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大西忠治さんはこんなことを ①-「授業づくり上達法」民衆社 1987年 ① [読書記録 教育]

「授業を見るのなら教室の前の方から,子供の顔が分かる位置から見るべきだ。」
斉藤喜博



今回は、わたしの教育ノートから、
キーワード「大西忠治さんはこんなことを」1回目、
「授業づくり上達法」1回目の紹介です。



出版社の案内には、


「だれも語らなかった基礎技術。大西忠治氏が30年をかけて追求してきた『見る』『動
 く』『書く』『評価する』といった授業つくりの技術が、今鮮やかに甦る。教育技術のベ
 ストセラー、待望の復活!」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「技術の重要さ - 誠意と情熱は基礎」


・「四分六の構えで板書する = 身体を斜めにして板書」


・「背中で子供を見られるようになればベテラン」


・「目で聞き耳で見る」



一昨日の中日新聞東海本社版朝刊に、小中学校の同級生である、
講談師 田辺一邑さんの記事が載っていました。
山葉寅楠、井伊直虎、田畑政治、豊田佐吉などなどに続いての創作講談の紹介でした。
次は「鈴木道雄」(スズキ創業者)の講談ということ。楽しみです。

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☆大西忠治さんはこんなことを ①-「授業づくり上達法」民衆社 1987年 ①

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◇メッセージ
  
 技術の重要さ  
  - 誠意と情熱は基礎


 一年に二つか三つ



子供との協力があってこそ効力発揮(技術の裏側に教育観)





◇四分六の構え (大西忠治)
 
□四分六の構えで板書する

 = 身体を斜めにして板書 

   視界の六分で子供の顔を見る



□背中で子供を見られるようになればベテラン
  
 どうしても黒板に身体を向けるとき

背中で問答…課題を指示してから


 子供の発言を聞くときも,特定の一人に話すときも四分六の構えで





◇子供を見て授業しているか(大西忠治)
 
□流れる視線ととらえる視線

 斉藤喜博

 「授業を見るのなら教室の前の方から,子供の顔が分かる位置から見るべきだ。」
   
  せめて教室の横のできるだけ前の方から  

  教師の視線を重視
 


□とらえる視線を身につける

「顔を向けてくれているが,一人だけ心を向けてくれない人がいます。だから,もう少し
 待ちます。」


子の目,表情で分かる



子供の心の動きをつかみながら授業をしようという自覚が「とらえる視線」  

  ↓


 反応如何で授業内容,仕方,スピードを変えなければならない

<子供と一緒に作り上げる授業>

 ・ まず見る子を一人だけ決めておくこと  

 ・ 発見してから帰る





◇目で聞き耳で見る
  
 複合的指導 

   一つの行為をしながら他の教育的注意


 教師は目でも聞く  

   一斉問答 みんなに何かを一斉に唱和させる
  

 教師は耳でも見る  

   板書しながら問いかける-子供の声の違いを聞き分ける

 




◇立つべき位置を意識しているか  
  
 二種類の「四分六の構え」 
   黒板の右と左で


 重要な発問・説明
   教卓の前に


 個人問答の時  
   発言する子供との間になるべく多くの子供を抱え込む位置に移動する         
・ 子供も大きな声に

   ・ クラス全体に向けての質問に
  

 子供に接近して問答するとき



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