中の囲い込み
①母は親の過保護 ②個室 ③進学塾の囲み

→ 人間関係の不足
   

 加藤シヅエ
「今の日本は進歩と無気力が同居しています。だけど、本当に無気力だろうか。人
  々が、ささやかなことに込められている感動的な話や振る舞いについて知らない
  からじゃないか。その感動を呼び起こすことによって、日本は進歩の芽を育てて
  いくことができるんじゃないか」


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